という中学生のために、テスト勉強の仕方について完全マニュアルを公開します。
もしあなたが勉強を頑張っているのに伸びないとすれば、めちゃくちゃテンション下がりますよね?頑張っても意味ないと思っちゃいませんか?
でもね、安心してください。
頭が悪いんじゃなくて、勉強のやり方が悪いんです。やり方なんて少しコツを掴めばすぐに身につきます。そうしたらもっと勉強は楽になるし、点数も上がります。
「やってもムダ」なんて諦める前に、まずはやり方をちょっとだけ変えてみませんか?
これから紹介する10個のステップを順にクリアしてください。
何をすれば勉強したことになるのか?を理解する
ここでは“できない”を“できる”に変えるのが勉強ですよ、というお話をします。
そもそも勉強って何でしょうか?
何したら勉強したことになるんでしょうね。普段勉強してると思うんですけど、学校とか家でもしてますよね。じゃあお勉強って何?って言われたらちょっと答えにつまらないですか?
で、詰まって出てきた答えが、問題集を解くとか教科書を読むとか、漢字を書く、単語を書く、ノートをまとめるとかこういった答えが出てくるんじゃないかなって思うんですよね。
でもこれは全部違います。違って言うとちょっと語弊があるんですけどね。これをやることが勉強の本質ではないんですね。
じゃあ何をしたら勉強したことになるのか?
できないをできるに変えたら勉強したと言えます。これはめちゃくちゃ大事なことです。
この後のレクチャーでも常に“できない”を“できる”に変えるが勉強だよっていう話をするのでぜひここで覚えてください。勉強っていうのは“できない”を“できる”に変えることです。
もう少し分かりやすく言うとバツからマルに変えるのが勉強です。
問題集解いたら分からないところってありますよね?できないところってありますよね?で、そこってバツを打ちますよね。そのバツをマルに変えるのが勉強だと思ってください。
でバツからマルに変わってなかったらそれは勉強とは呼べないんですね。元々バツっていうのはできないっていうことですよね。できないができないのままだったらそれは勉強じゃないんですね。
自分ができなかったところをマルに変えて、初めて勉強したと言えます。つまり何をやったかではなくやった結果どうなったか、結果が大事なんです。
ものすごい大事なんでもう一回言いますけど、勉強っていうのは何をやったかではありません。やった結果、何かをやった結果どうなったか、これが大事なんです。
問題集解きました、教科書を読みました、漢字書きました、単語が来ました、ノートまとめました。
「で、どうなったの?」
これが大事なんですね。やった結果バツだったものがマルに変わった、これが勉強です。バツのものがバツのままこれは勉強じゃないっていうことですね。
で、「マルになった?」
この質問をいつもしてみてください。自分に問いかけてみてください。勉強するとき、問題集解いたり分かんないところ調べたり色々しますよね。で、それが終わった時に自分で自分に「で、マルになった?」と質問してみてください。
マルになってなかったら、それは勉強したことにならないんですね。なので、そのままで放っておかずに、これからじゃあ何にしたらいいんだろうな、私に足りないのって何なんだろうな、こんなふうに考えてマルに変わるようにやるべきことをやってみてください。
勉強を始めるための準備を整える
テスト勉強に取りかかる前に、最低限の準備を整えられていますか?
なぜ準備が大事なのかというと、なんせテスト前は時間がありません。事前に効率良く勉強を進められる準備は必須です。
基本的には次の3つのグッズを用意してください。
3つのグッズ
別に大した話じゃないんですけど、まずは基本的な物をしっかり揃えましょう!という話です。
問題集・ノート・参考書の3つですね。点数を取るためには、良い道具を使うことはやっぱり大事なんですよね。
なんでもいいじゃん、って思うかもしれないんですけど、良い道具を使って、正しいやり方でやっていくことで、勉強効率が上がります。なので、おろそかになりがちなんですけど、まずはしっかりと問題集・ノート・参考書の3つは揃えましょう。
じゃあどんな問題集や参考書を選んだらいいのか?問題集をどうやって使ったらいいのか?については、こちらの記事に詳しくまとめておきます。
まずはできないところを見つける
勉強はまず最初に「できない」ところを見つけるところからスタートしてください。
なぜなら…
できない→できるに変える3ステップ
「できない→できる」に変えるのが勉強だから。
最初に「できない」を発見しないと、スタートできないんですね。
だから、まずはできないところを見つけましょうというのが最初のステップになります。できないところが見つかったら、そのできない原因を突き止めましょう、これがステップ2ですね。最後のステップ3は、できない原因を解決しましょう。こんな感じで、“できない”ところを“できる”に変えていくのが正しい勉強のやり方です。
例えば、あなたが歯が痛くなったとしましょう。治療しないといけませんよね。最初は、歯が痛いって気づくのがすべての始まりですよね?
勉強もこれと同じで、最初は、バツを探すところからスタートになります。
このバツを探すときに、いくつかのポイントを守らないといけません。
できないところを見つける際の注意点については、この記事で詳しく解説しています。
できない原因を突き止める
できないところ、つまり×のところをもう発見できましたか?
おめでとうございます。これでステップ1はクリア。つづいてステップ2へと移りましょう。
ステップ2では「できない原因」を突き止める作業をします。
なぜわざわざできない原因を突き止めるの?
と思っていませんか?
確かに面倒だと思います。でもね。
原因を正しく突き止めたら、もう解決したようなものなんです。
例えば、歯が痛いとします。「なんか歯が痛いなあ。なんでだろう?」と思って鏡を見ますね。で、鏡を見たら「歯に穴が空いてる、これ虫歯だ!」と。
そしたら、あなたはどうしますか?
歯医者に行こうと思いますよね。歯医者に行って「治してください」ってお願いすると思います。
虫歯という原因がわかれば、歯医者という解決策もすぐに見つかります。
勉強もこれと一緒なんですね。<strong>原因が見つかったら解決策もすぐ見つかる</strong>もの。だから、ここでしっかりと原因の見つけ方を勉強してください。原因の見つけ方が分かると、解決策も自然と見えてくるようになります。
4タイプの「できない原因」がある
できない原因といっても、たくさんあるわけではありません。4つだけ覚えてください。
これから「できない原因の突き止め方」を詳しくやっていくんですけど、そのできない原因は4タイプに分けられるんですね。このタイプ分けができるようになると、その解決策もすぐに見つけられるようになります。
原因によって解決策が違うので、まずはこの4タイプにできない原因を分ける、その分け方を身につけることが大事です。
まず、大きく分けると2つあります。4タイプあるんですけど、その4タイプを大きく二つに分けます。
大きく二つに分けると、「知らない」っていうことと「分からない」っていうことですね。
名前をつけておくと、
タイプ1「知らない」
タイプ2「分からない」
ということになります。
タイプ1:知らない
「知らない」っていうのは暗記に問題ありのパターンです、知らないからできないんですね。覚えていないからできない。
例えば、「1603年に江戸幕府を開いたのは誰ですか?」
この問題、知らなかったら答えられないですね。答えは徳川家康なんですけど、知らなかったら答えられない。それが一つ目のできない原因です。
タイプ2「分からない」
タイプ2は「なぜそうなるか分からない」。一言で言うと理解できていないってことですね。
例えば、英語で「三単現のS」ってありますね?その「三単現のS」はなんで付けるのか分からなかったら答えられませんね。なんで付けるのか分からなかったら、どこに「S」を付けたらいいか分からないので、当然正解になりません。これが、二つ目の「なぜそうなるか分からない」っていうできない原因です。
「知らない」または「分からない」。だから「できない」のです。まず大きくタイプを分けると、この二つになります。
タイプ3「知っているけどできない」&タイプ4「分かっているけどできない」
じゃあ「知っていたらできるのか?」「分かっていたらできるのか?」と言うと、これもまた違うんですね。
知っていたり分かっていたりしても「できない」ことってあるんですね。
これが、
タイプ3「知っているけどできない」
タイプ4「分かっているけどできない」
です。
こうして、できない原因は4タイプに分けられます。
- タイプ1:「知らない」
- タイプ2:「分からない」
- タイプ3:「知っているけどできない」
- タイプ4:「分かっているけどできない」
この4タイプそれぞれに解決策があるので、まずはこのできない原因を4タイプに分けられるようになりましょう。
自分のミスを見て、「このミスはどのタイプなんだろう?」って、自分でミスのタイプを判断できるようになりましょう。ここがまず、正しい勉強の仕方を身につけていくための最初の関門になります。
基本はこれだけですが、いくつか注意しておきたい細かいポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
暗記の絶対ルールを守って覚える
これまでステップ1でできないところを見つけて、ステップ2ではできない原因を突き止めてきました。
いよいよここからステップ3です。ステップ3ではできない原因を解決していきましょう。
できない原因を解決すれば“できる”に変わります。バツの原因、間違えた原因を解決すればマルになります。そうすれば自然に点数も取れるようになっています。
この章では、タイプ1の「知らない」の解決策について解説します。
「知らない」が原因なら解決策はシンプル
「知らない」が原因だったら解決策はシンプルですよね?どうしたらいいと思いますか?
そうです、知るしかないんです。てことで、知らないなら覚えるしかありません。
覚えるっていうのは、簡単に言ったら暗記ですよね。実は、中学校の勉強内容は90%暗記っていわれているんです。
この章では主に暗記のコツについて解説しますが、このパートは、そこをマスターするだけで中学校の勉強内容の90%、10個あったら9個ぐらいはカバーできるわけです。ですので、この4タイプの中の解決策で一番重要なのがココです。
では、暗記するときはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
答えはシンプルです。
暗記の基本は「反復」と「印象に残す」
暗記するときはいつも「反復」と「印象に残す」という2点を守ってください。
「反復」と「印象に残す」
暗記の基本は何かっていうと、この「反復」と「印象に残す」の2つです。
反復の威力
「反復すると記憶に残る」ってよくいわれますよね?「繰り返しが大事だよ!」って。本当にその通りで、スラスラと言えるのは反復のおかげなんですね。
例えば自分の名前、どうですか?言えますよね。住所も、引っ越しとかしていなかったら多分言えますね。学校名、これも転校とかしていなかったら大丈夫ですね。こういうのがスラスラ言えるのはなんでかっていうと、何回も何回も言ってるからなんですね。
「そんなの簡単だから言えるんだよ!」って思うかもしれないですけど、初めて会った人の名前や友達の住所って、一度聞いただけだったら覚えられなくないですか?住所だったら〇〇県△△市□丁目何番地みたいな感じで、そんなに難易度は変わらないですね。
自分の住所がスラスラ言えるのは、何回も何回も言っているからです。何回も何回もどこかで書いているからなのです。で、反復することでスラスラ言えるようになります。これが反復の威力ですね。それぐらい記憶には反復が大事だっていうことです。
印象に残っていることは忘れない
続いて2つ目、印象に残っていることは忘れない、印象に残すのは大事っていうことなのですが、印象深い思い出って忘れないですよね?
例えば、私だったら押し出しフォアボールで負けた高校3年生の春の大会ですね。野球部だった私はピッチャーをやっていたのですが、最終回の守備のときに相手チームが満塁になって、そこで押し出しとなるフォアボールを出して試合に負けた、っていう思い出があるんです。
それは今でも忘れられないですね。その最後のボールを投げた瞬間とか、その1球前のボールとか絶対に忘れないですね。なんでかというと印象に残っているからですね。
修学旅行の思い出も忘れないです。修学旅行は東京だったのですが、品川プリンスホテルっていうところに泊まったんですね。そこはオートロックのカードキーになっていて、カードキーを持たずに部屋の外に出たら締め出されちゃうんです。で、案の定、カードキーを部屋に置きっ放しで外に出て、入れなくなったこともありました。
あと、その部屋の窓から外を見ていたら、目の前にちょうど広島カープの宿舎があったんです。で、そのときは東京ドームで試合があって「広島カープ御一行様 お待ちしています」みたいな看板が1階ロビーにあって、「マジでカープの選手がおるんや。もしかしたら会えるかもしれん!」と思ってドキドキしたこととか、言い出したらきりがないですけど覚えていますね。
こんなふうに印象深い思い出は忘れません。
つまり、あえて印象に残してあげたら忘れにくくなるっていうこと。ですので、記憶の基本、暗記するときの基本の2つ目は印象に残すっていうことです。あえて印象に残せば記憶にも残ります。
もう一度、ここで強調しておきます。
- 反復する
- 印象に残す
この2つのコツをつかんで暗記すれば、忘れない記憶、思い出しやすい記憶ができあがります。
実際はさらにいくつかの細かいポイントを守って暗記すると、さらに楽にスラスラ覚えられるようになるので、細かいテクニックについてはこちらの記事を参考にしてください。
分かったつもりから脱出するテクニックを身につける
この章では、タイプ2「なぜそうなるか分からない」の解決策について解説します。
問題を解いていたら、
中学生
って思うことがありますよね。そんなときはこの章で解説する3ステップを実行してみてください。
まず「理由を調べる」。なんでそうなるか分からないんだったら、理由を調べないことには始まりません。なので最初に理由を調べます。
なぜそうなるか分からないタイプのミスが出たとき、調べることは本当に大切です。理由が分からないまま、丸暗記しても意味がないからです。
テストで全く同じ問題が出ることはありません。だからこそ「なぜそうなるのか?」理由をしっかりと突き止めておかなければなりません。もし答えを丸暗記しているのなら今すぐやめましょう。
それだけで点数は伸びます。
つづいてステップ2、調べて理由が分かったら「セルフレクチャー」をします。
セルフレクチャーというのは、簡単に言えば、自分で自分に説明するということです。なぜその答えになるのか?について、自分の言葉で説明してみてください。
うまく説明できないならそれは「分かったつもり」に陥っています。
セルフレクチャーが終わったら、ステップ3「ノートにメモ」してください。何をメモするかというと「なぜその答えになるのか?」についての解説をメモしてください。ワンポイントで構いません。ワンポイントにまとめようとすることで、さらに理解が深まりますし、記憶にも残りやすくなります。
全体の流れだけサラッと見てきましたが、分かったつもりから脱出する方法についてもっと詳しく知りたい方はこちらをお読みください。
反復練習をしてうろ覚えを無くす
知っているのにできない原因ってなんなのか?
それは記憶が浅いからなんですね。知っているのにできない原因は記憶が浅いからです。
「セレゴ・メソッド」という有名な記憶のメソッドがあるんですけど、そのメソッドの中で記憶には度合いがあるって言われているんですね。名前は覚えなくてもいいので、1個ずつ内容だけを見てください。
まず「1.ファミリア」は一番浅いレベルです。どんな記憶のレベルかって言うと、「前にやったことある気がする」というレベル。これが一番浅いファミリアです。
で、その次は「2.リコグニション」これは「選択肢を与えられれば思い出せる」というものです。自分では思い出せないけど、ちょっとヒントを出したら分かるレベル。
「A〜Dのどれかだよ」と選択肢を与えられれば、
「あ、分かった!答えはAだね」
のように思い出せる。これがリコグニションです。
3番目は「リコール」です。ここまでくると、ちょっと深い記憶になってきますね。これは「選択肢がなくても自分ひとりで思い出せる」という状態です。ここまできてようやく「覚えている」と言える段階です。
で、最後は「4.オートマティック」です。これが一番深い記憶なんですけど、これはどんなレベルなのかというと「思い出そうとしなくても自然に浮かんでくる」。これがオートマティックな記憶です。
例えば、自分の名前は別に思い出そうとしなくても勝手に浮かんでくるはず。
こんなふうにして、記憶には度合いがあるわけですね。
で、「知っているのにできない」のは記憶の度合いが浅いからです。テストで点数をしっかり取ろうと思えば、浅い記憶ではダメってこと。これが知っているのにできない原因、うろ覚えの原因になっているのです。
では、うろ覚えの解決策について、ここから詳しく見ていきましょう。
繰り返しの基準
うろ覚えになってしまうのは、記憶が浅いから。裏を返せば強い記憶にすればいいんですね。
そのためには上で紹介した「反復」と「印象に残す」という2つを使ってください。ここでは反復について掘り下げます。繰り返す時には次の基準を超えることを意識してみてください。
基準はスムーズに思い出せるかどうかです。勉強するときには、基本としてバツがひとつもなくなるまで繰り返してください。さらに、反射的にできるまで繰り返すことを意識してみてください。
暗記もの、覚える系のものは反射的にできるまで繰り返す。新たな基準として、これも意識しながら勉強してみてください。目安としては3秒です。3秒かからずに思い出せたらオッケー。
「えーと、んーと」ってなったらダメなんですね。「えーと、なんだっけなんだっけ」ってやってるいうちはまだ記憶が浅い。人間って、ほっといたらどんどん忘れていきます。記憶がどんどん薄くなっちゃいますよね。「あれ、なんだったっけ…」って思い出せない状況になるわけです。
ちょっと厳しいことを言いますけど、思い出せないという状況が発生するのは自分にOKを出す基準が甘いんですよ。スラスラ言えるまで繰り返してください。目安は3秒です。3秒かからずに、スラスラと反射的にできる。これがOKを出す基準だと考えてください。
ここでは繰り返しをするときの一番大事なポイントだけお伝えしましたが、その他にも記憶を強くするいくつかの細かいテクニックもあります。こちらの記事を参考にしてみてください。
ケアレスミスを限りなくゼロにする
分かっているのに「できない」のはなぜでしょうか?
原因はケアレスミスにあります。ケアレスミスを無くすためには、まずよくあるケアレスミスの5つのパターンを知っておいてください。この5パターンに気をつけながら、日々ケアレスミスが出ないように練習していきましょう。
ケアレスミスの5つのパターン
1つ目は「解くスピードが速すぎる」。自転車でもスピードを出し過ぎたらすぐに止まれませんし、勢い余ってこけちゃうこともありますよね。勉強もそれと同じで、焦ってしまったり、解くスピードが速くなりすぎるとミスが出てしまいます。
2つ目が「字が小さい、汚くて読みにくい」。字が汚くて9って書いているのか4って書いているのか分からないとか、ひどいときには5って書いているのか8って書いているのか分からなくなってミスが出てしまった人も見た事があります。パっと見て読めるような字を書きましょう。「この字なんだろう?」と思った瞬間に思考がどこかに飛んでいってしまいますし、字は綺麗にかきましょう。
3「途中式を書かない」。これも本当によくあるのですが、数学では途中式をていねいに書きましょう。たった一行書くのをめんどくさがるだけでミスするなんてもったいなすぎます。
4「本番の緊張感に負ける」。なんでもそうですが、本番になったら緊張して自分の実力が出せないケースもありますね。緊張状態にあるからケアレスミスが出てしまうこともあります。これは日々、時間制限を設けて勉強するなどしてみてください。緊張の中で勉強する練習をしましょう。
5つ目「そもそもケアレスミスではない」。これは、5パターンに入れていいのか分からないんですけど、そもそもケアレスミスって自分では思っているけど、実は実力不足が原因でミスしていることがあります。なんでもかんでもケアレスミスで済まさないように注意しましょう。
以上の5パターンを頭に入れながら、日々の勉強を進めてみてください。ケアレスミスは自分自身への意識づけが重要で「あぁまたケアレスミスしちゃった」程度に軽く考えている間は減ってきません。日々5つのパターンを意識をしながらケアレスミスを減らす練習をしていきましょう。
ケアレスミス対策については以下の記事に詳しくまとめてあります。
ノート術を身につけて勉強効率を10倍にする
勉強ノートを上手に活用すれば、勉強効率は10倍になります。繰り返しになりますが、勉強とは「できない」を「できる」に変えること。
このポイントを押さえてノートを作るにはどうすればいいのでしょうか?
答えは簡単です。未来の自分に分かるようにメッセージを書いてください。できないをできるにするためには、復習が欠かせませんよね。その復習をする未来の場面を想像しながら、今のあなたがメモを残しておくのです。未来の自分に向かって。
「できない」ところだけに絞ってメモを残しておけば、未来のあなたはできないところだけを復習できますし、もうすでにポイントがまとまっていますからわざわざ調べなくても良くなります。かなり効率が上がりますよね。
というわけで、未来の自分にメッセージを残すことがノートを活用する上で重要なポイントになります。そのメッセージは大きく3種類に分かれると思ってください。
これを覚えろ!
まず「これを覚えろ!」というメッセージですね。別に「これを覚えろ!」ってそのまま書くわけではないですよ。未来の自分が読んだときに、これを覚えないとダメだなって分かればいいです。
マル付けをしたときに「あぁ、これが暗記できてなかったからミスしたんだな」という問題があれば、覚えておくべき知識をメモしておくのです。
例えば、February(2月)という単語が分からなくて×になったとしますね。そうしたらノートの隅に書いておいてください。
あとから復習するときに、そのメモを暗記帳がわりにして暗記できるようになりますよね。そうやって覚えていない知識をノートの隅にメモしておけば、覚えていない単語が一目瞭然でチェックできます。その単語を覚えることで点数が伸びていきます。
この答えになる理由はこうだよ!
2つ目のメッセージは「この答えになる理由はこうだよ!」というメッセージです。未来の自分に説明してあげるのです。
分からない問題が出てきたとき、なぜその答えになるのか?をまず理解しますよね。これができていないと話にならないので、まずはどんな問題もなぜその答えになるのかを理解してください。
それがすんだら、ノートに簡潔にまとめてください。ポイントだけで構いません。ポイントだけ簡潔にまとめようとすることで、より理解が深まりますし、後から自分が見た時にも「あぁ、こうやって解くんだったな」と思い出すことができます。
ノートにメモしておかないと、また一から理解し直したり、調べ直したりしないといけないので時間が無駄になってしまいます。
こんなミスに注意しろ!
3つ目のメッセージは「こんなミスに注意しろ!」です。これはケアレスミスが出たときに有効なノート術です。
もう理解はしているし、分かっているのに、なぜかミスしちゃう。こんなときに「こんなミスに注意しろ!」というメッセージを未来の自分に伝えてあげてください。
ケアレスミスをしないために何に気をつけたらいいのかを未来の自分に伝えてあげたらいいのです。
「次から注意しよう。マジで私ヤバイ。真剣にこのままじゃヤバイ」って思うようなメッセージを未来の自分に書いてください。ケアレスミスは意識が変わらない限り治らないので、同じミスを●回目と数えてメモしておくだけでも有効です。
例えば、3単現のs付け忘れなどを数えてみてください。3回目超えたあたりから、「おいおい、何回同じミスするんだよ…」と自分のヤバさに気づいていきます。これが大事なのです。このように意識づけするためにノートを活用しましょう。
- 「これを覚えろ!」
- 「この答えになる理由はこうだよ!」
- 「こんなミスに注意しろ!」
この3つのメッセージを未来の自分に伝えるように、伝わるようにノートをまとめてみてください。勉強効率が上がって、その分だけ点数も伸びていきます。
勉強ノート活用法については 、以下の記事に詳しくまとめてあります。
得点を確実にするべくテスト勉強計画を立てる
勉強で一番やってはいけないことは何か分かりますか?
それは中途半端な勉強で「勉強したつもり」になることです。何度も繰り返していて、もう耳にタコができているかもしれませんが、大事なことなので何度でも言わせてください。
勉強とは「できない」を「できる」に変えることです。
この「できる」に変わっていないうちは、何時間かけてもすべてムダになってしまいます。中途半端な勉強はすべてをムダにしてしまうので、絶対に避けなければなりません。
計画を立てるとき、その計画を実行するときには、中途半端を避けるという意識を常に持つようにしてみてください。
では、どうすれば中途半端な勉強にならない計画が立てられるのでしょうか?
まず最初に身につけてほしいコツがあります。それは細かく立てすぎずにシンプルに〆切を設定することです。
シンプルだからこそ〆切が守れるようになり、結果的に中途半端な勉強がなくなっていきます。
じゃあ、どんな〆切を設定すればいいのか?
シンプルに2つだけ〆切を作ってください。1週間前に1周目を完了する。3日前の時点で2・3周目を完了する。
この2つの締切を作ってみてください。
守るのはこの2つだけでいいです。この2つに絞ってシンプルにするから、計画が実行できるようになって、中途半端で終わらずに済みます。
テスト勉強計画を立てるための手順やコツについては、以下の記事に詳しくまとめてあります。
まとめ
テストの点数を伸ばすために必要なことは2つだけ。
正しい勉強の仕方で、最低限必要な分だけ勉強しましょう。この2つさえ守れば自然に点数は伸びていきます。
この記事では、頑張った分だけ伸びる「正しいテスト勉強の仕方」をするための10ステップについて解説してきました。
10ステップのうち、いくつかをきっちり守って実行するだけでもおそらく点数は伸びてきます。ステップ1を実行するだけでも確実に効果はあるでしょう。
できることからで構わないので、まずはお試しのつもりで実行してみてください。どうせできないと諦めたり、失敗を恐れて何もしなければ、そこから前には進めません。
どんどん失敗すればいいのです。できることから始めてみてください。その姿勢が点数アップにつながるし、あなたを成長させてくれます。