こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。
今の時期、まさに中間テストのまっただ中。
お母さん
お母さん
お母さん
てな具合に、親としてのテスト後の対応に迷ったりしますよね。
久松
テストが良かった場合も、悪かった場合も基本的には同じ4ステップです。
テストの結果が悪かった場合のが声かけに迷う場合が多いと思うので、この記事ではそのケースを想定して4つのステップに分けて解説していきますね。
ステップ1:どう思うの?と子どもの気持ちを聞く
まず最初は子どもの気持ちを聞くところからスタートです。
例えば、テストでまた悪い点を取ってきてしまった、とします。
ただ、悪い点というのはあくまでも親目線での話。子どもに言わせてみれば、ちょっと自分としては良い出来だったと思っているかもしれません。
それを頭ごなしに、悪い点数だという前提で声かけしてしまうと、あまり良い結果にはつながりません。
まずは子どもが「その結果をみてどのように感じているのか?」を把握しましょう。
久松
ステップ2:子どもの気持ちに共感を示す
ステップ1で子どもの気持ちを聞いて、それを引き出すことができたら、その気持ちに共感してあげてください。
例えば、お子さんが「悔しい」と感じているとしたら、一旦親の意見は横に置いておいて、まずは「そっかぁ、頑張ったけど取れないと悔しいね。。」と共感する。
ここが大事なんですよね。
中学生
↓
お母さん
みたいに、頭ごなしに意見してしまっていませんか?
共感しないから、お子さんは「この人はわたしのことを理解してくれない」と感じてしまいます。すると、もうその先は何を言っても無駄。。。だって自分のことを理解してくれない人の意見なんて、いくら正論であっても聞く気になれませんよね?
共感することによって子どもが次に向かう建設的な話をするための姿勢が整います。
この姿勢が出来る前に、頭ごなしに親が意見すると、反抗心が芽生えたり、怒られないための自己保身に走ってしまいます。
ステップ3:努力を認める+進歩したところを伝える
次回へ向けての建設的な姿勢が整ったら、解決策について話したいところですが、まだ我慢。
その前に「今回がんばったところ」「今回成長したところ」をしっかりとフィードバックしてあげてください。
特に、過程に注目して進歩したところを伝えると有効です。
例えば、
- テスト勉強を以前よりも前向きに取り組めた
- 計画的に取り組めた
- 分からないところは積極的に質問できた
- 塾の自習室に通って勉強していた
- 繰り返し復習するという姿勢ができた
といった具合です。
結果が悪いとつい「褒めるところがない」となってしまいますが、過程を見れば良くなっているところはいくらでもあるはずです。
過程にフィードバックしてあげることで、次のやる気につながっていきます。
久松
根本的に点数を伸ばすためには、正しいやり方×勉強量の積み重ねでしかありません。勉強量を引き出さないと、いくら正しいやり方で勉強しても結局点数は伸び悩んでしまいます。
「努力の強化」は必須。
そのための方法が、過程に注目して努力を認める+進歩したところを伝える、ということです。
久松
ステップ4:信頼を示す
最後に、信頼を示してあげてください。
「あなたならできるよ」
というメッセージが伝わることで、子どもは安心します。
そして次は期待に応えられるようにがんばろう!というやる気が湧いてきます。
子どもにとって、叱られる=大好きな親から見放される恐怖、という側面があります。
これまで生まれてから無条件に自分を認めてくれていた親から叱られ続けると、存在自体が脅かされるような恐怖を感じます。
もちろんそんなことは子ども自身も感じていませんが、無意識の領域でそういう心理になってしまうんですね。
特に、結果によって叱られる経験を繰り返すと、「結果を出せない自分は誰からも認められないダメな存在なんだ」という考えになってしまいます。
やる気を引き出すのと自己肯定感を引き出すのはある意味で同じなんです。
「失敗してもいいんだよ、あなたは存在するだけで尊いんだよ」
というメッセージを親から感じることで、失敗を恐れずに色んなことにチャレンジできる勇気と、チャレンジするためのやる気が湧いてくる。
「結果はダメだったけど、今回こんなに頑張ったあなたのことを私は見ていて嬉しかったよ。次も頑張れるって私はあなたのことを信頼してるよ、大丈夫大丈夫、あなたならできる!」
こうやって存在自体を認めてあげて、正しく信頼を示すことで次につながるやる気が引き出されてきます。
親からの言葉の効果は絶大です!
ぜひこの声かけの方法を活用して、やる気を引き出してあげてください!
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