定期テストで点数が取れない!そんなとき基礎学力が足りているかどうかをチェックする方法

こんにちは、おうちSTUDYの久松隆一です。

定期テストで思うように点数が伸びませんか?

それならまずは伸び悩みの原因を特定しましょう。原因が分かるだけでも心は軽くなるはずです。

次の3つのいずれかに原因がないかを探ってみてください。

3つとは、

  1. 基礎学力
  2. 勉強の仕方
  3. 勉強量

この3つです。

といっても、どうやって原因を特定したら良いのかよく分かりませんよね?

そこで今回はこの中から、基礎学力が不足していないかをチェックするための方法を紹介します。ここで紹介する方法を試して、伸び悩みのモヤモヤを解消する第一歩にしてください。

基礎学力が不足すると定期テストで点数が取れない理由

ドリブルできない人がバスケの試合に出たらどうなるでしょうか?

チームメイトの足をひっぱること間違いありません。

僕は球技でバスケを一番苦手にしていて、まともにドリブルができません。いや一応ドリブルだけならできるんですが、ドリブルからレイアップシュートに持っていけません。

高校の体育の授業中、僕のバスケの下手さ加減を見た同級生の男子から「何が起きてんねん?」と半笑いでいじられ、クラスの女子から「もっと上手だと思ってた」と爆笑されたことは一生忘れません。

そんな僕がバスケの試合に出たらどうなるでしょうか?

いわずもがな、ですよね。

でもね、恐ろしいことに、定期テストだと半分以上がこんな状態なんです。基礎もしっかりできていないのに、定期テストに臨まなければならないんです。

基礎を取り返す間もなく、学校の勉強はどんどん先へ先へと進んでいく。必然的に定期テストで求められるレベルも上がっていきます。ほんとガビーンですよね。

だから学年が上がるにつれて基礎学力不足に陥る人は増えていきます。

一方で、基礎学力不足であると自分で認識できている人はそれほど多くありません。そのまま放置したらどうなってしまうでしょうか?

基礎学力不足かどうかをチェックする3つの方法

定期テストで点数を伸ばしたいなら、まずは自分の基礎学力が足りているかどうかをチェックしてください。

もし身長が足りていないのに、ウォータースライダーを滑ったらどうなるか分かりますか?僕は昔ウォータースライダーの係員のアルバイトをしたことがあるのでよく分かるんです。

溺れます。

数秒後、プールに飛び込んだ係員が全身びしょ濡れになります。係員がアロハシャツを着替えるためにウォータースライダーが臨時停止し、別のお客さんがイライラするんです。

幸いなことに、定期テストの場合、溺れても命に関わることはありませんし誰もずぶ濡れにはなりません。

でも、基礎が足りていないままテストに臨むのは身長不足でウォータスライダーに挑戦し、溺れにいくようなものです。

まずは基礎学力が足りているかをチェックしましょう。そして足りていないところが発見できたらそこを強化するのです。

強化する方法はまた別の機会にお話することとして、今回は基礎学力不足かどうかをチェックする3つの方法を紹介します。

  1.  半年前の定期テストをもう一度解いてみる
  2.  復習用の問題集を解いてみる
  3.  過去の定期テストの点数をチェックする

半年前の定期テストをもう一度解いてみる

1つ目の方法を紹介します。半年前の定期テストをもう一度解いてみてください。次の定期テストで点数を取ろうと思えば、半年前にやった内容が身についていないと取れません。半年前のテストで80点取れないのなら、基礎学力が不足していると判断してください。

英語と数学に共通して言えることは何か分かりますか?

いずれも「積み上げ」が大事という点です。ちょうど積み木のように下から順番にひとつずつ積み上げていくのが英語と数学という科目の特徴です。

積み木でお城を作ろうと思ったら、いきなり△の屋根を積むことはできませんよね?まずは土台となる□の積み木を積んでいくはずです。

定期テストで学年が進むほど、お城の上の方を積むことになるのですが、その積み木を積む前に、まずは土台の部分がしっかりできているかをチェックすべきです。

半年前のテストは、半年前に習った内容が問われていますよね。つまり土台になる部分です。これがないと上の積み木を積もうにも積めません。空中に積み木を置こうとしても崩れてしまうだけなので、まずは土台ができているかチェックしましょう。

もしテストで80点を下回るようなら土台になる基礎学力が不足していると判断してください。

復習用の問題集を解いてみる

2つ目の方法は復習用の問題集を解いてみてください。例えばこのような問題集です。

こうした問題集は基礎から復習できるようになっているので、これを1単元ずつテストのつもりで解いてみてください。単元ごとに分けてチェックしましょう。例えば英語なら「過去形」「進行形」「不定詞」「動名詞」のように、文法項目ごとに分かれていると思います。数学なら「方程式」「比例と反比例」「平面図形」のように分かれているはずです。

それぞれの単元をテストのつもりで解いてみてください。

この時、解く前に解説などは一切読まないでください。ポイントやアドバイスなども全部隠して本当にテストをしているつもりで解きます。もちろん解いている最中も何も見てはいけません。

最後にマルつけをして、その単元が8割以上正解できているなら一旦OKとしてください。8割を切るようなら、その単元は基礎が固まっていないと判断しましょう。

できないからといって自分を責めてはいけないよ

ちなみに、基礎学力が不足しているからといって自分を責めちゃダメですよ。自分を責めても点数は伸びません。むしろ「苦手なところが見つかってラッキー」と思ってください。

だって本当にラッキーですから。勉強は「できない」を「できる」に変えたら点数が伸びるゲームなんですね。だから「できない」が見つかったら、それは第一ステージをクリアしたようなもの。

ドラクエって知ってますか?ドラクエじゃなくてもRPGゲームなら何でも良いです。ドラクエをしていると「ドラキーがあらわれた!」みたいに目の前に敵が現れてきて、その敵をやっつけていくんですね。そうすると経験値が貰える。経験値が溜まるとレベルアップするわけです。

でも、もし敵が一匹も現れなかったら…

自分がレベルアップすることもありませんし、そもそもただ野原を歩き回るだけのめちゃくちゃつまらないゲームになります。敵や課題があるからこそ、自分がレベルアップすることもできるし、楽しめるわけです。自分に足りないものが見つかるのは本当にラッキーなことです。

過去の定期テストの点数をチェックする

3つ目の方法は一番手っ取り早い方法です。とりあえずこれから試してみるといいかもしれませんね。

過去の定期テストの点数が載っている成績表をひっぱり出してきてください。そうしたら60点を下回ったテストがないかをチェックします。もし2回以上連続で60点を下回るようになっていたら、そのあたりから基礎学力が不足していると判断してください。

学校の先生がテストをつくるときに何を考えているか知っていますか?

先生は定期テストの平均点を60点になるようにテストを作っているのです。なぜそうするのか?というと「成績に差をつけるため」です。今の入試システムだと、成績に差を作らないといけないんですね。10段階とか5段階とか地域によって様々ですが、どの地域でも必ず差を作らないといけない。

だからみんな90点を取れるテストだとダメなんです、差がつけられないから。こうした理由で先生は平均したら60点取れるようなテストを作ってきます。

裏を返せば、60点を切るということは、そのテストで求められている基礎学力が不足していることになります。たまたま60点を切ってしまうこともあるかもしれませんが、2回連続で切ってしまったら、それはもう自分の基礎学力が足りていないと判断してください。

まとめ

基礎学力不足をチェックする方法は3つです。

  1.  半年前の定期テストをもう一度解いてみる
  2.  復習用の問題集を解いてみる
  3.  過去の定期テストの点数をチェックする

1つめの方法は一番バランスが取れているのでオススメです。2つめの方法は時間がかかる分、正確に自分の足りていないところを判断できると思います。3つ目の方法は手っ取り早くて簡単ですね。

基礎学力不足という言葉は何となくネガティブな印象ですが、むしろ成長への一歩目です。自ら進んで自分に足りていないところを見つけてみてください。

自分の足りていないところを見つけることが、成長への第一歩です。

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