こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。
なかなか数学の点数が伸びないなぁ…
中学生
という中学生の方のために、数学の勉強法のポイントを紹介します。
数学の勉強をがんばってるけど、なかなか点数が伸びてこない人は、もしかすると数学の勉強法が間違っているかもしれません。
自分の勉強法が正しいかどうかは、自分では判断しにくいですよね。そこで、まずは「伸びている人の勉強法の特徴」を知ることをオススメします。
- どんな人は数学の点数を伸ばすのか?
- 一方、どんな人が点数が伸びないのか?
この違いを知っておけば、自分の数学の勉強の仕方について見直すことができるからです。
というわけで、今回は数学の点数が「伸びる人」と「伸びない人」の3つの違い&特徴についてまとめました。
どんなふうに勉強したら良いのか?という解決策のポイントも一緒にまとめています。ぜひ自分の数学の勉強法を振り返る機会にしてみてください。
数学の点数が伸びる人は「なぜその答えになるのか考える」
数学の点数が「伸びる人」と「伸びない人」の違い。
1つ目はこちら。
伸びる人
なぜその答えになるのか考える
伸びない人
答えが合ってたらOKにする
ちょっと考えてみてください。テストで全く同じ問題を見たことがありますか?
もしかすると、何回かは見たことがあるかもしれません。でも、基本的にはまったく同じ問題は出ませんよね?だからこそ、数学の勉強をしているとき、答えが合っているからといって安心してはいけません。
本番で使える知識を何も手に入れてないですから。
伸びない人はつい「答えが合ってたらOK」とすぐに自分にOKを出してしまいますが、伸びる人は違います。数学の勉強をしてどんどん成長していく人は、「なぜその答えになるのか?」と考えています。
例えば、サッカーの試合をテレビで観ていたらオフサイドってルールをよく聞きますよね。
このとき、伸びる人は「今のプレーがなぜオフサイドなのか?」と考えます。そして、その理由を突き止めます。
一方、伸びない人は「審判がオフサイドって言ったから、オフサイドなんだね」で済ませちゃう。なぜオフサイドなのか?ということまで考えない。
この考え方の違いです。
「審判がオフサイドって言ったから、オフサイドなんだ」で済ませてしまう人は、もし自分がサッカーのプレーをすることになったら、きっとオフサイドを繰り返してしまいますね。
なぜオフサイドになるのか、その仕組みが分かってないから。
一方、「今のプレーがなぜオフサイドなのか」と理由まで考える人は、もし自分がプレーすることになったとしても、オフサイドになる可能性は低い。だってオフサイドのルールが分かってるから。
数学の勉強も同じなんですね。
(他の科目も同じですね!)
数学の勉強をするときは「答えが合ってるからOK!」と考えてはいけないということです。なぜその答えになるのかまで考えて、理由を突き止めましょう。
伸びる人に変身するためのポイント
もしあなたが伸びない人の考え方をしていたとしても、いまから考え方を変えればいくらでも伸びます。頭が悪いからとか、そんなことないですから。諦めずにこんな勉強法を試してみてください。
問題を解き終わった後、答えが合ってるかどうかよりも、
と考えてみるようにしましょう。
そして、もしその答えになる理由が分からない場合は、人に聞いたり調べたりしてください。その答えになる理由が分かれば、テストで使える知識になります。
さらにもうひとつ。
その答えになる理由が分かったら、次は自分で「解き方の手順」を説明してみてください。自分の言葉で説明ができたら、それは理解できている、と判断してかまいません。
アインシュタインがこんな言葉を残しています。
あなたの祖母に説明できない限り、本当に理解したとは言えない
「理解する=説明できる」ということですね。
1つ目のポイントを簡単にまとめておきます。
その答えになる理由を、説明できるようになろう!
まずはここを目指して頑張りましょう!
数学の点数が伸びる人は「パターンをつかもうとする」
続いて2つ目。
伸びる人
問題からパターンをつかもうとする
伸びない人
答えが合ってたらOKにする
数学の点数が伸びる人は、問題をこなしていく過程の中で、こう考えます。
問題から「問題パターン」を認識しようとするんですね。実は、数学は「問題パターン」と「解き方のパターン」はほとんどの場合セットになっています。
東大の医学部卒で、大学受験の勉強法に関する本をたくさん書かれている和田秀樹さんという方がいます。和田さんの書かれた本に、「数学は暗記だ!」という本があります。
中学生
って思うかもしれませんが、
久松
って意味なんですね。大学受験でもそうなのだから、中学校の数学であれば特にそう。
だからこそ、目の前の問題を見て、
と考えるクセをつけましょう。「問題パターン」が見抜けたら、自然に「解法パターン」も身についてきます。
ほら、ポケモンでもそうですよね?
例えば、マップを歩いていて、ほのおタイプの「ヒトカゲ」が現れたら、みずタイプのポケモンを出せばいいんだな!って自然に分かりますよね!
でも現れたポケモンのタイプをつかまなかったら、自分が何タイプのポケモンを出したら良いか分からない。。。ポケモンも、数学も、まずはパターンをつかむところからなのです!
伸びる人に変身するためのポイント
では、パターンはどうやってつかめば良いのでしょうか?それは「共通点を探す」ことです。
ほのおタイプのポケモンだったら、見た目が赤とかオレンジの場合が多い。
これが共通点。
数学の問題でも、何問か解いていくうちに、
中学生
って気づくことがあると思います。そこから共通点を探してみてください。
食塩水の問題パターンであれば、「食塩をイコールの関係にして、方程式をつくる」という解法パターンがあります。これはぶっちゃけ、解けば解くほど共通点が見えてくる。
最初からパターンがすぐに分かることはありませんから、何問か解いて見つからなくても、へこたれずにそのまま解き続けていきましょう。必ず少しずつ見えるようになってきますから。
もちろん、「これってどんな問題パターンなんだろう??」って意識は常に持っておきましょう。
一言でまとめます。
共通点を探して「問題パターン」と「解法パターン」をつかもう!
数学の点数が伸びる人は「自分ひとりで解けたらOKにする」
3つ目の違いはこちら。
伸びる人
自分ひとりで解けたらOKにする
伸びない人
解き方が分かったらOKにする
これは数学に限った話ではないかも。他の科目にも共通して言えることです。
伸びない人は「解き方が分かったらOK」にしてしまいます。実際に「自分ひとりで解けるかどうか」を確かめません。
分からないところを質問して、
で終わってはいけません。
分からない問題の解き方を教えてもらったら、すぐに自分ひとりで解けるか実際に手を動かしてみてください。すると、「解けるに決まってるじゃん」と思ってたのが、実際は、解けたり解けなかったりするはず。
なんでこんなことが起こるのでしょうか?
それは「わかる」と「できる」は違うから。
例えば、「イチロー選手のように打てばヒットが打てる。」これは頭で理解できますよね。これが「わかる」です。
でも、実際に自分が頭で理解したとおりに、身体を動かせるかと言えば別ですね。分かっていても「できる」とは限らない。
これが「わかる」と「できる」の違いです。
勉強においても、解き方を分かりやすく説明してもらうと、つい「できるつもり」になっちゃう。でも、実際には手を動かしてみないと、本当にできるかどうかは分かりません。
伸びる人に変身するためのポイント
ということで、解決策はシンプル。
この問題は、「自分ひとりの力で解けるだろうか?」と考えるようにしてみてください。
そして実際に解いてみてください。解けたらOKです。
伸びる人は必ず「自分ひとりで解けるか」チェックするんですね。そして、実際に解けたときに初めて「OK」を出しています。
シンプルですよね?すぐにでもできるので、早速取り入れてみてはいかがでしょうか?
実際に解けるかやってみよう!
解けたとき初めて「OK」を出すようにしよう!
まとめ
ここまで数学の点数が「伸びる人」と「伸びない人」の違い&特徴について見てきました。
もう一度おさらいしておきましょう。
伸びる人 | 伸びない人 | |
---|---|---|
1 | なぜその答えになるのか考える | 答えが合ってたらOKにする |
2 | 問題からパターンをつかもうとする | 答えが合ってたらOKにする |
3 | 自分ひとりで解けたらOKにする | 解き方が分かったらOKにする |
という人は、自分の数学の勉強法を一度ふりかえってみてください。
うまくいかない原因を探すためには、他人目線に立って、自分を見つめてみることです。
毎朝鏡を見て、他人目線で自分のことを見つめていますよね?そうすると「ちょっとこの髪型がいけてないな」とか、何かしら気づいて直しますよね?
勉強法についても見つめなおすことで、何かしら気づきが得られるはず。あとはそこを正しい方向に修正すれば、どんどん成長できます!
なお、点数を上げる数学のテスト勉強法については、こちらの記事に詳しくまとめてあるので、よければ参考にしてみてください!