【雑談回】先日のレッスンで感じた生徒さんの成長をつらつらと。

こんにちは、おうちSTUDYの久松隆一です。

風邪をひきました。

寒気がとまりません。

高校受験前に、みんなに「体調管理には気をつけてね!」なんて言ってるのに、まったく説得力ありません。笑

こんなとき、オンラインという形態でレッスンしていてつくづく良かったなと感じます。

そんな話はさておき、先日、1:1レッスンでのこと。

「ある生徒さんが、やった分だけ伸びる状態に突入したな」と感じたときの話です。

先に断っておくとほぼ雑談ですが、少しだけタメになる話もあるので良かったら最後までお付き合いください。

先日のレッスンでのこと

僕の1:1レッスンでは、毎回「進捗報告」をしてもらっています。「進捗報告」では何をするかというと、前回のレッスンで決めた計画の範囲が「できる」状態(=自分ひとりで正解できる状態)になっているかどうかをチェックしています。

例えば、前回の計画で「教科書ワーク中2理科p2-41」と一緒に決めたら、そのp2-41が「自分ひとりで解ける状態に仕上がっているかどうか」をチェックしています。

つまり、生徒さんは日々の家庭学習において、決めた範囲を「できる」状態に仕上げる。そして、レッスンでは「本当にできる状態に仕上がっているのか?」をチェックするのです。

これを週2回のレッスンで毎回実施し、「できる」状態に仕上がっていないものについては勉強の仕方を相談→修正します。

これを繰り返していくことで、次第に「できる状態に仕上げるスキル」が身についていくというからくりです。(本当はもう少し細かいからくりがありますが、ここでは割愛します)

で、このチェックでは、毎回「抜き打ちテスト」をするんですね。「じゃあ今日は、p30をテストします」と僕が急に言い出すので、事前に対策することはできません。前回の計画で決めたp2-41を本当に「できる」状態に仕上げてきていないと、この抜き打ちテストには答えられないのです。

前置きが長くなってしまいましたが…

その抜き打ちテストで、ある中3生の方が満点だったんですね。3ページやりましたが、全部正解。

これが何を意味するかというと、その生徒さんは3日で問題集40ページを「できる」状態に仕上げたということ。この3日間での着実な成長の証です。その範囲が入試で出るかは誰にも分かりませんが、もし出たらバッチリ得点できるはずです。

もうひとつ言えることは、「やればやっただけ伸びる」モードに突入したということです。ここ最近のレッスンでも感じていましたが、「できない」を「できる」に変える勉強法が習慣化されてきたと言えそうです。

そこで、今後のために…

そこで、高校にいっても、今の勉強の仕方を続けていくために、一旦「違い」を整理することにしました。

「めちゃくちゃ勉強の仕方良くなったよね。半年前と今と比べて、自分で何が違うと思う?」

と尋ねてみました。すると、

「分からないところが減ってきたと思います。」

と答えてくれました。

これは自分で自分の成長を感じられていて、ベリーグッドです。ただ、少し質問の意図とはズレていたので、もう一度質問を変えて聞いてみました。

「成長が自分で感じられてていいね!ただ、勉強の仕方の面で、半年前と今とでは何が変わったと思う?なんでこれを聞くのかというと、この”違い”を自分で知っていれば、高校生になっても正しいやり方で勉強できるからだよ。」

すると少し考えて、こう答えてくれました。

「エアーですかね。エアーで解くようになったと思います。」

エアーとは、ノートを使わずに復習する方法で、簡単に言えば書かずに解くことです。この復習法が良いのは、「思い出す」「繰り返す」といった、脳が記憶する仕組みに沿った勉強法だということです。つまり、記憶に残りやすいんですね。

さらに、少し照れ笑いを浮かべながら、

「前は、理科とか数学とか、ただノートを写していました。笑」

「あと、社会は教科書をノートに写していました。笑」

なぜ笑っているのかというと、これは効率的な勉強法ではないとレッスンで僕が伝えていたからです。笑

こんな具合に、半年間コツコツと勉強スキルを磨いてきたことで、しっかりと良い勉強法・悪い勉強法を整理できるようになっていました。これでもう高校に行っても安心です。

お子さんの成長を目の当たりにしたときほど、嬉しいことはありません。僕にとっても自分を肯定できる幸せな瞬間です。

こどもちゃれんじの裏面で見つけた何気ない言葉

そんな授業の翌日。

娘のこどもちゃれんじが届きました。

裏面にこう書いてありました。

一生、役に立つチカラを。

「やってみたい!」

「きっとできる!」

こどもちゃれんじがめざすのは、子どもの成長を支える一生ものの意欲と自信を育むことです。

僕はこれを見て思いました。

勉強スキルは、表面的には点数を上げるためのスキル。

でも、それが身についたときには「きっとできる!」の自信をつけてあげられる。だから本質的には一生役に立つスキルだと。

これは、僕にとっては、目の前の点数を上げることよりも価値あることだと思っています。

常々「点数アップはおまけ」なんて言っていますが、やっぱり点数アップそのものよりも「自分はやれば成長できるんだ」との自信を生み出してあげたい。先日のレッスンで、改めてその思いを強くしました。

・・・といったところで、雑談回はおわりです。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

(本当はもう少し続きを書きたかったのですが、寒気がひどくなってきたのでやめます。。。笑)