こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。
今回は中学2年生のための実力テストの勉強法について。
実力テストが近づいてくると、
中学生
中学生
という相談をよくいただきます。
定期テストよりも範囲が広い分、実力テストの勉強の仕方には少し工夫が必要です。
今回は、こうした中学2年生ならではの「実力テストの勉強法」のポイントについてまとめてみました。
まずは基本をおさらい
基本的には、中学2年生の実力テストの勉強法は、中学1年生と同じです。
詳しく知りたい方は中学1年生の実力テスト勉強法も読んでみてください。
ここでは実力テスト勉強法の基本をさらっとおさらいします。
実力テストは範囲が広い
これはもう1年生の時に何度か実力テストを経験してきているはずなので、説明不要ですね。2年生でもやはり、1年生の最初から今習っているところまでが範囲になります。一応確認まで。
基礎の復習を中心にやりましょう
学校が実力テストを実施する目的は「基礎の復習」です。新しい学期につながるように、しっかり基礎を固めておきましょう、ということで実施されているわけです。
ですので、中学2年生までは実力テスト対策としては「基礎の復習」が中心となります。
実際は少し難しい問題も出ますが、全体として見れば定期テストの問題レベルと大差ないはずです。
脅かすわけではありませんが、3年生の実力テストはもっと難しくなります。
またそれは別の機会に説明します。
実施される時期は「休み明け」が多い
実力テストが実施されるのは、4月、9月、1月になることが多いです。
なぜこの時期なのかというと、夏休み・冬休み・春休みが終わった後だから。
この時期は学校行事も落ち着いているし、休みの間に勉強をサボらないようにするために、実力テストを実施する学校が多いです。
休み前に出された課題を中心に勉強する
休み明けの実施が多いからこそ、やるべきことも自然に見えてきます。
ほとんどの学校は、長期休みに入る時に課題が出されますよね。その課題の範囲から出題される可能性が高いです。
もちろん同じ問題がすべて出るわけではありませんが、この課題をやっておけばかなりの確率で取れる点数が取れると思います。
以上、実力テストの勉強法の基本になります。
で、このことを踏まえて、ここからは中学2年生ならではの実力テスト対策についてお話したいと思います。
中学2年生ならではの実力テスト対策
中学2年生ならではの実力テスト対策として、大きく3点あります。
範囲が広いからこそ、勇気をもって絞ろう!
中学2年生の1月に実施される実力テストともなると、範囲は中学校で勉強する内容の半分以上になります。
つまり、高校受験の半分が対象範囲になるわけですね。
受験勉強の半分ぐらいなので、これをすべてカバーしようと思ったら、かなりの時間と労力がかかります。
当然ですが、1ヶ月ぐらい対策を取ったところで、全範囲をカバーするなんてことは無理です。
中学生
なんて人はほとんどいませんよね。
早い人でも12月くらいではないでしょうか。たった1ヶ月やそこらで、受験勉強の半分の範囲をしようと思っても、当然時間は足りません。
だからこそ、勇気を持って絞りましょう。
理想を言えば全部やりたい気持ちは分かりますが、実際には不可能です。
広い範囲を中途半端に手を付けるよりも、範囲を絞って完璧にできるようにした方が、点数につながります。
これが一つ目のポイントです。
じゃあ、どんな範囲に絞ればいいのでしょうか?
それは、「できそうなところ」に絞ってください。
あるいは、定期テストで得意だったところと言い換えてもいいかもしれません。
実力テストの勉強をしていたら、
「全然自分がわからないところ」や「ほとんど忘れてしまっているところ」がきっと見つかるはず。
しかし、そこに手をつけると、限られた時間でできる量が少なくなってしまいます。
結果的に、あまり点数が伸びないんですね。
限られた時間でたくさんの点数を取ろうと思ったら、時間効率を上げていかなければなりません。
そのために何ができるか?というと、自分が得意だったところに絞ることです。
具体的に言うと、いきなり問題集を解いて半分以上正解できるところです。
ここをまずは徹底的に復習していきましょう。
自分が得意だったところは、仮に忘れていたところがあったとしても、すぐに「あぁそうだ!これこれ!」と勘を取り戻せます。
少なく見積もっても、全然わからないところを勉強するよりも、半分以下の時間で復習できるはず。
半分以下で済むということは、結果的に復習できる範囲が2倍以上に増えるということですよね。
なので、範囲を絞る場合は、「自分が得意だったところ」に絞って、勉強してみてください。
これが二つ目のポイント。
「自分が勉強を進められるスピード」を把握しておく
で、三つ目のポイント。
これは実力テストに向けた勉強法というよりも、入試に向けてこの実力テストどう活かすのか?というポイントです。
実力テストも範囲が広いですが、受験勉強の範囲はもっと広くなります。
中学生
と思っていても、いざやってみると、
中学生
となってしまうんですね。100人いたら99人がそう。
こうなると当然自分の望む結果が得られないし、常にプレッシャーと戦い続けることになって、ただでさえしんどい受験勉強がもっとしんどくなります。
こうならないために、受験勉強のつもりで勉強してみて、「勉強が進むスピード」を把握してみてください。
手っ取り早いのは1時間あたりのページ数を記録することです。
「どんなペースで自分は勉強を進められるのか?」を自分で把握できていれば、受験勉強をスタートする時期が計算できますよね。
焦りも不安もなくなるし、合格にも近づきます。
まとめ
最後に中学2年生の実力テスト勉強法のポイントをまとめておきます。
- 休み前に出された課題を中心に勉強する
- 範囲が広いからこそ「自分の得意なところ」に絞ろう
- 受験勉強の練習のつもりで「自分の勉強スピード」を把握しよう
このポイントを守って勉強すれば、目の前の実力テストの結果にもつながるし、長い目で見て受験勉強にもなります。
ぜひ試してみてください。
なお、点数が上がる定期テスト勉強法については、こちらの記事にまとめてあるので、よければ併せてお読みください。