ブックレビュー『男の子の学力の伸ばし方』

こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。

 

今日は本の紹介です。

こちら。

 

今日紹介する本はこんな方におすすめ。

  • 男の子の学力を伸ばしたい
  • けど「男の子ってなんでこうなの?マジで意味わかんない」

ってな具合に、男の子の行動が理解できない方。

 

 

この本から学べることを一言で言うと、

「男の子の行動原理」「学力を伸ばす原則」の2点を理解した上で、具体的な学力アップの対策を立てましょう!

ってこと。

 

「男の子の行動原理」「学力を伸ばす原則」については、主に1・2章に書かれていますが、個人的にも多くの学びを得られました。

ちなみに、3章以降では、行動原理を踏まえた具体的なテクニックが満載です。

 

章のタイトルはこんな感じ。

はじめに どんな子でも必ず学力は伸ばせる

序章 男の子の学力を伸ばすには方法がある

第1章 男の子を突き動かす不思議な7つの特徴

第2章 男の子の「学力」を伸ばす5つの絶対原則

第3章 仕事でも勉強でも一生役立つ「考える力」の育て方

第4章 成績がぐんぐん上がる男の子の目標・計画術

第5章 「必修4教科」の最強勉強法26

第6章 自分から机に向かう子に変わる13の「勉強習慣」

第7章 成績が伸びる男の子の親がこっそりやっている26の習慣

大雑把に言うと、

前半で男の子の特徴と、成績を伸ばす原理原則について理解を深めましょう!

で、後半ではその原理原則を踏まえた具体的なテクニックを学びましょう!

という構成ですね。

 

男の子の学力を伸ばす原理原則を学ぼう

ぼくが個人的に学びが多かったのは前半です。

なぜなら、原理原則ってすごく大切だから。

 

ちょっと脱線しますが、勉強の仕方にしても「検索練習」や「自己解説」といった記憶に残すための原理原則を踏まえた上で、その子に合ったオリジナルの勉強法を見つけていく、というやり方が大事なんですね。

最初から「自己流」でやって原理原則を外してしまったら、いくらやっても学力アップにはつながらない。

 

何事においても、何かをうまくやろうと思ったら、最初に原理原則の理解は欠かせません。

 

ディズニーランドに行くとしたら、ファストパスを有効に使って効率よくアトラクションを攻略していきますよね。

ファストパスの原理原則は「人気のアトラクションほどすぐにファストパスが取れなくなる」というもの。

当たり前の話ですよね。

でも、この当たり前を知らなかったら攻略できません。

 

男の子の学力を伸ばしたい!

というのであれば、同じように原理原則から考えましょう。

つまり、

  • 「男の子の行動原理」
  • 「学力を伸ばす原則」

の2点を理解した上で、具体的にどうするか攻略法を考えましょう、ってことです。

 

詳細は本書に譲るとして、

ここではサクッと「学力を伸ばす原則」について一つだけピックアップして紹介します。

 

学力を伸ばす原則:ルーティン化

本書には5つの原則について書かれていますが、その中のひとつがコレ。

 

  • 原則4:成績アップのカギは「ルーティン化」

 

ルーティン化とは習慣化のこと。

結局のところ、成績アップするには日々の小さな成長の積み重ねでしかありません。魔法のように一瞬で成績が伸びればいうことないのですが、そんな魔法はありません。

正しい努力の方向性は当然ですが、日々いかに「行動できるか」が重要なのです。

 

「よし、やろう!」ではなく、毎日ハミガキをするように、日々たんたんと実行できるようにする。

これがカギになるわけです。

 

先日、ある子育ての専門家の方とお話する機会がありましたが、その方のお子さんは小学生なのですが、学校から家に帰ってくるとすぐに宿題をするそうです。

それがルーティンとして身についているんですね。

やはり学校の勉強の成績は良いそうですが、やるべきことをしっかりと行動に移せているので、これは当たり前のことですね。

 

ルーティン化については、6章において13のルールにまとめられています。

その中の1つずつでも実行できれば全然違うだろうな、と感じさせる内容です。

 

ただ、本書は主に小学生の男の子を想定して書かれている点に注意。

反抗期まっただ中の中学生には厳しいかもな、と思う部分も正直なところありました。

2〜3割くらいかな。

 

それでも、残りの部分は中学生の男の子をお持ちの方にも、十分役立つ内容になっていると感じます。

ご一読あれ!