中学生
中学生
中学生
こうした悩みを抱えている中学生とその親御さんのために、勉強に集中する方法を紹介します。
と諦めないでください。集中できない原因はいろいろと分かっていて、それを解決する方法もあります。ここでは、手軽に始められる方法を中心に紹介するので、まずは気軽に試してみてください。
とはいえ、それだけで集中力をアップする魔法のような方法はないし、ポケモンセンターみたいに一瞬で集中力が回復することもありません。
中学生
という妄想はさておき、いろんな方法を試しながら、自分にあった勉強に集中する方法を見つけていきましょう。試してみる前から「どうせできない」と思わずに、とりあえず一度やってみることをオススメします。
ということで、今回は勉強に集中できないときに中学生でも手軽にできる集中力を高める方法を紹介します。早速いきましょう。
スマホを見えないところに置く
あるおもしろい実験があって、
- 電源を切ったスマホを机の上に置いて作業したグループ
- 電源をつけたまま自分の見えないところに置いて作業したグループ
この2つのグループの作業効率を比べた実験があります。その結果、スマホは自分の見えないところに置いておく方が作業効率が上がるということが分かっています。
なぜかというと、スマホが見えているだけで集中が切れて、注意散漫になるからです。つまり、勉強する場合は「スマホが見える状態にあってはダメ」ってことです。見えないところに隠した状態で勉強するようにしてください。
その他、漫画とかゲームも同じ。気が散る原因になるものは、自分からすぐに見えるところ置かないようにしましょう。
勉強する場所を変える
一つ上で、見えるところに気が散るものを置いてはいけない、という話をしました。でも、なかなか自分の部屋にあるものをすべて片付けるのが難しいという場合には、そもそも勉強する場所を変えてしまいましょう。
例えば、図書館に行くだとか、塾の自習室を利用するだとか。そうしたところに行けば、周りも勉強しようという意識の高い人が集まっていますし、周りから刺激を受けることもできます。周りが頑張っているから、自然に自分も頑張れます。
これは部活と一緒かも。部活の厳しい筋トレとか、一人でやろうと思ってもなかなかできません。
勉強する場所の選び方についてはこの記事に詳しく書いてあるので、参考にしてみてください。
勉強する時間を変える
朝は勉強のゴールデンタイムといわれています。なぜなら、睡眠中に脳が情報を自動整理してくれていて、頭がスッキリしているからです。集中できる万全の状態にあるのが朝なので、どうしても夜に集中できない場合は、朝に勉強するのもアリです。
夜は部活で疲れて帰ってきたり、学校で勉強したり塾で勉強したりと、一日の活動によって脳が疲れています。脳が疲れているときに、いくら集中しようと思ってもなかなか集中はできないものです。それは、脳が疲れていて「もう限界だよ」というサインなんですね。であれば、夜勉強するのは諦めて、朝に勉強するのもアリというわけです。
ただ、朝ってなかなか起きるのが大変だったり。。。これはよくよく自分の生活リズムと相談してみてください。別に朝にこだわる理由はなくて、脳の疲労が取れていれば夜でも集中できるので、そのあたりについては勉強するベストな時間帯についての記事を読んでみてください。
休憩を上手に取って脳の疲労を取る
眠くなったり、集中できないのは脳が疲れているからです。スポーツや運動では、身体が疲れているときには、なかなか良いパフォーマンスが出せないものです。スポーツでも休憩や休息が大事ですが、それは勉強においても当てはまります。
どうしても根性論が先に立って「頑張らないといけない」と思うかも知れませんが、結果的にそれは遠回りになります。休憩は上手に取りましょう。
押さえておいてほしいポイントは2つあって、
- 休憩中はスマホを触らないこと
- こまめに休憩を取ること
です。
休憩中はスマホを触らず、「ぼーっとすること」で脳の疲れが取れることが分かっています。休憩中にはスマホを触らずに、脳をゆっくり休めてあげられるように、ぼーっとしてみてください。ただ、あまりにも眠い場合には15分ほど眠ってみてください。15分を超えると深い眠りモードに突入するので、そこだけ注意!
2つ目のポイントは、こまめに休憩をとることです。脳が疲れている夜は、特に長い時間集中ができないものです。なので、勉強時間もこまめに区切って勉強することをオススメします。
例えば、
このリズムを繰り返してみてください。こまめに休憩を取れば、結果的に集中力が増してたくさんの知識を覚えることができます。
タイマーを使って「締め切り効果」を使う
今日紹介するテクニックの中で一番お手軽な方法です。キッチンタイマーを使って勉強時間を管理してください。
人は締め切りが近づくと、自然に集中できるようになります。これは「締め切り効果」と呼ばれています。この「締め切り効果」を活用するには、こまめに締め切りを設定することが大切です。
上で紹介した「25分勉強して、5分休憩」を繰り返すというのも、この締め切り効果を狙ったものです。決めた時間の中でどれだけのことができるか取り組んでみてください。ある意味、ゲーム感覚で取り組んでみるとより効果が高まります。
例えば、
といったように、自分で時間内にクリアできるかどうか微妙なラインを設定して、ゲーム感覚で楽しみながら学習を進めてみましょう。
自分の勉強している様子を撮影する
これはスマホをつい触ってしまう問題を解決するのにも有効です。
というのであれば、スマホを自分の見えないところに置いた状態で、自分が勉強している姿を撮影してみてください。
カメラを向けられると、急に緊張するって経験ありませんか?誰かから見られている状態になれば、なんかシャキッとしますよね?この効果を自分一人で手軽に作り出すのがこの方法です。
私の生徒さんの中には、友だちと協力して、お互いに「前日の勉強している様子」を見せ合うという工夫をしている方もいます。かなり効果があるようです。
ちょっと話が逸れますが、こうした小さな工夫の積み重ねが大事なんです。魔法のような方法はないからこそ、小さな積み重ねです。
事前にやることを決める
これは勉強に入る前のちょっとしたコツなのですが、今日やることを事前に決めてから勉強に取りかかってみてください。
なぜかというと、勉強の途中で「次、何しよっかな?」と考えるタイミングで集中力が切れるからです。あれしよかな?これしよかな?と迷っているうちに、集中力が切れてしまうんですね。
スタンフォード大学の研究によると、「ジャムの法則」といって、人は選択肢が増えるほど行動に移せなくなる、ということが分かっています。これは「何しよっかな?」と迷っているタイミングで集中力とかやる気とかが消え去ってしまうから、行動に移せなくなるわけです。
勉強に入る前に、今日やるべきことを決めておいてください。決めたら、あとはたんたんとやるべきことをこなしていきましょう。
まとめ
この記事では勉強に集中できないとき、手軽に試してほしい方法を紹介してきました。
- スマホを見えないところに置く
- 勉強する場所を変える
- 勉強する時間を変える
- 休憩を上手に取って脳の疲労を取る
- タイマーを使って「締め切り効果」を使う
- 自分の勉強している様子を撮影する
- 事前にやることを決める
最初にも言ったけど、一瞬で集中できない問題を解決する方法はありません。あくまでも小さな積み重ねの結果。
小さな工夫を積み重ねていけば、自然に集中できる状態を生み出せるようになります。いろんな方法を試してみて、自分に合った集中力を高める方法を編み出してみてくださいね。
参考になれば幸いです!
おまけ
という方は、こちらの記事にまとめてあるので、良ければ読んでみてください!