これで失敗しない!テスト勉強の計画を立てるなら絶対に守るべき3つの鉄則

明日テストなのに全然やること終わっていない…

中学生

勉強計画を立てたけど全然上手くいかなかった…

中学生

私ってつい計画を先延ばしして最後まで終わらない、やっぱりダメだ…

中学生

こんなふうに思っているとしたら、この記事はあなたのための記事です。

こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。

テスト勉強の計画を立ててもなかなか上手くいかないのは、よくある話。
あなたがダメなのでは決してないんです、安心してください。

計画を立ててスムーズに進められる人もいれば、
計画を立てても全然計画通りにいかずに途中で挫折する人もいます。

この違いはどこにあるのでしょうか?

それは、勉強計画の立て方にあります。

計画通りに進められる人は、実は計画を立てる際にうまくいく計画の立て方をしていて、
そうではない人は、計画を立てる時点で失敗しています。

というわけで、今回はテスト勉強の計画を立てるなら絶対に守るべき3つの鉄則について紹介します。

テスト勉強計画を立てる際に守るべき3つの鉄則

それがこの3つ。

  1. 詰め込みすぎない
  2. 小さな締切を作る
  3. やるべきことを具体的にする

ひとつずつ見ていきましょう。

詰め込みすぎない

計画を立てるときにまず大切なのは、あれこれと詰め込み過ぎないこと。
詰め込んでも大体終わらないんですよね。

実は、人間って時間を見積もるのが苦手なんです。
ある研究によると、人は自分が「これぐらいかかるだろう」と見積もった時間よりも、実際にかかった時間は2倍程度になる、ということが分かっています。

これは「計画錯誤」と呼ばれています。

この計画錯誤を研究したのは、ノーベル経済学賞を受賞したこともあるダニエル・カーネマンという超優秀な学者なんですが、
なんとこの方自身が、ある教科書を作成する際に、

「あと2年で終わると見積もっていたけど、実際は8年かかった」

という経験をされています。笑

4倍ですよ、4倍。

分かっていても、こうなってしまうんですね。
それぐらい人間って、実際にかかる時間を見積もるのが苦手ってことです。

なので、計画を立てているときに注意したいのは、詰め込み過ぎないこと。
自分が思っているよりも終わらない!
ということを頭に入れて計画を立てることが大事です。

計画を立てる時は、できると思った量の半分ぐらいにして、余裕を持った計画を立てましょう。

裏を返せば、これはスタート時期に注意ということでもあります。
やるべきことがたくさんあるなら、スタートを早めにしなければ、終わらないよ、ってこと。
いずれにしても、「自分が思っているより終わらない」ということを知っておいて、テストまでの計画や準備を進めていきましょう。

小さな締切を作る

計画を立てるときには、「小さな締め切り」を作りましょう。

締切が無いと、人はなかなか行動できません。

これは夏休みの宿題を思い出してもらったら早いかなと。。笑
どうしても夏休みの宿題って、ギリギリにならないとやらないですよね。

人間ってそういうものなんです。
意志の力だけではどうにもならない。

裏を貸せば、締め切りが近づいてくると行動できるということでもあります。

この性質を逆手にとってしまうのが、計画を立てるときのコツ。
小さな締切を、事前に作っておきましょう。

例えば、テスト3週間前からテスト勉強をスタートするなら、

●テスト2週間前までに、英語の問題集を1周する
●テスト1週間前までに、英語の問題集の2周目と、単語の暗記をする
●テスト3日前までに、×の復習をして解けない問題を無くす

といった具合に。

うまくいかない人は、
テストまでに英語の問題集を完璧にする!
のように、締め切りを「テスト当日」に設定してしまいがち。

でも、それだと夏休みの宿題と同じように、直前にならないと取りかかれない。

その結果、、、
ヾ(0д0∥)ノ
↑こうなります

これを防ぐために、上の例のように、テスト当日よりも前に小さな締切を設定してみてください。

ただし、締め切りを設定していても、心のどこかで
「まだ時間があるからいいや」
と思ってしまいませんか?笑

ぼくはそのタイプですが、そう思ってしまう人は、

●締め切りを破ったときの罰ゲームを自分で決めたり、
●ご褒美を自分で決めたりして

「締め切りを守る理由」を作って、取り組んでみることをオススメします。

行動する理由のある締切を作れば、人は行動できます。

結果的に先延ばしを防ぐことができます。

やるべきことを具体的にする

計画を立てるときには、やるべきことを具体的にすることが重要です。
これも人間の性質なのですが、人はやることが具体的に決まっていないと、なかなか行動に移せないからです。

例えば、勉強の計画を立てるときに、

●次は英語の勉強を頑張る

という目標や計画にしていたら、要注意。

これでは、具体的に何をしたらいいのかが見えてきません。
結果、行動につながらないんです。

そこで、もっと具体的に決めてみましょう。

例えば、
●英語の勉強をする
よりも、

●英語の「学校のワーク」をする
の方が良いです。

さらに言えば、
●英語の「学校のワーク」p10-16をする
の方がもっと良い。

計画を立てる際には、やるべき問題集+ページ数を決める、と覚えておいてください。

「ま、明日にすればいいか」とつい先延ばししてしまう人は、これだけでもずいぶん変わります。

具体的にするのはせいぜい3日〜1週間前ぐらいの予定だけ!

ただし、注意しておいてほしいのは、何週間も先の予定を具体的にしないでください。

せっかく具体的に計画を立てても、予定なんてすぐに変わってしまいます。
風邪を引いたり、急に部活の試合が入ったり、委員会の仕事が舞い込んできたり。

で、計画通りにいかなくなってしまいます。

すると、

「もう計画通りにいってないし、どうでもいいや」ってなってしまいませんか?笑

これは心理学では「どうにでもなれ効果」と呼ばれています。

これを防ぐためには、せいぜい3〜4日、長くても1週間単位で、やるべきことを具体的にするようにしましょう。

「小さな締め切りを事前に作っておく」と組み合わせて、3〜4日ごとに締め切り+具体的な計画を立てていくのもいいかもしれませんね。

そのあたりは、自分で工夫して自分に合ったやり方を見つけてみてください。

まとめ

計画をスムーズに進められる人は、計画の立て方が上手です。

彼らは、計画を立てる際に、

  • 詰め込みすぎず、
  • 細かく小さな締切を事前に作って、
  • やるべきことを具体的にする

というポイントを守って計画を立てています。
これらのポイントから外れた計画を立てても、なかなかうまくいきません。

もしあなたが、この鉄則を破って計画を立てていたとしたら、それはあなたがダメだからではないんですね。
人間ってそういうもの、自分を責めなくてもいいんです。

これからは、ぜひこうした鉄則を守って、計画を立ててみてください。

きっとうまくいくはずです!

久松

勉強計画を立てたら、次は勉強の進み具合をチェックする仕組みづくりをオススメします!

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