親からは見えない!中学生が勉強しない5つの理由

こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。

お母さん

「ほんと勉強しないんです!」

中学生の親御さんがみんな持っている、勉強でのお悩みナンバー1がこれですね。

こうしたご相談は数え切れないぐらいにいただきましたが、よくよく話を聞いていると、

「それでは変わらないだろうなぁ」

というアプローチを取られている方がほとんどです。

親としては、愛情からついそうしてしまうのですが、愛が深すぎるあまりに大事な視点が抜け落ちていたりします。

そこで、今回は愛情が深すぎるあまりについ親が見逃してしまいがちな、中学生が勉強しない理由について。過去1000人近くの中学生を指導してきた経験をもとにお伝えします。

 

理由1:楽しくないから

シンプルですが一番大きな理由です。
人間は「楽しいこと」に対しては、とめどなくやる気が出てきます。

好きなことをしていたらつい時間を忘れてしまった、という経験は誰でもありますよね。

特に中学生にとっては「楽しい」という行動原理はかなり大きい。

「ゲームばっかりして!!」

なんてよく聞きますが、はっきり言って、誰でも勉強をしているよりもゲームしてる方が楽しいじゃないですか。

だから勉強せずにゲームばっかりしてるんですよね。

 

では、勉強してもらうにはどうすればいいのか?

それは勉強も楽しくできればいいんです。

楽しければやります。

で、楽しく勉強するのには「成功体験」が必須

「できる」ことによって、勉強が楽しいと感じられるのです。

 

そもそも、ゲームがなぜ楽しいかというと、成功体験が簡単に得られる仕組みになっているからです。

強い敵を倒すために、レベル上げをする。
次のステージをクリアするために、新しい武器を手に入れる。

ゲームには必ずクリア=成功があって、手のひら一つで簡単に成功体験を得られるから楽しい!と感じられるわけです。

人間の本能的な部分で「成功体験」=「楽しい」とプログラムされているんですよね。

なので、勉強を楽しくするためには、勉強を「できる」ようにしてあげることが一番の解決策です。

できる⇒楽しい⇒勉強をする

という流れに乗せてあげたら、あとは勝手に勉強してくれます!

 

理由2:やる意味が分からない

 

勉強して何の役に立つの?

中学生

タメになるっていうけど、いつタメになるの?

中学生

こうした質問もなかなか多くの場面でいただきます。

おそらくあなたも一度は経験があるのではないでしょうか?
この質問に対して正攻法で答えてはいけません。

よく、

「勉強して良い学校に行けたら、将来いい会社に勤めてお金がたくさん貰えるから」

みたいに、将来のメリットを伝えてしまいがちですが、これでは中学生には響かないんですよね。

なぜなら、そのメリットをリアルに想像できないからです。

 

基本的に、人間は経験していないことをリアルに想像するのが難しいのです。

中学生にとって、まだ経験していない高校や大学の話はまったく想像できない世界。
ましてや会社のことなんてさっぱり。

逆に、「うるさいなぁ」という反発を生むだけです。

そんな状態の子どもたちに将来の話をしてもまったく響きません。

じゃあ将来のことは一切話してはいけないか?

というと、そうではありません。

将来のことは「勉強しなさい」という話がテーマの時は控えた方が良い、という意味です。

将来の話はもっと別の話がテーマの時にしてみてください。

例えば、ドキュメンタリーを観て一緒に感動しているときとか。

本を読んだり番組を観たりすることで、実際に経験していなくてもまるで経験したかのような感覚に陥ることがありますよね。

これを追体験といいます。

体験していないことはリアルに想像できませんが、追体験によって具体的なイメージが浮かぶこともあります。

こうした時にこそ、将来の話が有効になります。

将来の話をするときにはタイミングが超重要!!!なのです!

理由3:親への反発として親が望まない行動をあえて取るため


親子ケンカをして信頼関係が一時的に崩れていると、親が望まない行動を取るためにあえて勉強しないという場合があります。

このケースは「勉強しなさい」という親の一言が引き金になるのが圧倒的に多いです。

「いつまでゴロゴロしてるの!早く勉強しなさい!」

「もー!!!今やろうと思ってたのにー!!!」

となったらゲームオーバー。

反発を招いたら絶対に勉強しません。

 

子どもは「親の言うことを聞かないといけない」ということは頭で分かっているので、一時的に勉強するようなそぶりを見せますが、同時に心ではやりきれない思いを抱えています。

そのモヤモヤをどうやって消化するか?というと、あえて親が望まない行動をとることで消化します。

つまり、勉強しないということです。

勉強してもらおうと思ったら、もっと別のアプローチが必要なのですが、これはまた別の機会にお伝えします。

ひとまず、「勉強しなさい!」は絶対禁句ということだけ肝に銘じておいてください!

中学生にアドバイスする際のコツはティーチングとコーチングの使い分け! 反抗期の中学生に伝わる叱り方のポイントを知っていますか?

 

 

理由4:何をしたらいいか分からないから

勉強はしないといけないものだと分かっていても、なかなかできない。
全然はかどらない、って場合があります。

これは、ほとんどの子どもが勉強の仕方を習ってないからです。

  • 何をやったらいいかわからない
  • どうやってやったらいいか分からない

となって当然です。

知らない土地に一人で降ろされて「○○まで行きなさい」って言われたら誰でも困りますよね。

「え!?どうしたらいいの!?」状態です。

何をしたらいいかわからないのに、やる気になるはずがないんですよね。

 

山本五十六の有名な言葉ですが、

やってみせ 言って聞かせて させてみて
ほめてやらねば 人は動かじ

という言葉があります。

 

「勉強しなさい」ではなく、

「勉強はこうやってやるんだよ」と、正しい勉強の仕方を手ほどきしてあげることが大切です。

勉強しなさいと言われても、勉強の仕方が想像できないから、何していいか分からないしやる気にならない。

勉強の仕方を教えて「こうやってやるんだな!」と想像できるようにしてあげれば、勉強に取りかかるハードルが格段に下がって勉強するようになります。

英語の成績が平均点前後で伸び悩む中学生へ勉強の仕方のコツを伝授します! 点数が伸びないなら要チェック!正しい間違い直しの仕方とは?

 

理由5:やってもムダだと思っている

やる気って、

  • 自分ができること
  • 自分がやってみたらできそうなこと

にしか起こりません。

「やってもムダ」と思ってるとしたら、勉強する気にならなくて当たり前なんですよね。

 

じゃあ、なんで「やってもムダ」と思ってしまうのか?

それは、勉強をやったけど結果が出ないという経験を過去にしているから。

がんばったのに、結果がついて来なかったらやってもムダと思ってしまうのも無理はありません。

 

ここでもやっぱり「勉強の仕方」がキーワードなんですよね。

勉強の仕方をきちんと習ってないから、自己流になって結果が出ない。

そうすると「どうせわたしは頭が悪いから・・」となってしまう。

で、やってもムダと思い込んでしまった結果、勉強をしなくなる。

そうすると余計についていけなくなって、以下は無限ループですね。
こうなったら最悪です。

やってもムダという経験からくる自分へのマイナスイメージほどその子の可能性を奪うものはありません。

まとめ

中学生にもなると「勉強しなさい!」だけでは勉強しません。

特に、将来のことを想像するのが難しい中学生だからこそ、気持ちを尊重しながら勉強の動機付けをしてあげることが大切です。

子供の行く末を案じる上から、つい勉強するという行動だけで評価してしまいがちですが、行動の手前には気持ちがあります。

その気持ちを尊重しないまま勉強させようとすると、どうしても反発を生んでしまいます。

一人の大人として気持ちに配慮しながら、適切な方法で勉強の動機付けをしてあげたいですね!

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