こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。
人生って基本的にコントロールできないじゃないですか。何が起こるか分からないというか。
自分では臨まなくても生病老死は勝手にやってきますし、圧倒的に自分ではコントロールできない領域の方が多いと思うんですよね。
ただ、もちろんコントロール可能な部分があって、その中で、子供達にはやっぱり最大限努力して自分の望む人生に近づいてほしいって思うわけです。
もちろん親としては、それを全力でサポートしてあげたいですよね。
じゃあ、
コントロール可能なものって何があるのか？
どうコントロールすべきなのか？
親は何をしてあげられるか？
今日はこの辺りのところをお話しします。
「きっかけ」はコントロールできない
何か物事を始めるときって勇気がいりますよね。
車でも発車するときが一番ガソリンを消費するって言いますし、何事も最初にゼロからイチにするのが一番労力がかかるわけです。
なので、普段はイチにしたいと思っていても、思っているだけでなかなかイチにはなりませんよね。
でも、あるとき何かしらの「きっかけ」があって、それを契機にゼロからイチにしようと動き始める。人は動き出すときに何か「きっかけ」が必要なんですね。
ただ、そのきっかけはコントロールできません。
わたしも自分で振り返ってみたときに、何か新しいことを始めるときは、すばらしい人に出会ったり、感動するような出来事が起きたり、反対に望まない出来事が起きたことがきっかけとなっています。
これって全部コントロールできないですよね。
コントロールできるとすれば「きっかけづくり」だけ。
きっかけになるような出来事に出会うために、自分の行動量を増やすことしかできない。
行動量を増やしても、転機となるような「きっかけ」に出会えるかは分からない。きっとコンビニに「きっかけ」が売ってたらバカ売れでしょうが、現実はそんなわけにはいかない。
あくまでもきっかけに出会えるかは運です、運。
きっかけとなる出来事が発生したときのためにいつでもスタンバイＯＫ！にしておきたい
きっかけは「マッチ」のようなものだと思うんです。
爆弾に火を付けるマッチ。
火を付けたら爆発する。いつ火がつくかはコントロールできないけど、火が付いたときにはいつでも爆発できるようなスタンバイOK状態にしておいてあげたいですよね。
火をつけたときに中に火薬が詰まってなかったら何も起こりません。
中に火薬を詰める作業を事前にしておかないといけないんです。
これこそが教育だと思っています。
何かきっかけとなる出来事が起きたときに、いつでもその子が自分の人生を切り拓いていけるようなスタンバイOK状態をつくっておいてあげるのです。
スタンバイ状態ができていないと、せっかくのきっかけがムダになってしまって、いつまでたっても不発弾のままになっちゃいます。
スタンバイができていない状態とは？
じゃあ一体スタンバイができていない状態って、どんな状態なんでしょうか？
わたしは「自信がない」という状態だと思っています。
自信の無い子は「やってもムダ」と思っている場合が多い。もしかしたらものすごい才能があるかもしれないのに、自信がないと「やってもムダ」と思ってやらないんです。
こういうあり方ではせっかく運良く降ってきた「きっかけ」も活用できずに終わってしまいます。
スタンバイ状態をつくるには？
なので、いつきっかけになる出来事が発生してもいいように、スタンバイ状態をつくっておいてあげたい。スタンバイ状態をつくるまではコントロール可能なんですね。
じゃあどうやってスタンバイ状態をつくっておくか？
スタンバイ状態＝自信があるという状態なので、自信を持たせてあげればいいんですね。
この記事に詳しく書いてますが、自信を持たせるには成功体験です。自分の努力が成長につながった経験。これさえあれば、自分は「努力したらその分成長するんだ」という実感が持てるので、きっかけとなる出来事が起きたら自然に動き始める。
きっかけを活かすことができるわけですね。
つまり、スタンバイ状態を作るには、たくさん成功体験をつくってあげたらいいのです。
全国のお父さん、お母さん、実は教育ってシンプルなのかもしれません。たくさん小さな失敗をさせて、それをサポートしてできるようにしてあげるだけ。
あぁ、なんてシンプル。
できることはいっぱいありそうですね！
まとめ
まとめると、
- きっかけはコントロールできない
- きっかけを活かすためのスタンバイ状態は作っておける（コントロールできる）
- スタンバイ状態とは「自信を持たせること」
- 自信を持たせるためには「成功体験」をたくさん積ませる
ですね。
「自信を持たせてあげること」はコントロールできる領域なので、どんどん自信を持たせてあげて、いつかやってくる「きっかけ」を万全の状態で迎えさせてあげたいなぁ！！
今日はここまで。
