【中学生のテスト勉強法】「分からない」を「分かる」に変える3ステップ!

タイプ2「なぜそうなるか分からない」の解決策

このレクチャーでは、『タイプ2「なぜそうなるか分からない」の解決策』についてお話しします。

タイプ2「なぜそうなるか分からない」とは?

前のレクチャーでミスのタイプ分けについてお話ししました。ここでもう一度、全体像を確認しておきましょう。

 

タイプ2の「なぜそうなるか分からない」というのは、どんなミスだったか?

実際の例を見ていきます。

この問題の答えは「anですね。これに対して、「なんで『a』ではダメなの?なぜ『an』になるのかが分からない」というのがタイプ2のミスです。

 

続けていきましょう。

この問題を解いていくと「a=2」って出てきます。

でも、「なぜ『a=2』になるのか分からない。どうやって解いたらそういうことになるの?」というタイプのミスです。

 

はい、続けていきましょう。

「どういうこと?問題の意味が分からない。答えがなんで400倍になるのか分からない」

こういうタイプです。

以上の3つの例のようなタイプのミスがタイプ2「なぜそうなるか分からない」です。

解決策の全体の流れ

これから「なぜそうなるか分からない」とき、どうすればいいのか?解決策について解説します。

まず解決策の全体の流れを見ておきましょう。大きく3つのステップに分かれます。

まず「理由を調べる」。なんでそうなるか分からないんだったら、理由を調べないことには始まりません。なので最初に理由を調べます。

ステップ2、理由が分かったら「セルフレクチャー」をします。

セルフレクチャーというのは、簡単に言えば、自分で自分に説明するということです。また後で詳しくお話しします。

それが終わったら、最後は「ノートにメモ」してください。解決策はいつもノートにメモするといいです。ノートを上手に使えると本当に復習の効率が上がるので、そのためのノートのメモなのですが、これもまた後で詳しくお話しします。

ということで解決策全体としては、こんな流れで進めていきます。では、次のレクチャーから詳しく見ていきましょう。

 

なぜそうなるかを調べないと一生できるようにならない

このレクチャーでは、『なぜそうなるかを調べないと一生できるようにならない』というお話をします。

解決策の流れをもう一度、確認しておきましょう。3つのステップありましたね。そのステップ1「理由を調べる」ということについてお話しします。

 

理由を知るのは勉強の王道

理由を知るのは勉強の王道です。その答えになるには理由があるのです。

いろんな問題がありますよね。その問題の数だけ答えはありますね。その答えの数だけ、その答えになる理由があるのです。ここをしっかりと突き止めてください。

 

「Check」に書いていますね。

「よくわからんけど覚えよ」では絶対に伸びません!

とりあえず「よく分からんけど覚えとこ」というのは丸暗記といって、ほかの問題に応用が利かないんです。

しっかりと点数を伸ばしたかったら、点数を上げたかったら、どうしたらいいのか?その答えになる理由をしっかり突き止めてください。よく分からないのであれば、調べて突き止めてください。この理由と答えには、必ず関係があるのです。

「とある理由がある」だから「そういう答えになる」

「そういう答えになる」なぜなら「とある理由があるから」

こういう関係になっているものがあるわけです。なので、理由の部分を必ず突き止めていきましょう。

 

例えばさっきの問題。

 

答えは「an」でした。この答えになるには理由があるわけです。

なぜ「an」なのか、それは母音で始まる名詞の単数形だからです。appleは母音で始まっています。母音で始まる名詞、かつ単数なので、ここでの答えは「an」になります。それが理由ですね。この理由を知るから、ほかの問題も対応ができるようになります。つまり点数が上がるのです。

理由が分かれば応用が利く例

ちょっとイメージしづらいかなと思うので、具体例を見ていきましょう。

例えば、こんな問題があったとします。

「私は1つのオレンジを持っています」

さっきとちょっと問題が変わっていますよね。appleじゃなくなっています。でも「母音で始まる名詞の単数形だな」ということに気づけば、orangeって「o」から始まる母音で始まっている。だから、この答えは「an」になるのです。

理由が分かったら、appleからorangeに変わったとしても正解できます。応用が利くのです。だから理由を突き止めてください。

まとめると
なんでその答えになるかを突き止めてください

理由を突き止めなかったら、点数が上がりません。一生上がることはないです。絶対に丸暗記しないようにしてください。

 

間違えたときは自分の答えがバツになる理由を調べる

このレクチャーでは、『間違えたときは自分の答えがバツになる理由を調べる』ということについてお話しします。

その答えになる理由を調べる

まず、基本はその答えになる理由を調べるってことでしたね。1つ前のレクチャーでお話ししたと思います。その答えになるには理由があります。すべての答えに対して理由があるのです。その理由を突き止めなければ伸びません。そんな話をしました。

まずは、しっかりと理由を突き止めてください

自分の答えがバツになる理由も調べる

「その答えになる理由を突き止める」にプラスで、もうひとつ覚えてほしいことがあります。それが自分の答えがバツになる理由も調べるということです。

実際の例を見ていきましょう。

「かぶらは海へ入りければ、扇は空へぞ上がりける。」は、平家物語「扇の的」にある文の一部なんですね。ここには、ある表現技法が使われています。それはなんでしょう?っていう問題ですね。

これに対して、答えはウの対句法ですね。この右下の彼は、エの反復法って書いたんですね。「なんで反復法じゃだめなの?バツなんだろう?」って思っているわけですね。

疑問に思ったら、その答えを突き止めてください。調べてください。

調べると、反復法とは繰り返しの表現ですね。それに対して対句法は、似たような言葉を重ねて、より印象づけるような表現技法なんですね。

ここは繰り返しの表現はないけども、「海へ入り」という表現と「空へぞ上がり」という表現は、なんか似た言葉ですよね。それが重ねて使われていますよね。だから対句法になるのです。

こんなふうにして理由を2つ突き止めるわけです。ウになる理由と、エではダメな理由。そこまでしっかり理由を突き止めていけば、必ず点数は上がります。

 

分からないところを調べる方法

『分からないところを調べる方法』って、どんな方法があると思いますか?

調べる方法と言っても、いろいろあります。まずは、問題集の解説を読むのが一番手っ取り早いかなと思います。

「問題集を中心に勉強を進めてください」という話をしていると思うのですが、問題集には解説が載っています。その解説を読めば分かる場合があります。ただ、解説が少ないと知りたい問題が載っていなかったり、あるいは載っているけど、1行や2行で終わっていて、なんかよく分からないなぁ…というケースもあります。

その場合には、教科書を読んだりとか、人に聞いたりとかしてほしいのですが、教科書の場合はちょっと長いから調べづらいのが難点です。人に聞くのは、すごく分かりやすくていいんだけど、聞きたいときにその人がいなかったりしますよね。

「あー、ここに塾の先生がいれば…」とか「ここに学校の先生がいればすぐ聞けるのに…」って思っても、そのタイミングで聞けなかったりしますね。なので自分一人で分からないことを調べる環境とか、その道具が必要なわけです。

それが何かというと参考書とかインターネットです。参考書とかインターネットであれば、自分一人で調べたいときに調べられます。インターネットは手軽に調べられるからイイですよね。でも、当たり外れがあるのも事実です。もし参考書を持っていなかったら、参考書をぜひ買ってください。参考書がひとつあるだけで勉強の時間効率が変わってきます。

参考書は学研『ニューコース』シリーズがオススメです。

例えば、

光合成のことがよく分からないなぁ…

と思ったら、すぐにこの参考書を開きます。目次を見たら48ページに光合成のことが詳しく載っています。1分もあればすぐに調べられます。

インターネットだと当たり外れがあって、結局時間がかかっちゃったりするので、やっぱり参考書を1冊持っておいたほうがいいと思います。

前のレクチャーでもお伝えしたと思うのですが、理由を調べなかったら点数は伸びません。ですので、いろんな方法を使って、その理由を突き止める、その理由を調べるようにしてみてください。

 

理由が分かったら自分で自分に説明する

このレクチャーでは、『理由が分かったら自分で自分に説明する』というお話をします。

つまりセルフレクチャーですね。解決策の流れとしてステップ2になります。まず、ステップ1で理由を調べました。理由を調べたら、このセルフレクチャーをしてください。

セルフレクチャー

セルフレクチャーって何なのか?

自分で自分に説明することをセルフレクチャーと言います。

普通、先生と生徒がいて、先生が生徒に教えますよね。これが普通ですよね。

でもセルフレクチャーでは、自分が先生であり生徒なのです。つまり、先生と生徒を一人2役するわけです。自分が先生役も生徒役もする。これがセルフレクチャーなんですね。

 

では、見本をお見せしたいと思います。

この問題はさっきと同じなので、もう大丈夫ですね。答えは「an」になります。先ほど、この問題を解いて理由を調べました。理由を調べて、この答えになる理由が分かりましたね。

理由が分かったら、自分で自分に説明してあげてください。

はい、こんな感じです。

この問題の答えは「an」になります。なぜ「an」になるかって言うと「apple」が母音で始まる名詞の単数形だからです。母音で始まる名詞の単数形の場合には「a」ではなくて「an」にする必要があります。

こんな感じでやってみてください。

 

次の問題に行きましょう。

この問題はですね、答えを調べた結果、AのレンズとCのレンズの倍率をかけ算したのが顕微鏡の倍率になるんです。つまり10×40をして400。これがこの顕微鏡の倍率になります。

これが調べた結果分かったことです。そしたらセルフレクチャーをします。

こんな感じでやってみてください。

答えは400倍になります。なんで400倍になるかというと、Aの接眼レンズとCの対物レンズの倍率をかけ算したものが顕微鏡の倍率になるからです。この問題の場合は10×40をして400だから、400がこの顕微鏡の倍率になります。

こんな感じです。

セルフレクチャーのメリット

なんでセルフレクチャーをするのか?メリットがあるからするわけです。セルフレクチャーをする1つ目のメリットが何かと言うと、どこが分からないか、分かります

まず勉強の最初は、自分の“できない”ところを発見するのが最初でしたよね。セルフレクチャーをした結果、自分で気づけていなかった、自分ができないところ、分かっていないところが分かるようになるのです。

だからセルフレクチャーをしてほしいのです。自分のできないところが見つかれば、あとはそれをできるに変えるだけになります。まずはできないの発見が大事です。

 

それから2つ目に、説明することでより理解が深まるからです。友達から「ここ教えて!」って言われたときに教えますね。そしたら、より自分が理解できたって経験はないですか?実は、教えてもらうよりも教えたほうが理解が深まるのです。ですので、それを自分自身で、一人2役でやってしまえば、さらに理解が深まります。これが2つ目のメリットです。

 

3つ目は、思い出す練習になって忘れにくくなります

説明しようと思っていたら、その知識を思い出さないといけません。思い出す練習をたくさんすればするほど忘れにくくなる。その話は以前にしました。説明することで思い出す練習になるので、忘れにくくなるんですね。

いいことばっかりですね。

このように、セルフレクチャーをすると「分かったつもり」がなくなります。そして、実際に分かるようになります。なので、理由を調べたらいったん、自分自身に説明してあげてください。

テストのときに、「ここは分かっていたのに、なんでテストになったら解けないんだろう?」って思ったりすることはありますか?

「そういうのが多いな…」って自分で思う人は、ここでセルフレクチャーをしっかりやってみてください。普段の勉強からセルフレクチャーをしておくと「分かったつもり」がなくなるので、テストでそういうことが起こらない。

「ここ、前にやったときは分かったのに、なんで急に解けなくなったんだろう?」って思うことがなくなるのです。それは「わかったつもり」だったから、急に忘れてしまうわけですね。なので、普段からセルフレクチャーをしっかりと練習して「分かったつもり」をなくしていきましょう。そうすれば、テスト本番でしっかりと“できる”ようになります。

 

セルフレクチャーのコツ

このレクチャーでは『セルフレクチャーのコツ』についてお話ししたいと思います。

セルフレクチャーの基本形

いまからセルフレクチャーの基本形についてお話ししたいんですけど、別にこの通りにやってください!ということではないです。ただ、ひとつ形があったほうが分かりやすいと思うので、こんな形で進めていくとスムーズですよ!ってものです。ひとつの目安として考えてみてください。

 

まず最初に、答えを確認しましょう。

「答えは〇〇になります」

こんな感じで答えを確認してみてください。で、それが終わったら、

「なぜ〇〇になるかというと…」「なぜ〇〇じゃダメなのかというと…」

みたいな感じで、その答えになる理由を説明するんですね。それが終わったら最後、ここがちょっと分かりづらいとこなんですけど、自分を客観的に見て、

「わたしが分かっていなかったのは…ここです」

って突き止められるとすごくいいですね。その問題で、自分がバツになった理由を最後に言ってあげる。難しかったら2番まででもいいです。3番までいけると理想ですね。

 

ちょっと見本でお話ししてみたいと思います。

 

さっきの「I have an apple.」の問題だったら、こんな感じです。

①「答えはanになります」

②「なぜanになるかというと、母音で始まる名詞の単数形はanで始まるからです」

③「わたしが分かっていなかったのは、appleが母音で始まる名詞だということを分かっていなかった。だからaにしてしまいました」

こんな感じですね。こうやって自分で自分に説明してあげると、理解が深まりそうな気がしませんか。1回、実際に自分でやってみてください。

 

スラスラ説明できるまで

もしスムーズに説明できなかったら、それは分かっていないということです。つまり、自分が分かっていないところが見つかります。

セルフレクチャーをするときの基準についてお話しします。この基準を知っとおくことはすごく大事ですね。

たどたどしい説明でOKにしないでください。セルフレクチャーするときには、たどたどしい説明はダメです。スラスラとスムーズに説明できたらOKにしてください。

目安としては3秒詰まらずに説明できたらオッケーです。3秒を目安にして、スムーズに説明できるようになるまで繰り返しセルフレクチャーしてみてください。

で、セルフレクチャーをするときは、必ず声に出して説明してくださいね。声に出して、自分の耳で聞いてチェックしてください。これは頭の中でやると「わかったつもり」になります。すごい大事です。必ず声に出して説明してください。

ある研究では、声に出すだけで独り言を言うだけでミスが70%減るという研究があるんですね。声に出すことで、自分が分かっているか分かっていないかが見分けられるってことです。それぐらい声に出すのは大事だということです。

なので、セルフレクチャーするときには、スムーズになるまで声に出して説明してみてください。さっきお伝えしたような基本の形に沿って、セルフレクチャーを進めてみてください。

 

バツの問題を解き直して撲滅する

このレクチャーでは『バツの問題を解き直して撲滅する』というお話をします。

バツはその場ですべて無くす

復習です。わざわざ復習するのには意味があって、それがすごく大事なことだからです。

「セルフレクチャー + バツはその場ですべて無くす」

こんなふうに進めてみてください。

セルフレクチャーしますね。で、セルフレクチャーして説明できたらオッケーかというと、そういうわけではないんですね。説明できたら、もう1回解き直してください。

バツが無くなるまで繰り返すことは基本です。セルフレクチャーしたから間違い直しが完了したとは思わないでください。セルフレクチャーとバツの解き直しは、必ずセットで実行してください。

 

セルフレクチャーの内容をノートにメモする

このレクチャーでは『セルフレクチャーの内容をノートにメモする』というお話をしたいと思います。

内容をノートにメモ

 

セルフレクチャーが済んだら、次はノートにメモですね。解決策の流れステップ3ですね。

まず最初に理由を調べます。調べたらセルフレクチャーします。で、この中には解き直しも含まれていますね。バツのところを全部解き直します。

で、最後のステップ3で「ノートにメモ」してください。セルフレクチャーの内容をノートにメモします。なんでノートにメモするのかって言うと、復習の効率を上げるためです。説明できたものは必ずノートにメモしてください。

できたら、図や表にしてまとめておくといいですね。図や表のコツについては、以前の記事でお伝えしてますね。それをそのまま活用してください。

回上手に説明できても、人間ってしばらくすると忘れちゃうんですね。でも、その上手に説明できたときにそれをメモしておくと、後からそのメモを見返せば、「あのときにあんな説明してたな~」みたいなのが思い出せるわけです。だからノートに必ず、調べて説明できたものはメモしておいてください。詳しいノートの使い方については後でお話ししたいと思います。

まずは「セルフレクチャー + 解き直しが済んだら内容をノートにメモする」ということを覚えておいてください。

 

さいごに

簡単にまとめておきましょう。「分からない」というとき、まずは「分かる」に変えていかなければなりません。

そのためには、調べて、セルフレクチャーをして、ノートにメモする。

この3ステップを実行すれば、「分からない」を「分かる」に変えることができます。

この記事で紹介したポイントを守って勉強すれば、自然に「分かる」に変えられていくと思います。

試してみてください。

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