「解説や答えを見ながら問題を解く」勉強法の落とし穴

こんにちは、おうちSTUDYの久松隆一です。

勉強してるときはできてたのになぁ…

なんてボソッとお子さんが言ってたりしませんか?

もしかすると勉強のやり方がマズいのかもしれません。

よくある間違った勉強パターンの1つに、

解説や答えを見ながら問題を解く

というやり方があります。

え?別にいいんじゃないの?

と思うかもしれませんが、あることに注意しておかないと、一気に学習効果を落としてしまうんですね。

というわけで、この記事では、「答えや解説を見ながら問題を解く勉強法」がなぜ良くないのか、どのようなデメリットがあるのかについて解説し、正しいやり方も合わせて紹介していきたいと思います。

この記事で正しい努力ができるようになってください!

問題を解きながら解説や答えを見てはいけない理由

理由はシンプルです。

自分が理解していないところを発見できないからです。

英語の文法や単語を学ぶ際、解説や答えを見ながら問題を解くと、自分が間違って覚えている単語や文法の使い方に気づく機会を失ってしまいます。

例えば、

I have lived in Osaka for 5 years.

という文章を日本語に訳しなさいという問題があったとしましょう。

その問題を解いているときに、

あれ?have livedってなんだっけ?ちょっと解説見てみよー

といって調べてしまったとします。

そうすると、本来であれば自分の知らない知識なわけですから、この問題は×になるはずですよね?

でも、解説を読んだことで○になってしまいます。

本来なら×なのに、解説を読んだことで○になる。

その場で気分はいいかもしれません。

でも、実際の実力は何もついていないわけです。

であれば、何も見ずに解いて自分で「ここは分かってないぞ」と自覚することの方がよっぽど大事なんですね。

もし解説を見ながら解いているのであれば、今すぐやめましょう。

でもね、別に自分を責めなくてもいいですよ!

レッスン中に「見ながら解いたことある?」と聞くと、過去全員が「ある」と答えるぐらいよくあるパターンです。笑

じゃあ、そのかわりにどうすればいいのか?

正しいやり方の流れを解説しますね。

実力がつく勉強の流れ

先に結論を言ってしまうと、答えや解説を見るタイミングが重要になります。

ステップ1:何も見ずに解く

まずは自分で問題に取り組んでみましょう。

例えば、英語の文法問題では、解説や答えを見ずに、自分で単語や文法の使い方を考えて解いてみることが大切です。

このときは分からなかったら、分からないで構いません。

むしろ「ココが分かってない」と発見できていることが重要です。

解けないところが見つかってラッキー!

ぐらいの気持ちで解いてみましょう。

これによって、自分が理解していないところや苦手な部分を発見することができます。

ステップ2:マルつけをするときに初めて答えや解説を見る

何も見ずに問題を解いた後で、はじめて解説や答えを確認しましょう。

ココです、答えや解説を見るタイミングは!

ステップ1で自分の分からないところをしっかりと見つけたあとで、初めて答えや解説を読んでください。

そして、このときにこそ自分が分からないところを一つ一つクリアしていきましょう。

しっかりと解説を読み込んで、分からないところは人に聞いたり調べたりしながら、じっくり取り組んでくださいね。

ステップ3:×のところを定期的に復習する

人間はすぐに忘れます。

初めて「分かった!」「覚えた」と思ったことは、自分で思っている以上にすぐに忘れてしまいます。

だからこそ、何度も復習をして、知識を自分のものにする必要があるんですね。

×になった問題は定期的に復習しましょう。

復習することで知識が定着して、自分の苦手な部分をどんどん潰していくことができます。

解説を見ながら解いてしまうと、×がつかないので復習ができないんですね。

だからこそ、解説を見ずにしっかりと解いて×にする。

そして、×になったところを何度も復習するというやり方で進めることが大事というわけです。

まとめ

問題を解きながら解説や答えを見る勉強法は、自分が理解していないところを発見できないデメリットがあります。

だからこそ、

  1. まずは何も見ずに解く
  2. マルつけをするときに初めて答えや解説を見る
  3. ×のところを定期的に復習する

という流れで勉強を進めるようにしましょう。

ほんの小さなやり方の違いによって、成長速度は大きく変わってきます!

ぜひこのポイントを守って日々の勉強を頑張ってみてくださいね。

他にも間違った勉強法しているかも?と気になる方は、一度コチラの記事を読んでチェックしてみてください!