こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。
中1英語の勉強法につづいて中2英語でつまずいた場合の勉強法を今日はご紹介します。
今回もちょっと英語の勉強につまずいている中学生のための勉強法になっています。
定期テストで50点台前後のお子さんをお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
英語は積み上げ科目だからこそ中1が重要!
中2の英語でつまずく場合には、中1から見直す必要があります。
英語は積み上げ科目と言われるように、中1の基礎ができていないと中2になっても苦労します。
ケーキの1段目が小さいと2段目も小さくなってしまうのと同じ。
中1英語の内容が土台として固まっていないと、中2はもっと苦しくなります。
要するに、
中1英語の内容をしっかりと抑えとかないとヤバい!!!
ってことです。
中1内容を取り戻すには、中1英語の勉強法を参考にしてみてください。
中2の鬼門はここ!
中2の英語では、不定詞・動名詞という文法事項を習います。
ここが中2の鬼門です。
詳しい解説はしませんが、次のような理由でつまずきます。
一文の中に一般動詞は1つだけ
(わたしは図書館に行きました)
↓
一文の中に一般動詞が2つ!!!
(わたしは英語の勉強をするために図書館に行きました)
中学生からしたら、
「今まで動詞はひとつだけって習ってたのにー!」
ってなるわけです。
当然、ひとつ増える分だけより複雑になる。その結果つまずいてしまうわけですね。
鬼門!不定詞・動名詞を克服するためには?
結論から言うと、
「シンプルに覚えること」
です。
シンプルに覚えるとは「カタチ」と「意味」の2つに絞って覚えるということ。
例えば、不定詞なら、
カタチ
to+動詞の原形
意味
〜すること
〜するために
〜するための
これだけ。
あとは断捨離。
不定詞には3つの用法があるのですが、その用法の名前まで覚えない。
勝手に覚えるならそれはそれでOK!
というぐらいのスタンスで。
ただし、これはあくまでも英語が得意ではない中学生に向けてのお話。
そもそも、わたしは勉強をできるようにしてあげたい!というよりも、「自分はやってもダメなんだ・・」という劣等感をぶっこわして、自信をつけてあげたいという気持ちが9割でして。
本当は英語を習得しようと思えば、文法知識やその背後にあるネイティブの感覚、一般的にはどのように使われるかといったアプローチが必要になってきますが、そこのレベルを目指していません。
あくまでも、自信をつけてあげることが大事というスタンス。
そのために必要なのは、複雑な文法知識ではなくシンプルに最低限の知識を覚えてもらうこと。
勉強が苦手な子ほどその方がうまくいくケースが圧倒的に多いんです。
シンプルに覚えるとどんなメリットがあるの?
シンプルに覚えるべき理由はそれだけで「使える知識」だからです。
定期テストでは「カタチ」と「意味」さえ覚えてしまえば、70点は取れてしまいます。
これだけ覚えておけば十分使える知識なんですね。
例えば、料理をするときに、オリーブオイルとかえごま油とかココナッツオイルとか、色んな食用油がありますが、これは不飽和脂肪酸でオメガ3に属していて・・・みたいな知識って必要ないじゃないですか。
使えればOK、おいしかったらそれでOK!!!みたいな。
これと同じで文法知識をいくら詰め込んでも使えなかったら意味がない。
逆に詰め込めば詰め込む程整理ができなくなって混乱してしまう。
それよりも、とにかく使えたらOK!
カタチと意味だけ覚えてしまったら、それで使えるからOK!
使ってみて「できた!!」という目の前の成功体験を優先するんですね。
その成功体験があれば、次のやる気にもつながっていきます。
長い目で見れば、使えば使うほどより深い知識が理解できるようになってきますし、それならばやる気を引き出してどんどん使う機会を増やしてあげるべきです。
勉強が苦手な子はハードルを下げて、「できた!」を体験させることが最重要です!
まとめ
中2でつまずきやすいのは不定詞・動名詞です。
ここを文法的にきっちりと切り分けて理解できる中学生はほとんどいません。
(感覚的には3%いるかいないかぐらい。)
英語を苦手とする子に文法知識を詰め込もうとしてもうまくいくはずがありません。
それよりも、
- まずはハードルを下げて「カタチ」と「意味」だけを覚えてもらう
- 使える知識を教えたら「できた!」を体験させる
- 成功体験が次のやる気につながる
- 不定詞・動名詞に触れる機会が増える
- 使いこなせるようになる!!!
という手順で導いてあげる方が、現実にはうまくいくケースが圧倒的に多い。
文法が複雑になってくる中2英語だからこそ、より「シンプルに」「最低限の」「使える」知識を学ぶという勉強法で取り組んでみてください。
おうちSTUDYは「できない」を「できる」に変える正しい勉強の仕方が身につくオンラインスクールです。
詳細は以下のボタンからご覧ください。