こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。
このブログを初めて2年ほど経ちました。
コツコツ書き続けてきたブログですが、ついに100記事!
始めた頃は月間で100人くらいしか読まれていなかったけど、今は月間5万人前後の方がこのブログを読んでくれています。
いつもありがとうございますm(_ _)m
節目の数字を迎えたので、ここらでちょっと立ち止まって、
- これまでどんなことを考えてきたのか?
- これからは?
といったあたりを整理しておこうと思います。
あとで振り返ったときの備忘録として。
今日はぼくの個人的な日記みたいな感じでお送りしますー。
教育って子どもの幸せにつながらなかったら意味ないよね
今何を思うか?
いきなり結論から入っちゃおう。
お預かりしたお子さんたちが幸せになってほしいなぁ
と。
ここはこれまでもブレてないし、きっとこれからもブレない。
教育って子どもが幸せに生きていくためにあるわけで、そこに少しでも貢献できたらいいなと。
こんなことを言うと聖人君子みたいだけど、全然そんなことなくて、ものすごく個人的な体験からきてるんですよね。
これまで書いたことはないけど、ちょっと今日は語らせてください。
ほんと人っていつ死ぬか分からない
13年前のこと。
高校時代の友人がバイクで事故をしました。
彼とは高校で野球を一緒にやって、
それこそ年間350日くらいは練習があった厳しめの部活だったし、
寮も一緒だったので、
学校でも、グラウンドでも、寮でも、顔を合わせない日はありませんでした。
寮に帰ったら野球の話を熱っぽく語ったり、
何気ない話でケラケラ笑ったり、
一緒にトレーニングしたり、テスト勉強をしたり、ちょっと寮を抜け出したり(コラ)。
24時間一緒にいたと言っても過言ではないぐらい。
まぁとにかく仲良しでした。
そんな彼が、バイクで事故をしてしまったのです。
今これを書いていてもちょっと悲しくなるけど、
最初、ぼくが病院にかけつけたときは意識がありました。
「大丈夫か?」
「あぁ」
それが彼との最後の会話でした。
しばらくすると、突然彼は意識不明の昏睡に。
命の淵をさまようこと数週間。
奇跡的に命は助かりました。
しかし、意識が戻ることはありませんでした。
それから10年たった8月。
今から3年前。
彼はこの世を去りました。
その間、10年。
彼は不幸だったのでしょうか?
いえ、ぼくはそう思いません。
彼は諦めない心を見せてくれたと思っています。
試合中でもそうでした、何度も彼に折れかけた心を救われました。
その強い強い諦めない心を、生き様として見せてくれたと思うんです。
彼の人生はそこで終わってしまいましたが、
彼の人生のバトンを誰かが受け継ぎ、
さらに次の世代にまたつないでいく。
バトンをつなげば、きっと彼が生きた意味はあるし、
彼の人生は良いものだったと言えるんじゃないか。
それをするのは僕だと思ったのです。
彼が生きていたら、
きっと色んな楽しいことを経験したり、
人の幸せに貢献しただろうなぁ、と。
「お前の分までおれがやったるからな」
お葬儀の最中、遺影と向き合いながら、ぼくは勝手にそう心に誓いました。
自分だっていつ死ぬか分かりませんが、
ぼくは彼に誓ったその言葉を、
自分が死ぬ瞬間までひたすらに遂行していこうと思っています。
自分の人生を、自分が最高に楽しむこと。
人への貢献で埋め尽くすこと。
まだまだ全然ダメですが、これからも頑張ろう。
見ててや。
久松
こんなわけで、理屈とか抜きにして、
人の幸せに貢献したいなぁ
と思っています。
じゃあ幸せって何だろう?
人を幸せにするって言うけど、
じゃあ幸せって何?
って考えたときに、自分の中で一番しっくり来ている答えがありまして。
- 自分の人生なんだから
- 自分が「これでいい」と思える生き方を
- 自分で選択して歩んでいくこと
自分で選んだ生き方を、自分で肯定できていれば、それって幸せだよね。
と思うわけです。
この時代、働き方も含めて人生の選択肢はいっぱいある。
選択肢がたくさんあるなら、
それだけ多様な生き方も選択できるし、
それぞれが輝ける生き方もある。
とはいえ、
自分で選んだ道を進んでいくには、
そのための力が必要なわけです。
実力が必要。
「自分で選んだ道」を突き進むための力とは?
じゃあその力って何?と考えたときに、
ぼくの中では大きく3つあります。
今のところは3つ。
- 課題解決力
- 「自分は努力すれば成長できる」という自分を信じる力
- 失敗と向き合う力
課題解決力
自分で選んだ「理想の姿」にたどり着くためには、いろんな課題を乗り越えていかなければなりません。
理想と現実のギャップを埋めれば、自分で選んだ理想の状態を実現できる。
実現するためには、理想と現実のギャップを埋める力が必要です。
それが課題解決力。
で、これを学校の勉強のフィールドに落とし込むと、
「勉強の仕方」なんです。
勉強ってシンプルに言えば、×を○に変えること。
まさに課題解決。
勉強の仕方を整えるとは、課題解決力を鍛えることに他ならないと思っています。
久松
「自分は努力すれば成長できる」という自分を信じる力
これも大事な信念で、チャレンジする前から
どうせやってもできない
だなんて思っていたら、前に進むことはできません。
これ、ホント多いんですよ。
現場にいるものとして、もう昔からずーっと痛切に感じてました。
それじゃ自分の道を進むどころか、歩くのさえ辞めてしまう。
もったいなすぎ。
自分の選んだ道を突き進むには、
今はうまくできないけど、自分は頑張れば成長できるんだ!
って自分を信じていないといけない。
「やればできる」の感覚が必要なんです。
学校の勉強って、やっぱり点数、すなわち「成果」に目が向きがち。
でも、「やればできる」の感覚を養うには、「成長」にスポットを当てないとダメなんです、本人も周りも。
ここが難しいところ。
しかし、この問題は解決策が見つかりました。
「成長を伝え続けること」
結局のところ、この一点に集約されると気づきました。
成果を出すには、
勉強の仕方を整える(=質の向上)だけではなくて、
量の確保も必要。
しかし、その「成果」につながる道はなかなか果てしなく、
バケツに水が溢れるまでは、
水をため続けなければならない。
地道に。
ここでみんな挫折しちゃう。
量が確保できる前にやめちゃう。
なぜか?
「成長」を実感できないから。
バケツに水が溜まっている間は、変化が小さすぎてなかなか気づけないわけですね。
こうして量が確保できなくなる。
つまり、成果につながるだけの量を確保するためには、
点数アップを目指す過程で「ほら、あなた成長してるよ」って
伝え続けてあげることが大事なわけです。
そう、こうして、
- 「成果」につなげるために量を確保することと、
- 「頑張ったから成長したんだ!」と実感してもらうことは、
一つの点に結ばれます。
「成長を伝え続けること」
これに尽きます。
この頃、
「勉強の仕方レッスン」に加えて、
「学習コーチング」をスタートしました。
勉強の仕方を整えるだけではなく、
習慣化のサポートをしながら、
「一緒に成長を喜ぶ」コーチの存在の大切さに気づいたからです。
久松
失敗と向き合う力
質と量を確保すれば点数は上がる!
とはいうものの、現実はそう容易いものではありません。
- 友達とケンカして気分が落ち着かない
- 急に宿題が大量に出されて時間が無い
- 部活で疲れてヘトヘト…集中できない
などなど、色んな要因が複雑に絡み合って、
- モチベーションの低下
- やるべきタスクがこなせない
- 正しいやり方を放棄して雑に勉強してしまう
- 勉強したのにあまり点数が取れなかった
など、お子さんはたくさんの「失敗」を経験することになります。
このとき、
失敗とどう向き合うか?
が問われます。
「失敗はダメなもの」と捉えてしまうと、
さらなる失敗を避けるために、
チャレンジしなくなってしまいます。
これでは成長がありません。
一方、
「すべてうまくいくことなんてない。何事も失敗はつきもの。」
「失敗から学べばその分だけ成長できる。たくさん失敗して、たくさん学べばいい。」
こんな風に考えていたとしたら、圧倒的なスピードで成長していきます。
自分で選んだ道を突き進む道にあっては、失敗はつきもの。
だからこそ、失敗と向き合う力を、学校の勉強を通じて養ってあげたい。
そう考えています。
久松
振り返ってみたけど、これからは?
ここまでまとめると、
幸せになってほしい
↓
幸せとは、自分で選んだ生き方を自分で肯定して生きていけること
↓
自分で選んだ生き方を突き進む力をつけてあげたい
↓
この3つの力があればそれができそう
●課題解決力
●「自分は努力すれば成長できる」という自分を信じる力
●失敗と向き合う力
↓
この3つの力を「学校の勉強」というフィールドで養ってあげたいなー
てな感じ。
こんな風にこれまで考えてきました。
おそらくこの先も本質は変わらないんじゃないかなぁ、と思います。
ただ、この先に向けて、ちょっと考えていることもあって、
「学校の勉強」というフィールド以外でも、3つの力って養えるよなー
ってこと。
他にできることはまだまだありそうだし、自分にできることはチャレンジしたいなー、と思っています。
以上、これまでの振り返りと、今何を考えているか?についての備忘録でした。
完全に、ぼくの個人的な日記でしたが、
ここまでお付き合い頂いた方、
ありがとうございます。
引き続き、頑張っていきますー!