こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。
お母さん
お母さん
こういった親御さんの悩みを聞かない日はありません。
ですが、ちょっと気になるところも・・・。
本当に家で全然勉強していませんか?
本当に、家での勉強時間が0分なら話は別なんですが、そうではない場合に
「全然勉強しない」
という表現を使うのは、かなり危険だなと思ったことがあります。
やる気が出ない生徒がこんなことを言っていました
以前、こんなことがありました。
中学3年生の生徒さんがいつもよりあまり元気がなく、勉強もはかどっていない様子でした。
その子は夏休みから毎日6時間とか8時間とかガッツリ勉強していたような子だったので、勉強習慣はしっかり付いていました。
久松
と聞いてみると、お母さんと喧嘩をしてやる気が出ないと教えてくれました。
実はこれまでも何度かお母さんと喧嘩してテンションが下がっていることはあったのですが、その日は今までで一番元気もやる気もなかったように見えました。
よくよく話を聞いてみると、模試の結果が悪かったことがケンカの原因だったのですが、これまでご本人のたまっていたものも全部爆発させたとのこと。
- 毎日塾に行って勉強してる
- お母さんが寝てからも頑張ろうと思って毎日30分勉強してる
- 学校ではわからないところ友達に聞いたりして勉強してる
お母さんの見えないところでがんばってるつもり。でもお母さんは全く褒めてくれない。点数ばっかりしか見てない。
しまいには「生まれてからお母さんに褒められたことがない」、、とまで言っていました。
これもまた絶対にそんなことはないんですが、子供の実感からするとそうなんでしょうね。
結果を見て評価するのは危険
結果を見すぎるとどうしてもこうなってしまいます。
ぜひ努力や過程を褒めてあげてください。
努力や過程をほめられた子はたとえ結果が悪くても次また頑張ろうとします。
それは、努力自体に価値を見出すからです。
一方で、結果を見て褒められると、子どもは結果に価値を見出します。
点数が良いあいだは親子関係も良好ですが、点数が悪くなると・・・。
特に危険なのは結果に自分の存在価値を見出すようになると、結果が悪い自分が受け入れられなくなってしまうこと。
結果が悪い=自分の存在価値がないという思考回路になってしまって、悪い結果をごまかしたりウソをついてしまうケースも出てきます。
(実際にお母さんに結果をごまかしつづけて、12月になって大慌てしたケースもありました・・)
点数を上げたい!なら努力を褒める
点数を上げたいなら、結局は勉強量増やしてあげるのが大事です。
これにプラスで正しい勉強の仕方をしていたら結果が出ます。
親御さんは本当に子どもへの愛情が深い。だからこそ心配になってついあれこれ言ってしまう。
特に結果が悪いとその心配もつきないですよね。でも、そこはぐっと我慢。
心配だからこそ、結果を見て褒めるんじゃなくて努力を見て褒めてあげてください。
そうすれば多少結果は悪くても、「次また頑張ろう!」と思えるようになります。
結果が良かったら褒める、結果に関わらず努力を褒める。
すぐに効果が出るとは限らないけど、これが長い目で見れば効いてきます。
ぜひ参考にしてみてください。
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