勉強で「できないところ」を見つけるコツと注意点!絶対に外してはいけないこととは?

できないところを見つける

このレクチャーでは『できないところを見つける』コツと注意点についてお話しします。

勉強はまず最初に「できない」ところを見つけるところからスタートしてください。なぜか分かりますか?

できない→できるに変える3ステップ

勉強とは「できない→できる」に変えることだからです。

だからまずは、できないところを見つけましょうというのが最初のステップになります。できないところが見つかったら、そのできない原因を突き止めましょう、これがステップ2ですね。最後のステップ3は、できない原因を解決しましょう。こんな感じで、“できない”ところを“できる”に変えていくのが正しい勉強のやり方です。

 

勉強はバツ探しからスタートします。できないところを見つけるところからスタートなんですね。

例えば、あなたが歯が痛くなったとしましょう。治療しないといけませんよね。最初は、歯が痛いって気づくのがすべての始まりですよね?

勉強もこれと同じで、最初は、バツを探すところからスタートっていうことです。

で、このバツを探すときに注意してほしいことがあります。

問題集を何も見ずいきなり解く

バツを探すときは、問題集を何も見ずいきなり解いてください

なんで問題集を何も見ずにいきなり解くのが大事か分かりますか?何も見ずに解けば、バツがすぐに見つかるからですね。

まず事前に何も見ずに解いてください。解いているときも、何か教科書とか参考書とか見ながら解いてはいけません。人にも聞かないでください。なぜか?バツがすぐ見つかるからです。

問題集とかを解くとき、解説がちょっとついていたりしますよね?その解説を見てから問題集を解く人っているんです。でも、それはやめたほうがいいです。先に解説を読んでいたら、その問題に書かれている答えを覚えていたりするんですね。そうすると答えが書けちゃうんですよね。

でも、もし見ていなかったとしたら、正しい答えを書けないですよね?ということは、本当はバツだったんですよ。これが見たり聞いたりすることで、一時的にマルに変わっちゃうわけです。事前に解説を読んだりとか教科書を見たりとか参考書を見たりすると、本当はバツだったところがマルになっちゃう。

これよくないですよね?バツを見つけるのが最初の目的でしたよね?なので事前に何も見ずに解きましょう!っていうことなんですね。

問題集を解くときに、自分ひとりの力で、テストだと思って解くぐらいがちょうどいいです。で、分からないところが出てきたらとばしていいです。バツを見つけることが目的なので、分からないところはとばしていいです。最初はこんなふうにして問題集を解いて、バツを見つけていきましょう。

1ページずつ解く

二つ目は、1ページずつ解くようにしてください。まとめて解くと忘れちゃうので、一気にまとめて解かないようにしましょう。

特に提出物とかだと5ページぐらいまとめて解いて、マルつけも5ページぐらいまとめてやるとか、ひどいときには全部解いて全部丸つけをする、一気に解いちゃうみたいな人がいるんですけど、これはやめたほうがいいです。どんな問題か忘れちゃうんですね。1ページ終わったらすぐにマルつけ、1ページ終わったらすぐにマルつけ。これを徹底してください。

マルつけして分からないところが出てきてたら、そこを解決するっていうのもその場でやってしまう。それが終わったら次のページを進めていく、こんな感じでやってみてください。こんなふうにして進めていくと、自分のできないところが効率的に見つかりますよ、っていうことですね。

 

制限時間を決めて解く

次に『制限時間を決めて解く』ということについてお話ししたいと思います。具体的には時計やタイマーを使ってください。

なぜ時間を計った方がいいのか?

時間を計るメリットとして、一つ目は集中力が出るからです。これは脳科学者の茂木健一郎さんが言ってることなんですけど、タイムプレッシャーっていう言葉があるんですね。そのタイムプレッシャーっていうのは何かっていうと、「時間を計ってやることで集中力が出ますよ!」っていうことなんです。

人間って時間を決めずにダラダラやるよりも、時間を決めてぎゅっと集中してやったほうが集中力が出るんですね。問題集をやるときには時間を決めてやってください。そうやって時間を決めてやると、メリハリがつくようになります。これがメリットの二つ目。

メリハリをつけると、休憩するときにはしっかり休憩できるので、自分にとっても楽です。反対に、勉強するときには集中力が出て良いことづくめなんですね。

三つ目のメリットは本番は時間制限がある、ということです。本番のテストは何分以内に解かないといけないって決まっていますよね?で、その時間制限がある中で解ききる力っていうのも大事なんですね。

こんなことってないですか?テストが始まって、気づいたらもうあと10分しかない。「まだ全然終わっていないわ。やばい、やばい!」みたいな、数学とかけっこうあると思うんですよ。

なぜそうなってしまうのか?というと、普段から時間を計って練習していないからです。普段から時間内に解く練習が足りないんですね。時間制限を守ってやるようにしましょう。

タイマーを使う

時間を計るときはタイマーを使ってください。特別なタイマーは必要ありません。普通のキッチンタイマーを使って時間を計ってやってください。

「いまから10分でやるぞ!」だったら、10分にセットしてタイマーを使う。そうやって、時間を計って問題を解くようにしましょう。

制限時間を決める

問題に取りかかるときは制限時間を決めてください。制限時間の決め方としては、1ページごとに決める。「このページを10分でやる」っていう感じで決めてください。

大体1ページをやるのにかかる時間って予想がつくと思うんですね。その予想時間をまず立てるんです。10分なら10分ぐらいで終わるかなって予想を立てるんですね。

で、立てたらその予想通り進めるんじゃなくて、背伸びして制限時間を決めてほしいんですね。なんでかって言うと、そっちのほうが集中力が出るからです。10分でやるっていうところを9分で、制限時間を9分に設定してタイマーをかけると、「急いでやらないといけない」ってなりますよね。そうすると自然に集中できます。

本当にタイマーを使ってやるだけで集中力って全然変わってくるので、騙されたと思ってまずタイマーを買ってみてください。で、タイマー使って勉強するようにしてみてください。集中力が全然変わってくることが実感できると思います。

 

できそうと思ってもやる

このレクチャーでは『できそうと思ってもやる』ということについてお話しします。

動画で聞く自分の声

スマホで動画を撮って自分の声を聞いたことありますか?で、その動画を見たら「自分の声と全然違うじゃん」みたいな。「私の声、気持ち悪っ!」ってなることないですか?

それとかスマホで撮った写真を見てみたら、「こんな顔してたの、私?!」みたいな、めっちゃキメ顔で撮ってもらったんだけど、実際見てみたら半目になってたとか、「笑顔ひきつってるじゃん!」みたいな、「ちょっと嫌だな、この顔」みたいな、そういうことってあると思うんですよ。

僕はずっと野球をやっていたんですけど、実際に自分のフォームがどうなっているのか、バッティングフォームとかピッチングしてるフォームを動画に撮ってチェックすることがあったんですね。

で、そうやってチェックしてみたら、やっぱり気づくんですよ。自分ではめっちゃかっこよく投げているつもりでも、映像を見たらめちゃくちゃダサいみたいな。やっぱり自分ではできると思っていても、実際にやってみたら違うっていうことが結構あるんですよね。

なんでこんな話をしてるのかって言うと、やってみないと分からないっていうことが言いたいんです。

チェックしてみないと分からない

なんでもチェックしてみないと分かりません

例えば「この問題はこの前やったところだし、大丈夫だろう」って思うことないですか?「先週この問題集やったしな。もう1回やってるから大丈夫だろう」とか。でも、本当にできるかどうかっていうのは実際に解いてみないと分かりません。

ステップ1は「できないところを見つける」っていうのが目的でしたよね?なので、1回実際に解いてみて、できないところを見つけるようにしてください。できそうと思っても1回解いてみるっていうことです。それが大事なんですね。

無知の知

この言葉を聞いたことありますか?この「無知の知」っていう言葉なんですけど、昔のギリシャの哲学者にソクラテスっていう人がいるんですね。このソクラテスが「無知の知」っていうことを初めに言った人なんです。

これどういう意味かって言うと、ソクラテスがあるとき神殿に行ったら、神様から「あなたが一番賢い人だ」って言われたんですね。で、ソクラテスは思うんです。「俺、何も知らんのに、なんで俺が一番賢いやろ?」って。

当時のギリシャには、ソフィストって呼ばれる哲学者たちがいたんですね。で、その人たちはみんな知識をたくさん持っていて、議論に勝つことが賢いことだっていうふうに思っていたんです。つまり、「私は何でも知っていて、あなたよりも賢いんですよ!」と見せびらかすことが、当時は賢いって思われていたわけです。

でも、ソクラテスは違うんですね。私は何も知らないって思っていたわけです。で、あるとき気づいたんですね。「ああ、なるほど!私が神様から一番賢いって言われたのは、自分は何も知らないと思っているから賢いって言われたんだな」と。

つまり、自分は何もまだ知らないことを知っているから賢いと言われた。そういうことにソクラテスは気づいたんですね。

勉強でも一緒なんです。「もうこれは知っている!できる!」って思っていたら、それはまだ賢いとは言えないんですよね。まだ私は何も知らない、できないところがあるかもしれない、知ってないことがたくさんある。そんなふうに思って1回やってみる。

で、やってみたら自分のできないところが見つかりますよね?「ああ、私はまだ何もできない、まだまだやることがある!」と、こんなふうに考えることができたら、もっともっと点数は上がっていきます。勉強も無知の知でやってみるようにしましょう。

 

マルつけの方法

できないところを見つけるための『マルつけの方法』についてお話しします。

1ページずつマルつけ

1ページ終わったらすぐにマルつけをしてください。

マルつけと言っても、本当はバツつけの意識でやるといいです。どういうことかって言うと、ずっと言ってるんですけど、バツを見つけることが勉強の第一歩なんですよね。マルなんてどうでもいいんです。マルは喜ばない。バツを見つけて、バツを喜べばいいんです。

なぜかと言うと、バツは点数アップの1歩目だからです。最初はできないところを見つける、バツを見つけるっていう意識が大事なわけです。ということで、マルつけとは言うけど、本当はバツつけの意識でやってください。

「問題集を1ページずつ解いてね」っていうことをお伝えしたと思うんですけど、マルつけも一緒です。1ページずつマルつけをしてください。

問題番号にバツをつける

で、マルつけをしたら問題番号にバツをすぐにつけてください。問題番号っていうのは、問題集の問題番号のことです。問題集にバツを記録して効率化しましょう。

それをしておくと何がいいかって言うと、自分のできないところが後から見てひと目で分かることですね。問題集の問題番号に赤でバツを打っておくと、後からその問題集を広げたときに、「ここができないんだ」って一目見てすぐ分かりますよね?

で、そのバツのところだけを繰り返せばいいんです。バツのところを繰り返し繰り返しやってできるようにしていけば、点数って必ず伸びていきます。

バツを記録しましょう。バツを記録しておくと自分の苦手なところが見えます。できないところが見つかったら、それを“できる”に変えていけばいいので、バツを記録することはすごく大事です。それが効率的に勉強するカギになります。

 

マルつけの注意事項

続いて『マルつけの注意事項』についてお話しします。

答えは合っててもバツをつける場合

答えは合っていてもバツをつける場合があります。それはどんなときかって言うと、たまたま合っていたときですね。たまたま合っていたものは、もうバツにしたほうがいいです。

もしくは、合っていたけど自信がない問題ってありますよね?「これ、この答えでいいのかな?一応これを書いておこう」ぐらいのものはバツにしておいたほうがいいですね。自信を持ってマルだったものだけにマルを打ちましょう。

なんでそうやってバツにするのかって言うと、今まぐれでマルだったとしても、当日までマルにはならないからですね。たまたま合っていたっていうことは、ラッキーで合っていただけなんですね。自分の実力で合っていたわけではないわけです。

勉強っていうのは、テスト当日に自分ひとりで正しい答えを書けるようにする、そのための実力をつけるのが勉強なので、勉強中にたまたまマルになった問題はバツにしておいたほうがいいです。そうやってできないところを自分でしっかりと見つけていきましょう。

自分の答えを消さない

2つ目が自分の答えを消さない。なんで消したらダメなのかって言うと、どんなミスだったか分からなくなっちゃうんですね。この次のステップ2で、できない原因を突き止めていくんですけど、間違えた答えを消しちゃうとできない原因が突き止められないんですね。なので、自分の間違えた答えは消さないでください。

答えは赤ペンで書かなくても良い

3つ目、答えは赤ペンで書かなくても良いです。別に書いてもいいんですけど、書いて満足しちゃうのがダメなんですね。答えを書くのはただの作業でしかないんですよ。答えを書くだけでできるようにはならないですよね?

よく、赤ペンで答えを書いて以上!みたいなやり方をする人がいるんですけど、それは“できる”に変わっていないので、実力って何もついていないんですよね。赤ペンで答えを書いちゃうと、それだけで書いて満足しちゃうようなところがあるので、赤ペンで答えを書くのは別に大事なことではないんだよ、っていう意味で、赤ペンで答えは書いても書かなくてもいいです。

マルつけは自分との戦い

マルつけって本当に自分との戦いなんですよね。「これだったら、もう別にマルにしておいてもいいかな?」って思うこともあると思うし、バツが出たら「うわっ、こんな恥ずかしいミスをしてる。ださい!」「これ消したい、消しちゃおうかな?」って思うことがあると思うんですけど、そこは自分との戦いに勝ってください。

マルつけはあくまでも自分のできないところを見つける作業なので、すごく苦しいことではあるんですけれど、あとからそれを解決していけば本当に自分に実力がつくので、マルつけで自分のバツをしっかりと見つけていきましょう。

 

マルつけまでは作業/マルつけしてからが本番

マルつけの方法や注意事項について説明してきましたが、『マルつけまでは作業/マルつけしてからが本番』というお話をします。

ここまでの流れをおさらい

ここまでの流れをおさらいしておきましょう。

ステップ1ではできないところを見つける、これがテーマでしたね。このできないところを見つける手順をおさらいしておきます。

まず最初に、問題集を何も見ずにいきなり解いてください。で、1ページずつ進めます。マルつけをするときも1ページずつマルつけしてください。そこまでできたら最後、マルつけして間違えた問題が出てきますよね?この間違えた問題の問題番号にバツをつけてください。

はい、ここまでができないところを見つけるっていう手順です。こうやって進めてきたら、今自分ができないところっていうのが分かりますね?

ここまで全部作業

ここまでの流れをおさらいしましたけど、全部作業なんですね。すごく勉強した気になると思うんですよ。問題集を解いて、マルつけして、問題番号にバツつけて、すごく勉強した気になりませんか?

でも違うんですね。なんで違うか?“できない”から“できる”にするのが勉強だからです。「これでできるようになった?」って自分に質問してみてください。多分ノーですよね?まだできるようにはなっていないはずです。

この後でバツを調べたり、人に聞いて「なるほど!」ってなったり、できないところを何回も繰り返しやって“できる”ように変えていくんですね。なので、ここまでは作業なんですね。マルつけを終えるまでの時間は勉強ではなく作業だと思ってください。

ここからが勉強の本番になってきます。

ひとまずこの記事では「できないところ」を見つける方法について解決してきました。

これからできないをできるに変えていくわけですが、その第一歩目は「できない原因のタイプ分け」になります。

これは次の記事で詳しく解説していきますね。

できない原因を「4タイプ」に分けて突き止める