誰でもできるのにみんな知らない子供の応用力を育てる方法

こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。

 

子供に勉強を教えていて、

「これって○○と解き方同じ??」

こうやって言われると嬉しくなります。

 

というのも、この質問が出る=応用できるレベルで知識を習得しているという証明になるからです。「おぉー!成長してるやん!」って思わずテンションがあがっちゃいますね。笑

で、なんでこれが応用力がついている証拠になるのでしょうか?

今回は応用力とはどんなものか?応用力をつけるにはどうしたらいいか?

についてお話しします。応用力をつけるのは小学生以下の子供でも簡単にトレーニング可能です。しかもめっちゃ簡単です。

いきましょう。

 

応用力は2つの力から構成されるよ

応用力って一体何者なんでしょうか?

あらためて言われるとピンと来ないなぁってなりますよね。

 

応用力はシンプルにすると、2つに分けられます。

  1. AとBとCに共通している部分を発見する力
  2. AとBとCに共通している部分が、実はDにも共通していることを発見する力

この2つを小難しい言葉にすると「帰納」「演繹」と言います。

超簡単に説明すると、この図になります。

もうちょっと見て詳しくいきますね。

 

帰納とは

りんご・バナナ・ももを見て「甘い植物」という共通している部分を発見する。
その共通している部分に名前をつけよう!
「果物」って呼ぼう!
これが帰納

 

演繹とは

反対に、「甘い植物」って他に何があるかなぁ?
あ、「みかん」も甘いよね!
じゃあ「みかん」も果物だ!!
これが演繹

 

難しそうに見えて、案外難しい概念じゃありません。生活してたら普段から無意識にやってますよね。

この帰納演繹が自然にできると「応用力」がある、と言われます。

テニス経験者がバドミントンをやったら、けっこう上手!ってことあるじゃないですか。これはバドミントンとテニスに共通する部分が多いからですよね、腕の使い方とか。無意識のうちに、帰納演繹ができてるんですね。

勉強もこれと同じで、無意識のうちに帰納演繹ができればそれは「応用力」があるということになります。

 

帰納と演繹ができれば応用力があるってこと?

わたしは「頭の悪い子はいない」といつも言っていますが、一般的に言われる「頭が良い・悪い」の違いは帰納演繹をする思考習慣が有るか無いかだと感じています。

思考習慣です。

帰納する」「演繹する」、これ自体はどちらも難しくないんですよね。でも、「帰納する」「演繹する」という思考習慣の有る無しは人それぞれ。習慣ですから。

で、これが差を生みます。

帰納演繹」をする思考習慣があれば、知識がどんどんつながっていくんですね。小難しく言うと知識が体系化する。
知識が体系化するほど物事を深く考察することができるようになる。当然応用力もつく。だからそういう子は頭が良いと言われるわけです。

つまり、応用力があるとは、普段から「帰納演繹」をする思考習慣を持っているということです。

 

応用力をつけるには?

応用力をつけるには、普段から帰納演繹をする思考習慣を身につけさせてあげればいいんですね。これは小学生になる前からトレーニング可能です。

帰納演繹自体は難しい概念ではありません。
帰納演繹「共通している部分を発見する」がキーワード。

もう一度定義を思い出してくださいね、これです。

応用力はシンプルにすると、2つに分けられます。

  1. AとBとCに共通している部分を発見する
  2. AとBとCに共通している部分が、実はDにも共通していることを発見する

この2つを小難しい言葉にすると「帰納」「演繹」と言います。

 

どちらも「共通している部分を発見する」がキーワードになっているので、普段から共通している部分に目を向ける習慣をつけてあげればいいんですね。

 

何か新しい知識に触れたとき、

「これって何と似てるかなぁ?」
「これって何と同じなんだろうねー?」

と、さりげなく会話に盛り込む。
普段からのコミュニケーションで応用力って十分つけてあげられます。

 

で、別に答えられなくてもいいんです、考えることが大事。小学生以下の子供は特にそう思います。

これは完全に個人的な思いかもしれませんが、特に子供って自由な発想が持ち味だと思いませんか?

共通している部分を聞いてみたら「そんな視点もあったのか!」って答えが返ってきたりする。それが楽しいんですよね。答えを教えるとその自由な発想が失われるような気がして、頭のカタイ子になってしまうような気がするんです。

さりげなく「これって何と似てるかなぁ?」って会話に盛り込んだら、あとは子供の自由な発想力の世界を楽しむだけで十分なのかもしれません!

 

まとめ

というわけで、最後簡単にまとめておくと、

  • 応用力とは「帰納する力」「演繹する力」のこと
  • 応用力は本来みんな持っている
  • でも「帰納演繹」をする思考習慣の有る無しによって個人差が生まれている
  • その思考習慣をつけるためには普段のコミュニケーションから「共通している部分」に目をむけさせる

ぜひ参考にしてみてください!

 

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