こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。
お母さん
と、親御さんからよく聞かれます。
なかなか勉強習慣を中学生の頃から身につけるのは難しいですよね。
とはいえ、わたしは正直なところ、中学生に勉強習慣を身につけてもらうのはかなり得意です。
極端な例ですが、30分も集中が続かなかった中学生を1ヶ月後には10時間勉強するまでに習慣づけたこともあります。
テクニックとしてはそんな難しくありません。
とにかく子供に寄り添うのが大事なだけ。信頼関係と愛情があれば誰でもできます。
というわけで、今回は中学生に勉強習慣をつける方法についてお伝えしようと思います。
自分で決めたことを達成すると楽しい
お母さん
って聞きますが、本当にそうでしょうか?
ゲームとかマンガとか、好きなことなら時間を忘れて没頭していませんか?
わたしも本を読み出すともう止まらなくて、真夜中まで時間を忘れて読みふけることもしばしばあります。
マンガも読みますし、大好きな『キングダム』を読みだすと本当に止まりません。笑
そんなとき、もし「勉強しなさい」って言われても、やる気なんて絶対におきません。
基本的には人間は自分のやりたいこと以外はやらないというか、楽しいと思えることが最優先になります。
楽しいことを我慢させて、むりやり勉強させても一時的には良くても勉強習慣をつけるまでにはならないんですよね。
逆に言えば、子供って勉強を楽しいと思えたら勉強するんです。
勉強を通じて「楽しい!」と感じれば、勉強習慣は自然につくわけですね。
勉強して楽しい!はどこからくるか?
勉強を通じて楽しいと思えるのは、自分が成長していることを実感できたときです。
人間ってそもそも「成長」が大好きな生き物です。
自分の成長が感じられれば、どんどん楽しくなってくるんですよね!
- これまで全然解けなかった問題集が解けるようになった!
- これまで何言ってるか分からなかった学校の授業が分かるようになった!
こうやって自分が成長してたら楽しい!と思えるし、楽しかったら自然に勉強する。
で、そうやって成長が積み重なってある一定のレベルまで達すると、結果が出るようになってくる。
ここまで来れば、周りも本人の成長に気づいて(※それまでは気づけないケースが多い)見る目が変わってくるし、自然に褒められる機会がめっちゃ多くなる。
周囲の評価が明らかに変わるんですよね。
そうすると、勉強を通じて楽しい!と感じることができるんですよね。
楽しいと感じられれば、次のやる気につながって勉強するようになる。あとはこのサイクルをキープしていけば、勉強習慣の完成です!
意外とシンプルでしょ。
努力し続けられるように環境をつくる
シンプルなんですが、ほっといたらダメ。
これを続けていくためには、環境を作ってあげることが大切です。
勉強が楽しい!と思えて勉強に対する抵抗がなくなった後も安心してはダメです。しっかりと環境を整えてあげないと習慣として勉強を続けていくのは難しくなります。
大人だって、ダイエットするために「ジム」へ言ったり「ヨガ教室」へ通ったりするわけです。これは教えて貰えるというよりも、勉強の環境を求めているのかもしれません。一人でダイエットしようと思っても、なかなか続かないけど、みんなでやればやる気が持続する。
こうした環境は中学生であればなおさら必要です。つい目先のことに走ってしまうので、環境づくりをしないとなかなか勉強を続けていくことは難しいんですね。
どんな環境をつくる?
では、どんな環境をつくってあげたらいいのか?
まず最初に2つのことを本人と一緒に決めてみてください。
・最低勉強時間を決める
⇒毎日最低でもこれだけの時間は勉強する!
・期間を決める
⇒このルールは○日までとする!
最低勉強時間を決める
これは「最低」がキーワード。
あくまでも「最低時間」なのでそれ以上勉強してもOK!
気分が乗ればそのまま勉強を続けたらいいし、気分が乗らないときは「最低時間」だけやったらOK!
その代わり決めた時間は眠かろうが風邪をひこうが絶対にやる。それだけは守る。
で、その最低勉強時間を決めるときのコツは「ハードルを下げきる」こと。みんな勉強時間を決めるときに30分とか1時間とかって決めるんですが、これが一番続かない原因なんですね。
最近ちょっと太り気味のわたしは、ダイエットで「夜ご飯を食べない」という高いハードルを設けて一瞬でくじけました( `・ω・´)ノ笑
これと同じで、中学生にとって30分勉強するってなかなかハードルが高いんだと思います、勉強が嫌いな子は特に。
ハードルを下げきってみてください。例えば「毎日1分勉強する」とか。これなら毎日でもできるはず。それでも続かないなら30秒にする。
そうやって必ずできるレベルの目標を立てて、それを毎日必ず続ける。
続けていくうちに、やらないと気持ち悪くなってくるので、そこまでこれば勉強習慣がついたと言えますよね。
期間を決める
最低勉強時間を決めたら、次はそのルールをいつまで続けるのか?期間を決めてください。
やっぱゴールが見えないとしんどいんですよね。
ゴールが見えないマラソンは地獄ですが、「ほら、あそこまで行ったら終わりだよ!」ってゴールが見えたらもりもり力が湧いてくる。
人間ってそういう生き物なので、その習性を最大限に活かしましょう。
やはりこの期間を決めるときも、ハードルは下げきってください。
おすすめは1週間!
1週間が終わったら、また次に同じように1週間の目標を更新していくんです。人間は3週間続けたらそれが習慣になると言われているので、1週間を3回繰り返せばいけますね。
それでも厳しそうなら3日!
とにかく必ずできることからスタートしてみてください。理想は一旦捨てましょう。理想は現実を積み重ねていくしかないので、ほんのちょっと現実を変えることから始めてみてください。
ルールを決めるときの注意点
ルールを決めるときに注意したいのは、2点。
- 自分で決めさせる
- ハードルをさげる
です。
目標は自分で決めないと達成感が味わえません。
達成感がないと本人が心から楽しいと思えないんですよね。人に決められたノルマではダメなんです。ルールは自分で決めさせてください。
親がすべきなのは、ルールを決めることではなく、ハードルを下げること。100%できると思うところまで「最低勉強時間」と「期間」までハードルを下げてあげてください。
上でもひたすら言い続けてましたが、いくら強調しても足りないくらい最初はとにかくハードルを下げるのが本当に大事です。言い換えると、
100%達成できるルールを決める
ということ。
上述しましたが、楽しいの原動力は成長を本人が実感することです。
どんな小さなことでも、それができた!というのは本人の自信になる。前の自分と今の自分とは違うんだ!という実感が楽しさを感じる源になります。
楽しければ自然に次のやる気につながっていきます。まずはハードルを下げきって、達成感を感じさせてあげてください。
これが積み重なっていけば自然に勉強習慣はついていきます!
ぜひお試しください!
久松
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