【中学生の勉強法】勉強したのにテストの点数が悪い?3つの落とし穴にハマっていませんか?

めっちゃ勉強したのに定期テストの点数が悪かった…

テスト勉強したのに点数が悪い原因が分からない…

せっかく頑張って勉強したのに、テストで点数が取れないとやる気が下がってしまいますよね?

自分は頑張ってもムダなんじゃないか…なんて思っていませんか?

でも、大丈夫!!

頑張る気持ちがあるなら、あとは頑張った分だけ点数につなげる勉強の仕方をマスターすればいいだけです。

頑張って勉強したのにテストの点数が悪かったのなら、自分では気づかないうちに、ある落とし穴にハマってしまっているかもしれません。

落とし穴は3つあります。

この落とし穴にハマっていないか、一度チェックしてみてください。

落とし穴①:思ったように進まないことに気づいていない

少し振り返ってみてください。

テスト当日までに、「これでもうやるべきことはすべて終わった!」という状態になったことはありますか?

おそらく、ほとんどの方がNoだと思います。

「数学のワークも復習しないといけないし、英単語プリントもまだ覚えられていない気がする。でも、理科ワークが全然手を付けていないから、まずは理科をやらなくっちゃ!」

といった感じではありませんか?

このような状態だと、なかなかテストで点数を取ることはできません。

自分では勉強を頑張ったと思っていても、仕上がっているわけではないからです。

「勉強した」と「仕上がった」は別物なんですね。

テストで点数を取るためには、テスト当日までに「仕上がった」状態でテストに臨まなければなりません。

この仕上がった状態をつくるのは、実際はなかなか大変なのです。

しかし…

ほとんどの方は「仕上げ」にかかる時間と労力を甘く見積もってしまいます。

これが一つ目の落とし穴です。

仕上がった状態でテスト当日を迎えるためには、自分の想像よりも大変なのです。

「これぐらいの分量なら、1週間前から勉強すれば大丈夫」

と思っていても、実際に手を付けたら1週間では終わらないのです。

こんなことを毎回繰り返していませんか?

そして、テストが終わった後「もっと頑張ればよかった…」なんて反省を繰り返していませんか?

違います!

あなたは頑張っています!

時間の見積もりが甘いんです!!!

一度、自分がこの落とし穴にハマっていないか、チェックしてみてください。

落とし穴②:人はすぐに忘れることに気づいていない

「勉強してもすぐ忘れてしまう…」

よく耳にする言葉ですが、あなたは心当たりがありますか?

もし心当たりがあっても、安心してください。

みんなそうです。

みんな勉強してもすぐに忘れてしまっています。

人間の記憶とは、何もせずにほっておいたらすぐに忘れるようになっています

「勉強してもすぐに忘れる」のはデフォルト設定でそうなっているから普通のことです。

運命を分けるのはここから。

勉強したことを忘れてしまう人もいれば、勉強したことをテスト当日まで頭に残せる人もいますよね?

この違いはどこから生まれるのでしょうか?

この違いは、「人はすぐに忘れる生き物だ」と知っているかどうかによって決まります。

勉強したことをテスト当日まで覚えていられる人は、

「人はすぐに忘れる生き物」であることをよく理解しています。

だから一度「大丈夫」と判断した範囲も、もう一度復習します。

もし忘れてしまっていたら、その場でもう一度覚え直しをすることができます。

さらに、忘れていない範囲も記憶を強くすることができます。人の記憶は、復習すればするほど強くなっていくからです。

こうして、テスト当日まで着々と「仕上げ」を進めていくことができます。

一方、勉強したのにテストで点数が取れない人は、

「人はすぐに忘れる生き物」だという自覚が薄いのです。

一度勉強したから「もう大丈夫だ」と思い込んで、復習をおろそかにします。

するとテストでは点数が取れずに、結果的に自分の頭のせいにします。

勉強してもすぐに忘れるのは、自分の頭が悪いからだと思い込んでいるんですね。

違います。

やり方が悪いのです。

人はデフォルト設定でどんどん忘れるようにできているんですから、それを前提で勉強を進めないといけません。

「人はすぐに忘れる」とよく理解したうえで、そのつもりで復習を計画に織り込まなければなりません。

すぐに忘れる前提で勉強を進めていけば、

  1. 復習して忘れたところを探そうとする
  2. 実際に忘れたところが見つかる
  3. 覚え直しができる
  4. 忘れていないところも復習によって記憶が強化される

といった具合に、テストまでに仕上げが着々と進められます。

落とし穴③:自分にOKを出す基準が甘いことに気づいていない

頑張った分だけ伸びる人と、そうではない人の違いを知っていますか?

違いはいくつもありますが、その中の一つを取り上げます。

何が違うのか?というと「自分にOKを出す基準」です。

勉強していて「よし!これで勉強できた!」とOKを出す基準が違っています。

勉強したのに点数が悪い人はOKの基準が甘いです。

本当はOKを出してはいけない場面で、自分にOKを出してしまっています。

自分では「勉強した」と思っていても、実際は「勉強したつもり」に陥っているんですね。

勉強とは「できない」を「できる」に変えることです。

「勉強したつもり」とは「できない」を「できる」に変えたつもり、つまり「できない」ままなんですね。

この状態のままテストを受けたらどうなるか、もう想像できますよね…?

「自分にOKを出す基準」が甘くなっていないか、一度チェックしてみてください。

では、どんな基準で自分にOKを出せばいいのでしょうか?

少しだけ、私の1:1レッスンの内容を公開します。

  • 自分ひとりで
  • スムーズに
  • 正解できる

この3つすべてにチェックが入れば、自分にOKを出しても構いません。一つでも当てはまらない場合、OKを出してはいけません。

詳しい話をするとキリがなくなるので、この程度にしておきますが、これを守るだけでもずいぶん勉強の仕方は良くなるはずです。

ちなみに、この「自分にOKを出す基準」は、私の1:1レッスンでは一番最初にお伝えしています。これがもっとも根本の部分で、一番大切なポイントだからです。

この基準を守って、自分にOKを出せるように勉強を進めてみてください。

まとめ

勉強したのにテストの点数が悪いなら、次の3つの落とし穴にハマっていないかチェックしてみてください。

  • 落とし穴①:思ったように進まないことに気づいていない
  • 落とし穴②:人はすぐに忘れることに気づいていない
  • 落とし穴③:自分にOKを出す基準が甘いことに気づいていない

もし自分が落とし穴にハマっていると感じたら、すぐに自分の勉強の進め方を見直してみてください。

正しく勉強を進めれば、頑張った分だけ点数につながります。

頑張っても伸びないと「頭が悪い」と思って凹んでしまいがちですが、頭が悪いのではなくて、勉強の仕方が悪いだけです。

ぜひいますぐ思い込みをぶっ壊して、正しいやり方で自分を成長させていってください。

なお、定期テストの正しい勉強のやり方については、こちらの記事に詳しくまとめてありますので、よければ参考にしてみてください。