【中学生向け】学校のワーク活用法!ワークを繰り返して点数を上げる方法&全手順

学校のワークを使って点数を上げたいなぁ…

ワークを使った効率的な勉強法が知りたい!

中学校の定期テストでは、だいたいどの科目もワークが提出物になりますよね?どうせワークをするのなら、点数につながる方法で取り組みたいところ。

ただワークをやるだけではなかなか頭に残りませんが、いくつかポイントを守っ勉強すれば、ワークを仕上げながら頭に残る勉強ができます。

特に、ワークを繰り返すときにいくつか気をつけてほしいことがあります。そのあたりのところも含めて、この記事では学校のワークを使った点数の上がる勉強法を解説していきたいと思います。

準備編:ワークに書き込む前にしておきたいこと

まず実際にワークに取りかかる前に、少しだけ準備をしておきましょう。

テスト範囲のページだけ、コピーを取っておいてください。なぜコピーを取るのか?というと、後で繰り返し復習できるようにするためです。

提出物であれば、ほとんどの場合はワークに直接書き込んで提出ですよね。そうすると、間違えた問題を復習しようと思っても、すでに答えが書かれています。

これではワークを使って効率的に勉強することができません。ですので、コピーを取っておいて、繰り返し復習できるように準備しておきましょう。

実践編:学校のワークを使った効率的な勉強法

準備が終わったら、早速ワークに取りかかっていきましょう。

ワークの使い方の手順を説明する前に、一つだけ絶対に外してはいけない勉強のポイントをおさえておきましょう。このポイントを外すと、せっかくの努力が無駄になってしまいます。

それは、

勉強するとは、できないをできるに変えること

というポイントです。ただワークを解くのが勉強ではないんです。ワークを解いた結果、「できる」状態にするのが勉強なんですね。

できる状態とは、

  1. 自分ひとりで何も見ずに
  2. スムーズに
  3. 正解が出せる

という3つの基準を満たすものです。この3つが満たされていたとき、自分は「できる」状態だと判断してください。このポイントだけは絶対に外さないように注意しましょう。

点数が上がる学校ワークの使い方&手順

では、点数が上がるワークの使い方とその手順を説明します。

ステップ1:できないところを見つける

上で確認したように、勉強とは自分のできないところをできるようにすることでしたね。であれば、まず最初にすべきことは、自分のできないところを発見することです。

自分のできないところを発見する方法はとても簡単。ワークをテストのつもりで解いてみてください。一気に全ページ解くのではなく、1ページずつ区切って解いてみてください。

解くときは直接ワークに書き込んでもらって構いません。これで提出物が仕上がりますね。解き終わったら、その場ですぐにマル付けをしましょう。マル付けをしたときに、間違えた問題やたまたま○になった問題があると思います。

ここが、自分の「できない」ところです。こうして自分ができない問題をまずは見つけましょう。

「できない」ところが見つかったら、次のステップに進む前に一つだけ作業をしてください。ワークをコピーしてあるはずなので、そのコピーの方の問題番号に×をつけておきましょう。×をつけて、自分ができないところを記録しておくのです。

最終的に×のついている問題がすべて、自分の力で解けるようになれば、点数が取れる状態に仕上がります。

ステップ2:できるに変える

自分ができないところを発見したら、次は「できる」状態にしていきましょう。できないまま放置したら、当然ですが点数にはつながりません。

では「できる」状態にするためには、どうすればいいのでしょうか?

まずはできるの一歩手前にある「分かる」の状態を目指してください。×になった問題の解答や解説読んで、なぜその答えになるのか?を理解しましょう。それでも分からなければ、先生や友だちなど誰かに聞いてください。

そうして、そのページにあるすべての×が「あ、分かったかも!」と思えるようになるまでこの作業を続けてください。

ただ、まだ油断してはいけません。解説を読んだり、人に聞いたりしただけでは「分かったつもり」になっているだけかもしれません。

そこで、本当に分かっているかをチェックするために、自分の言葉で説明してみてください。なぜその答えになるのか?が説明できたら「分かる」の段階はクリアです。

分かるの段階をクリアしたら、次に「できる」の段階ですね。できる状態になっているかどうかをチェックしましょう。もう一度、×の問題をテストをしてみてください。このときコピーしておいた方のプリントを見ながら、ノートに解いてみてください。コピーに直接書き込むと、復習できなくなるので注意しましょう。

最終的に、そのページにある×になった問題が自分ひとりの力で解けるようになっていれば、「できない」を「できる」に変わったと言えます。

ステップ3:できるをテストまで維持する

できるようになったからといって、まだ安心してはいけません。ここで油断すると、テストで「あれ…勉強したはずなのに急にど忘れした…」なんてことが起こります。

人の記憶は時間が経てばどんどん薄れていきます。特に、習いたてのことほど忘れていくスピードも速くなります。

一旦できる状態に変えたからといって、安心してはいけません。できる状態をキープする必要があります。

そのために何をすればいいのか?

復習です。

よく復習は大事だと言われますが、復習の最大の目的は「忘れないため」にあります。穴の空いたバケツに水をためても、水は減っていきますよね。だから時々水を追加してあげないといけないのです。

おもしろいことに、水を追加するとバケツの穴は少しずつ小さくなっていきます。脳はそんな性質を持っているんですね。復習を繰り返せば繰り返すほど、水が減っていくスピードは遅くなるのです。つまり「できる」状態が維持しやすくなるんですね。

というわけで、復習をして「できる」状態をテストまでキープしていきましょう。テストまで「できる」状態がキープできていれば、テストでしっかりと得点できます。

よくある失敗

ここでは、ワークを使ったテスト勉強法のよくある失敗について簡単にまとめておきます。

ケース1:何度も復習したのにテストの点数が悪かった

何度も繰り返したのにテストの点数が悪かった…

もし、そんな状況に陥ったら、要因は次の3つのいずれかにあります。どれに当てはまっているかチェックしてみてください。

1.ワークから出題される範囲が少ない

ほとんどないケースですが、ごくたまにみかけます。ワークを仕上げても、ワークからテストに出題される範囲が少ないケースです。これはそもそも勉強の仕方に問題があるわけではないので、次回はワーク以外の教材を使って勉強するしかありません。

2.自分にOKを出す基準が甘い

自分では「できる」と思って、自分にOKを出しても、実際はできるの基準を超えていないことがあります。本当に「できるの基準」を正しく使えているのかどうか、もう一度チェックしてみましょう。

3.テストまでに忘れている

一旦「できる」状態に仕上げても、テストまでに忘れているケースがあります。これは復習が不足していることによって起こります。テスト勉強はやることが多いので、つい復習がおろそかになりがちです。テスト勉強のスケジュールに、復習に充てる時間を確保するようにしましょう。

ケース2:ワークの1回目がほとんど×になる

1回目はテストのつもりで解きなさいと言われても、それだとほとんど分からない…

という場合は、先に授業をもう一度受け直してからの方が早いかもしれません。スタディサプリなどの動画講座を先に見て、その範囲の内容を先に理解しましょう。自分で調べられる人は、自分で教科書や参考書などを見て調べても構いません。

ただ、解説などを見ながらワークの問題を解くことはオススメしません。それをしてしまうと、自分の「できない」ところが見つからなくなります。あくまでも、先に解説を読んで理解してから、ワークをテスト形式で解くようにしてください。

ケース3:このやり方だと、提出物が間に合わない

ワークを使ってていねいに勉強を進めていたら、このペースだとテストに間に合わないかも…と思うタイミングがあるかもしれません。

ただ、残念ながら、この他に点数を上げる方法はありません。点数の上がる勉強をしようと思えばしっかりと「できる」の基準を超えて、テスト当日までできる状態をキープするしかないんですね。

点数を取るためにはこれが最低限の労力なので、もし間に合わないというのなら、次からはテスト勉強を始めるタイミングを早めるしかありません。

まとめ

ワークを使った点数を上げる勉強法について解説してきました。最後に簡単に流れをまとめておきます。

  1. 復習できるようにワークのコピーを取る
  2. テストのつもりでワークに直接書き込む
  3. 間違えた問題はコピーした方の問題番号に×をつける
  4. 調べたり人に聞いたりして「分かる」状態にする
  5. 自分ひとりで「できる」かチェックする
  6. 復習して「できる」状態をテストまでキープする

こうしてワークにある問題をすべて、「できない」を「できる」に変えてテストに臨めば、自然に点数が取れるようになります。

頑張ってるのになかなか伸びない人は、この勉強の仕方が身についていないだけです。正しいワークの使い方を守って、頑張った分だけ点数につなげていきましょう!

なお、定期テストで高得点を取る勉強法については、コチラに詳しくまとめてあります。参考にしてみてください。