これができたらもう安心!勉強の仕方が良くなる「自分を知る力」を鍛える方法

こんにちは、おうちSTUDYの久松隆一です。

前回の記事で、

  • 勉強の仕方を良くするとは単にやり方を知識として知るだけ、技術として身につけるだけではダメなんですよ
  • 最終的に「自分を知る力」を育ててあげないと、せっかくの知識も技術も使いどころを誤って宝の持ち腐れになりますよ

というお話をしました。

じゃあ、自分を知る力ってどうやって育てたらいいのでしょうか?

今回はお子さんの「自分を知る力」を育てる方法について解説したいと思います

自分を知る力を育てる方法

結論から言います。「ふりかえり」をすることです

過去の自分をもう一度見つめ直す機会を作ってあげるんですね。第三者を見るように、自分を見つめる機会を作ってあげてください。

大人になると「あぁ、あの時は若かったなぁ」と感じることってないですか?

僕は最近、特に増えたと感じていて「高校のときは理不尽な先生によく反発してたなぁ」とか、「あんなの絶対に食べられるわけがない」と思っていたかんぴょうが食べられるようになったなぁ、とか。笑

後からふり返って、自分のことを評価すると少し恥ずかしい気持ちになったりします。

でも、その当時はそれが世界のすべて。理不尽な先生に立ち向かうとき正義は自分にあると思っていたし、かんぴょうなんて食べ物じゃない、なんて思っていたわけです。

でも時間が経てば、少し自分とは距離を置いて、第三者を見るように自分を見つめることができるんですよね

こうして自らを後から再評価することで、

久松

あのとき、あんなに反発していたけど、高校の先生にも言い分があって、その伝え方がちょっと理不尽だっただけなのかもな。自分にも非があったなぁ

なんて思えるようになる。(いやぁ、大人になりましたね。笑)

これぞまさに「自分を知る」ということです。

ふりかえりをして、過去の自分を再評価させることで、自分を知る力を育ててあげてください

「ふりかえり」をする際の3つのポイント

では、どうすれば効果的なふりかえりができるのでしょうか?

次の3つのポイントを守ってふりかえりを進めてあげてください

  1. そのとき何を考えていたのか?(認知)
  2. そのときどのような行動を取ったのか?(行動)
  3. 認知と行動をセットにして再評価させる

まずはそのとき何を考えていたのか?という認知に目を向けます

例えば、テスト2週間前になるまでまったくテスト勉強に手を付けなかったとしましょう。

そこには「2週間もあればテストに間に合うだろう」という認知が背景にあります。ここにまずはスポットライトを当てます。

続いて、その時どのような行動を取ったのか?について確認します

今回の例で言えば、

2週間前までまったくテスト勉強をしなかった

という行動ですね。

ここまできたら認知と行動をセットにして再評価させてください

何やら小難しく聞こえますが、やることは簡単です。

今回の例であれば、

「2週間もあればテストに間に合うだろう」という認知のもと「2週間前までまったくテスト勉強をしなかった」という行動を取ったんだよね、という具合に、セットにして事実関係を整理するだけでOK。

事実関係を整理してあげれば、勝手にお子さん自ら再評価が進みます

今回の記事のポイントはココです。ココさえ押さえておけばふりかえりはうまくいくし、自分を知る力も育てることができます。

「もっと早くからテスト勉強をスタートしないと間に合わないよ!」といくら言っても聞かないんです…

こうした親御さんの声をよく聞きますが、これは行動だけに焦点を当てているからうまくいかないんですね。

なんせ人間は「●●しなさい」と言われると一気にやる気を失う生き物です。行動レベルで指示しても逆効果なんですね。

お子さんに行動を変えてほしいなら、自分から行動を変える必要性を感じさせてあげないといけません。そのカギが認知にあるのです

認知と行動をセットにして事実関係を整理すると、お子さんは自ら気づきます。

あのとき2週間もあれば間に合うと思っていたけど、実際やってみたら全然間に合わなかったなぁ…

といった具合に。

注意

ただし、そもそも勉強する価値を感じていない子、そもそも何のために勉強するのか自分で見えていない子にとってはあまり効果がないので、もう一つ手前のアプローチが必要になります。先になぜ勉強するのかを明確にしてあげてください。

これこそがまさに「自分を知る」ということです。自分を知ることができれば、勝手に気づいて、勝手に行動は変わってきます

もちろん、1回や2回ふりかえりをしただけで劇的に変わるなんてことはないので、何度もこのふりかえりをくりかえして、自分を知る力を養ってあげてください

てか、これ親にもできるの?

ここまで読み進めてくると、

「これって、親にもできるの?」

と思われる方がいるかもしれませんが、できます。ただし、これには一つ条件があります。

お子さんが「結果で評価されることはない」という心理的安全性が担保されていることです

テストの結果が悪いと怒られる…

という心配があると、どうしてもお子さんは自己防衛に走ります。これでは生産的なふりかえりができません。

普段から結果の良し悪しでお子さんを評価しないようにしましょう

言うのは簡単で実際にやるのは難しいとは思いますが、ぜひ普段から心がけてみてください。

まとめ

勉強の仕方を良くするための最終関門は「自分を知る」ということ

自分を知る力を養うためには、

  1. その時何を考えていたのか?(認知)
  2. そのときどのような行動を取ったのか?(行動)
  3. 認知と行動をセットにして再評価させる

という3つのポイントを守ってふりかえりを進めてあげてください。

自分を知る力がつけば、効率的に勉強を進める知識や技術を、必要なとき、必要な場面で使えるようになります

そうなればもう勉強の仕方は十分に良くなっているので、あとは行動するだけ。勉強を習慣化するためのフェーズに入っていくことができます。