ケアレスミスの根本的な原因が分かれば対策も打てる

こんにちは、中学生専門・伸び悩み解消学習コーチの久松隆一です。

 

今日はケアレスミスをほっといたらヤバいぞー、って話。

ケアレスミスほど怖いモノはありません。マジでほっといたら治りません。

そもそもケアレスミスをする原因には誤解があります。

その本当の原因を知らないと、いつまでたってもケアレスミスがなおりません。

今回は、

  • ケアレスミスの本当の原因は何か?
  • ケアレスミスをする中学生に対してどうやって改善行動をとってもらうか?

についてお伝えします。

 

ケアレスミスとは?

辞書で調べるとこういう意味でした。

ケアレスミス
《careless mistakeの略》不注意による誤り。軽率なまちがい。

出典:デジタル大辞泉

 

誰でも経験ありますよね、ほんとわたしも治らないです。

イヤになっちゃいますよね、ブログの記事書いてても誤字脱字めっちゃ出るし。。。笑

 

これが治らない原因って考えたことありますか?

 

ケアレスミスが治らないのは不注意に原因を求めるから

ケアレスミスが治らないのは、不注意に原因を求めるからです。

中学生に勉強を教えていても、それはそれはしょっちゅうケアレスミスが出てくるんですが、はっきり言うと、これを不注意によるミスだと思っているから治らないんです。

人間って自分の知らないこととか分からないことは集中して身につけようとすることができる。

 

でも、分かってることだとどうですか?

「もうそんなの分かってるから大丈夫♪ちゃんと注意すればいいんでしょ、はいはい♪♪」

で終わってしまいませんか?

 

もちろん、不注意が原因なんです。

実際に、よく注意したらできるものばかりなのかもしれません。

 

でも「次から細心の注意を払いましょー!」ってアドバイスして、「一回もミスがなくなった!!」って人を見たことがありますか??

 

おそらくNoですよね。

もっと注意する!では根本的には治らないんですね。

もっと注意する!ってのは不明確ですし、ぜんぜん改善につながらないダメワードです。

注意力を高めるという方法では根本的な解決にならないんです。

 

ケアレスミスの真の要因は注意力の問題ではないんです。

 

じゃあケアレスミスの本当の原因って何??

ズバッと言いますが、実力不足です。

わたしもこのブログの記事を書いていてけっこう脱字をしてしまいます。。。

 

もちろんこれは不注意によるミスなんですが、そもそも正確にキーボードを叩けば脱字なんて起きません。

正確にタイピングする能力が足りていないから「常に注意していないと」ミスが起こってしまうんですね。

実力が無くてできないことを「不注意」を理由に言い訳しているだけなんですね。

 

ケアレスミスを無くすには?

根本的な問題は「実力不足」にあると考えることで、ケアレスミスを無くすことができるようになります。

 

中学生の勉強においては、ケアレスミスというと、

  • 計算ミス
  • スペルミス
  • 英文法ミス(3単元のs付け忘れ、など)

が結構多いんですが、これらをスムーズにできるまでの実力がまだ備わっていないわけです。

 

極端な例かも知れませんが、アメリカやイギリスの中学生は3単元のsを付け忘れたりしませんよね?

もう何も考えずに自然に「s」を付けることができる。

 

この自然にというがキーワードで、実力があるなら頭でよく考えなくても「反射的に」できます。

この反射的にできるまでの実力が無いからできないんですね。

 

で、まずはこのことを受け止める。

反射的にできるようになるには、繰り返しの演習しかないので、繰り返しの演習をするしかないです。

 

こっからが大事。

演習をする前に「どうやったらミスがでないか?」という仕組みを先に考えてもらってください。

 

例えば、

  • 計算ミスが良く出てしまうなら「途中式」を書く。
  • 3単元のsを付け忘れるなら、テストの最後に、主語と動詞を見直しする。

という感じ。

具体的な行動のルールを決めて、チェックできる仕組みを作ってあげること。

 

仕組み化するには自分を客観視できている必要があるのですが、これがなかなか中学生にとっては難しい。

そこで、

「友達にアドバイスするつもりで、どういうルールを作ったらケアレスミスのチェックができるか考えてみて」

と伝えてあげてください。

うまくいきます。

 

ここまでいくとケアレスミスが少なくなってきます。

精神論でケアレスミスは無くならないので、仕組みを作ってミスを防ぐようにする。

ケアレスミスを治すには、具体的な行動にまで落とし込まないと、なかなか治りません。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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