こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。
中学生
こんな悩みをよく聞きます。
定期テストの場合は最近習った範囲だけがでますが、実力テストはそうではありません。
当然勉強の仕方も少し工夫が必要です。
というわけで、
今回は実力テストの勉強法が分からない中学1年生のために、実力テスト対策について解説したいと思います。
中学校の実力テストについて知っておくべきこと
まずは中学校の実力テストについての基礎知識をおさえておきましょう。
大きく2つのことをまずは覚えておいてください。
- 範囲が広い
- レベルが2種類ある
まず一つ目は範囲ついて。
定期テストであれば、前回の定期テストから今回の定期テストまでに習ったことが出ますが、実力テストはもっと広いです。
1年生の最初~今習っているところまで、が実力テストの範囲になることが多いです。
二つ目はレベルが2種類あるということ。
実力テストと一言で言っても、実際には「2つのレベルがある」と考えた方がスッキリ理解ができます。
レベル1:基礎の復習を目的としたもの
レベル2:高校入試への対応を目的としたもの
目的によってレベルが変わるんですね。
当然ですが、レベル2の方が難しくなります。
それこそ、レベル2の実力テストは、高校入試で出てくるような問題が出題されるので、かなり難しいです。
過去には平均点が30点になった実力テストを見たことがあります。
30点台じゃなくて、30点です。
ただ、基本的には、1年生の間はレベル1(※基礎の復習)の実力テストになることがほとんどです。
もちろん、高校入試に出題されるような問題が出てくることはありますが、数問だけの場合がほとんど。
基本はレベル1のテストだと思ってください。
ちなみに、3年生になるとレベル2が中心になってきます。
入試が近づくにつれて、実力テストの内容も難しくなっていくということです。
1年生の間は別に知らなくてもいいかもしれませんが、知識として知っておいて損はありませんね。
中学1年生で実力テスト実施される時期は2つある
中学1年生で、実力テストが実施される時期は9月と1月であることが多いです。
(もちろん学校によっていろいろですけどね!)
なぜ、9月と1月に多いのか?
それは夏休み明けと冬休み明けだからです。
この時期は定期テストも実施されませんし、学校としても実力テストをやる上ではちょうど良い時期になります。
また、この時期に実施するのは、
「夏休みや冬休みにちゃんと勉強していたか?」
をチェックする意味もあります。
特に中学1年生の間は、上でも紹介したように、実力テストの目的は「基礎の復習」です。
これまで習ってきた基礎を固めてから新しい学期を迎えるために、実力テストをするということです。
そうすると、自然に何をしたら良いか?というのも見えてきますね。
中学1年生の実力テストはどうやって勉強したらいいか?
中学1年生に実施されるの実力テストは、どんな勉強の仕方をするのが効率的なのでしょうか?
これは、目的から考えてみてください。
何度も繰り返しになりますが、中学1年生の実力テストは「基礎の復習」が目的です。
要するに、
「基礎をしっかりと復習すればいい」
ってことになります。
特に大事にしたいのは、夏休みや冬休みの課題。
休み前には、プリントが配られたり、「ワークのここからここまでが宿題だよ」と言われたり、何かしら課題が出ているはず。
その課題をしっかりとこなしておきましょう。
先生も課題を出すのには意図があって、
先生
ってことなんですね。
で、それをしっかりとやったかどうかを休みが終わった後、実力テストでチェックするわけです。
つまり、実力テストで点数を取りたかったら、休み前に出された課題を解けるようにしておくこと、が大事になります。
これが一つ目の実力テスト対策です。
さらにもうひとつ。
過去の定期テストをもう一度やり直すのもアリです。
定期テストの問題は基礎が中心ですし、先生も覚えておいてほしいことをテストに出題します。
定期テストの問題は「基礎として大事なところ」が厳選されて載っている、と言っても過言ではありません。
だからこそ、過去の定期テストを解き直しておくのも有効な実力テスト対策になります。
もちろん、実力テストの過去問も有効です。
先輩や塾などから手に入るのであれば、積極的に解いておきたいですね。
実力テストの勉強をする際に注意したい点
ここからは実力テストの勉強をするときに注意しておきたいこと、について。
3つあります。
忘れていて当たり前だという意識を持つこと
一つ目は、「忘れていて当たり前」だという意識を持つこと。
人間の記憶というのは、時間が経てば経つほど薄れていきます。
特に、使わない知識ほどどんどん忘れていくようになっています。
実力テストの場合は、ずいぶん前に学校で習ったこともテストに出題されます。
そこを勉強しようと思って、いざ問題を解いてみたら、
中学生
なんてことが起こってくると思います。
でも、それが当たり前なんです。
脳がそういう仕組みになってるんだから、そこで凹んでも仕方がないんです。
「まぁ、そんなもんだよな」と軽く受け止めて、自分を責めずに勉強しましょう。
久松
「できない」を「できる」に変えるのが勉強
二つ目は、「できない」⇒「できる」に変えるのが勉強だということ。
これは実力テスト対策に限った話ではありませんが、勉強は最終的に一人で「できる」状態になっていることが大切です。
何をやったか?ではなく、
どんな状態になっているか?
が大事ってことです。
課題のプリントをやったからOKと考えずに、課題のプリントが全部一人で解けるようになっているからOK、という基準を持つようにしてみてくださいね。
やるべきことを絞る
三つ目は、範囲が広い分、やるべきことを絞ってください。
範囲が広い分、いろんなことに手を出したくなりますが、それは間違っています。
一度やっただけでは覚えられません。
これは脳がそういう仕組みになっているから仕方が無いことなんです。
ですので、テストまでに最低でも3回は繰り返せるぐらいの量になるように、範囲を絞って取り組んでみてください。
これは定期テストにも言えることですが、中途半端な仕上げではケアレスミスが出たり、ど忘れが発生したり、点数につながりません。
範囲が広い実力テストなら、なおさらです。
勇気を持って範囲を絞って、点数につながる勉強をしていきたいですね。
まとめ
以上、中学1年生向けに実力テストの勉強法を解説してきました。
もう一度サクッとおさらいしておくと、
- これまで習ってきた範囲の「基礎の復習」を中心に!
- 具体的には「夏休みや冬休み前に出された課題」をできるようにする
- 「過去の定期テスト」も有効な実力テスト対策になる
このような対策を取ってみてください。
点数につながる中身の濃い勉強ができます!
定期テスト勉強の仕方については、こちらの記事に詳しくまとめてあるので、良ければ併せてお読みください!