こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。
これまで1000人近くの勉強が苦手な中学生の勉強をサポートしてきましたが、勉強が苦手な中学生にはある共通点があります。
それは「とりあえずやってみる」という気持ちに欠ける点。
つまりチャレンジ精神がないのです。
あなたのお子さんも、
- 「どうせやってもムダ」
- 「できるわけない」
- 「やる意味がないからやらない」
なんて言ってませんか?
それは本当にもったいない。
自分の未来は自分で変えられることに気づいていないんです。
自分の未来を切り開くには、ちょっとずつ現実を変えていく必要があります。そこで絶対に必要なのがチャレンジ精神です。
わたしは勉強なんてできなくてもいいと思っていますが、勉強ができないとついついチャレンジ精神を失ってしまいがちです。
そこで、今回は勉強が苦手な子がチャレンジ精神を失う原因とそれを取り戻すための方法ついてお話しします。
勉強なんてできなくても別にいいよね
語弊を恐れずに言えば、学校で習う勉強なんて足し算と引き算さえできれば、大人になっても大して困らないじゃないですか。もちろんできるに越したことはないですが。
中学生の間は「勉強ができる・できない」というモノサシがあって、それによって評価されるウエイトが大きいんですよね。でも、みんないずれ大人になる。大人になって社会にでたら、それ以外にもたくさんの指標があるわけです。
だからこそ、勉強のできるできないというモノサシだけで子どもの未来を測ってはいけないわけです。
でも、大人達は相変わらずそのモノサシだけで子供達を測ってるし、測られる中学生は相変わらず「勉強ができるかできないか」というモノサシだけで自分の評価を決めてしまっているところがあります。
だれも彼らに教えてあげないんです、大人になったら勉強以外のモノサシで評価される場面の方が多いんだよ、って。
だから、中学生からしたらすばらしい未来が描けなくなってしまう。「勉強ができない=わたしは駄目な人間=何をやってもムダ」という発想になってしまいがちなんですよね。
そうするとチャレンジする気持ちもどこかに飛んでいってしまいます。
これが勉強が苦手な中学生がチャレンジ精神を失う理由です。
まずは大人が勉強の出来具合で子どもを測ることをやめなければなりません。
何事にもチャレンジできる子を育てたい
人が何かにチャレンジするとき、前提となるひとつの条件があります。
それは「やればできる」という自信があることです。
やればできるという自信がない限りほとんどの人はチャレンジできません。
なぜなら「やってもムダ」と思っていることに対して人間は一切の努力をしないからです。
例えば、「来週までに体重を10キロ落としなさい」と言われて、あなたは何かしらの努力ができますか?
おそらくほとんどの人が無理と答えるはず。
何も努力する気になれませんよね。
わたしだったらたぶん
「絶対むり、ポテチ食べよ。」
ってなります。
「やってもどうせできない、むだむだ」という感覚がある限り、人間は行動しないんですよね。
「やればできる」の基準はその人の経験によって決まる
ひとくちに「やればできる」といっても、その基準は人それぞれです。
なぜなら「やればできる」という基準は、その人がこれまでしてきた経験によって決まるからです。
人ってそれぞれセルフイメージがあるじゃないですか、わたしはこういう人間だ、っていう。そのイメージはいろんな成功や失敗を経験していくことによって出来上がっていくんですよね。
ぼくは人見知りだなと昔は思ってたもんですが、社会人になって人と関わる経験を積んでいくことで、そんな風に思わなくなりました。
セルフイメージって常に更新されていくわけです、経験によって。
「やればできる」の基準もこれと同じです。
経験によって「やればできる」の基準が決まっていくわけです。
逆に言えば、経験を積むことによって「やればできる」の基準を上げることができるんですよね。
「やればできる」の基準を上げるにはどうすればいいの?
どういう経験を積めば「やればできる」の基準が上げられるのでしょうか?
それは「ちょっと背伸びしたことをクリアする」という経験です。そもそも子供達は普段からそうやって自分の「やればできる」の基準を上げていってます。
例えば、
・登れないと思ってた木に登れた
・計算ドリルを時間内に解けた
・クリアできないと思ってたゲームをクリアできた
とか。
子供たちの日常はちょっと背伸び⇒クリアの繰り返しなんですよね。
そこで小さな成功体験を積んでいく。
で、無意識のうちに掴んでいくわけです。
「やればできる」って。
こうやって「やればできる」の基準が上がっていくんですよね。
「背伸びにチャレンジ!⇒成功!」という体験をたくさん積ませよう
あとはこの繰り返しです。
- ちょっと背伸びしたことにチャレンジする
- チャレンジに成功する
- 成功体験が自分に蓄積される
- 「やればできる」の自信がつく
- 1に戻る
成功体験を数多く積めば、勝手に「やればできる」の基準がどんどんあがっていきます。
すると、何でもチャレンジしたらできるかも、という自信がついていくというわけですね。
まとめ
子どもは可能性の塊です。好きなことにチャレンジして、自分の生きたい人生を伸びやかに生きてほしいです。
そのために必須なのが「何事にもチャレンジする」という能力です。
チャレンジ精神を育むために周囲がサポートできることは次の2つです。
- 勉強の出来で子供の未来を測ることをやめる
- 成功体験を積ませて「やればできる」の自信をつけてあげる
勉強ができるできないは彼らの未来を決める絶対条件ではありません。そんなことよりも、「やればできる」の自信をつけて、何事にもチャレンジする気持ちを引き出していきましょう。それこそが彼らの素晴らしい未来につながっていくはずです。
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