こんにちは、頑張っているのに成績が伸び悩んでいる中学生専門・伸び悩み解消コーチの久松隆一です。
久松
その記事は試合後のインタビュー。
インタビューされているのは、ソフトバンクの工藤監督。
負けた試合にも関わらず、負けた試合の後に、選手に対する声かけが素晴らしすぎると思いました。
プロの厳しい世界。
普通は結果が悪ければ、当然監督は厳しい言葉になるはずなのですが、工藤監督はそうではありませんでした。
プロ初出場初スタメンの川瀬晃を最後まで使い続けた。結果は2つの併殺打を含む4打数ノーヒット。実質的なブレーキ役になってしまったが、工藤公康監督は3年目の若鷹に一定の評価を下した。
「満塁の場面でも初球から振れるのは良かったと思いますし、結果が出なかったことは使ってる監督が悪いと思ってもらって。また明日、出る機会があればしっかり頑張ってほしいなと思います。いい守備もしていましたし、初めて1軍に上がった中でやれることをしっかりやってくれたと思います」
さらに「他の選手の刺激になってくれたら」と、若手のがむしゃらさがチームの活性化につながることを期待した。
(引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180523-00131968-fullcount-base)
どこが素晴らしいか?
それは、結果を見ずに過程を褒める、過程で良かったところを褒めている点です。
大事なのはこれなんです。
結果だけ見ればダメダメなんです、これ。
ヒット打って無いし、2つのダブルプレー。結果だけ見て点数付けるならほぼ0点とも言えるべき内容。
そうした結果にも関わらず、
- 満塁の場面でも初球から振れるのは良かった
- 初めて1軍に上がった中でやれることをしっかりやってくれた
と、良いところを見つけて褒めています。
もしあなたがこの選手本人だったとしたら、どう思いますか?
やる気出ますよね、ぼくなら頑張ろうって思えます。
結局、子どものやる気を引き出すには、
- 小さな成長を褒めて、成功体験を無数につくり出す
- 努力そのものを褒めて、さらなる努力を引き出す
しかありません。
シンプルにするとこの2つしかないんです。
それを具体的に言えば、
「過程の中で良いところを見つけて本人に伝える」
これだけなんですね。
工藤監督の選手に対するフィードバックは一つの具体例として大いにヒントになると思います。