こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。
お母さん
お母さん
こうしたご相談をいただくことがあります。
将来社会で活躍するためには、自分で考える力は必須ですよね。この「思考力」っていわゆる「勉強ができる」とか「頭が良い」とはちょっと違う気がするんですね。
ただ、そもそも思考力って何?
って改めて言われると、どう答えていいか分からなくないですか?
なんとなく大事そうなんだけど、それが何なのかよく分からない。。。
そもそも「思考力とは一体何だろう?」ってところから、一度よく考えてみる必要があるかもしれません。
というわけで、今回は、
思考力って何?
子供の思考力を育てるためにはどうしたらいい?
という二本立てでお送りします。
「思考力」とはものごとの背後にあるモノを見つけ出す力
「思考力って何?」
「考える力って何??」
改めて聞かれると、けっこう難しいですよね。
わたしは思考力とはものごとの背後にあるモノを見つけ出す力、だと考えています。
世の中には「当たり前のもの」「当たり前のこと」ってたくさんあります。
でも、それらが「当たり前」になるまでには、実はいろんな工夫がなされていますよね。
例えば、しゃもじ。
(しゃもじに深い意味はないです!笑)
なぜしゃもじがあのようなカタチをしているのかよくよく考えてみると、握る部分が細くなってるのは握りやすいようにですし、広くなっている部分があるのはごはんをたくさん取れるようにするため。
こんなふうに、ものごとの背後には理由が隠れています。
その背後に隠れているものを発見する力、それが思考力だと思うのです。
まずは「疑問に思う力」をつけたい
思考力を育てるための第一歩として、まずは疑問に思う力をつけたい。
例えば、おいしいパンを食べたとき、
「なぜこのパンはおいしいんだろう?」
と疑問に思う力。
まずはこれがすべてのスタートですね。
つづいて「疑問の答えを見つけ出す力」をつけたい
疑問が持てたら、その疑問に対して答えを見つけ出す力です。
これはあくまでも脳内の知識から答えを探すことになります。思考するときの材料としては、脳内にある知識しか使えません。
例えば、「このパンはなぜおいしいんだろう?」という疑問を持ったとして、脳内に「低温熟成するとモチモチになる」という知識が入っていたとします。そうすると「低温熟成で作られているから」という答えに辿りつけます。
これが疑問の答えを見つける力があるということ。
思考力は「疑問に思う力」+「答えを脳内から見つけ出す力」という2つの要素から成り立っています。
「疑問に思う力」を育てる方法
この2つの要素を育てる方法を見ていきましょう。
まずは「疑問に思う力」。
これは、普段から、当たり前のことに対して疑問に思わせてみてください。
パンを食べたら、
「なんでこのパンはおいしいんだろーねー??」
雨が降ったら、
「なんで雨って降るんだろうねー??」
こうした投げかけが「疑問に思う力」を育てます。
「疑問の答えを見つけ出す方法」
これは答えが脳内にインストールされてないとダメなんですね。
というわけで、勉強です。勉強といっても学校の勉強に限ったことではなく、知識を仕入れておくという意味です。
知識をインストールするには、疑問に思ったタイミングが入りやすいです。
なので、疑問に思ったときに一緒に調べてあげる。
この積み重ねで疑問の答えを見つけ出す力は付いていきます。
こうして「疑問に思う力」と「答えを脳内から見つけ出す力」をコツコツ育てていくことで、思考力がついてくるというわけです。
ぜひ参考にしてみてください。