こんにちは、おうちSTUDYの久松隆一です。
あなたのお子さんは、この質問の答えが明確になっていますか?
勉強する理由があいまいだと、なかなか勉強するやる気なんて起きません。ほとんどのお子さんがこの質問とじっくり向き合わないまま、何となく勉強は頑張らないといけないものと思いこんでいます。だからやる気も努力も続かないんですね。
勉強する意味が明確になっていないなら、まずは自分の心の声をよく聞いてください。
この記事では、あなたのお子さんが勉強を頑張る意味を見つけてもらうためのワークを紹介します。
なぜ勉強を頑張る意味を見つける必要があるのか?
それはやる気の源になるからです。
あなたはやる意味を感じていないことに対して頑張れますか?
もしも筋トレしても一切筋肉がつかないなら、あなたはやる意味を感じますか?じゃじゃぶりの雨の中、お花に水上げてきてって言われて、やる気でますか?
人間は「それ意味ねーじゃん」って思っていることにはやる気が出ないんですね。
勉強も同じです。勉強を頑張る意味が見付かってないとやる気なんて出てくるはずがありません。やる気が出なければ当然、勉強に身が入りませんよね。だからまず最初にすべきなのは「自分が勉強する意味を見つけること」なんです。
ちなみに、僕が中学校の時には「英語なんて勉強する意味あるのかな?英語使わなくても生きていけるし」と真剣に思っていました。笑
ただ、僕の場合、ある高校にどうしても入りたいという気持ちがあって、それが頑張って勉強する理由でした。理由はなんだってかまいません。
あなたのお子さんが、本心から「なぜ私は勉強を頑張ろうと思っているのか?」について、答えを出してください。
自分を深く知ることが、自分のやる気を操るための第一歩目になります。
実践ワーク:あなたが勉強を頑張る意味を見つけよう
ここではあなたのお子さんが実際に手を動かして「勉強を頑張る意味」を見つける方法を紹介します。
これから4つの質問をします。
1から4番まで順番に答えを出してみてください。正解はありません。何のためにするかというと、これらの質問は、今ちょっと立ち止まって、なんで勉強するのかを考えてもらうための材料です。
何も考えず、何も行動せず、のうのうと生きて、最後に後悔するのは他でもないお子さん自身です。後悔しなくてもすむように、今立ち止まって考えておきましょう、ということです。
ここからはお子さんに取り組んでもらってください。
質問1:なぜあなたは勉強を頑張るの?
あなたが勉強を頑張る意味を考えてみましょう。最初は思いつくものを箇条書きで片っ端から挙げてみてください。質よりも量が大事です。
ちょっと例を挙げると、僕の場合は「どうしても行きたい高校に合格したかったから」でした。
質問2:今勉強を頑張ったら、10年後に何が得られると思う?
はっきり言って想像できませんよね。それでも構いません。最初に言ったとおり、このワークに答えはありません。どんな想像でも構わないので、想像してみることが大切です。
正直なところ、僕が中学生の頃は「英語なんて勉強しなくても生きていけるじゃん」と真剣に思っていました。それがまさか今では英語をバリバリ使って仕事をしています。
今あなたが見ているこのサイトも海外のサービスを使っていたり、設定画面は全部英語の場合もあります。人生は何が起こるか分からないなぁとしみじみ思います。
何が起こるか分からないからこそ、今少しでも想像力を働かせておいてほしいのです。答えを見つけることよりも、考えること自体に意味があります。
質問3:あなたは将来どんな人になりたい?
きっと、10年後、20年後、今のあなたが想像していた現実とはまったく違っているはず。僕は完全にそれでした。
中学生の頃、自分が英語を使うことなんて一生ないだろうな、と思っていました。それでもあのとき英語の勉強を少しでも勉強していたからこそ、今があると思っています。
あなたはどんな人になりたくて勉強するのですか?
僕は大学生の頃「自分の得意なことで人の役に立つ仕事がしたい」と考えるようになりました。僕はたまたま英語が得意だったので、この仕事は英語を教える先生からスタートしています。
そもそも勉強しなくてもなりたい人になれるなら、別に勉強しなくたっていいわけです。そんな人になるために、あなたは勉強を頑張る意味があるのでしょうか?今、よく考えてみてください。
質問4:今勉強をまったく辞めたら10年後にどうなってると思う?
これは2番の真逆の質問です。2番は勉強したときの未来を想像してもらいましたが、4番では勉強しなかったときの未来を想像してください。きっとこちらの方が想像しやすいと思います。今すぐ勉強をまったくやめた自分を、10年後にタイムスリップさせればいいわけですから。
今のあなたが10年後、23歳〜25歳くらいの自分にタイムスリップします。どんな人生を送っているでしょうか?想像してみてください。
以上の4つの質問について、頭をしっかりと働かせ、心の声に耳を傾けて、答えを出してみてください。
まとめ
勉強は誰かのためにやるものではありません。
お子さん自身が本当に勉強する意味についてじっくり考え、答えを出す機会を作ってあげてください。
勉強する理由が自分で明確になっていないと、努力を継続することは難しいものです。
塾に通っても成績が上がらないなら、元を辿れば「勉強する理由」がハッキリしていないからかもしれません。
なぜ勉強するのか?その答えがハッキリすると道に迷うことなく自信をもって前に進めます。このワークを通じて勉強のコンパスを手に入れてください。