目次
勉強するのに揃えておきたい3つのグッズ
このレクチャーでは、『勉強するのに揃えておきたい3つのグッズ』についてお話ししたいと思います。
3つのグッズ
別に大した話じゃないんですけど、まずは基本的な物をしっかり揃えましょう!という話です。
それが何かって言うと、問題集・ノート・参考書の3つですね。点数を取りにいくっていうときに、しっかり良い道具を使うのってやっぱり大事なんですよね。
なんでもいいじゃん、って思うかもしれないんですけど、良い道具を使って、正しいやり方でやっていくことで、勉強効率が上がるんです。なので、おろそかになりがちなんですけど、まずはしっかりと問題集・ノート・参考書の3つは揃えましょう。
イチロー選手のすごく有名な話なんですけど、イチロー選手はバットなどの道具をすごく大事にするって聞いたことないですか?
バットは30万円ぐらいするケースの中に入っていて、そのケースっていうのは湿気を取るための乾燥剤とかが敷き詰められていて、バットが重ならないようにふわふわのクッションに入れて保管してあるそうです。良い結果を残そうと思ったら、道具にこだわることも大事なんですね。
で、テストで点数を取るにしても一緒なんですね。正しい問題集、適切な問題集を使って、よくまとまっている参考書を使って、ノートも使う。
多くの場合、特にノートを雑に使いがちなんですね。ルーズリーフで済ましてしまったりとか。別にルーズリーフが悪いっていうわけじゃないんですけど、そのルーズリーフもやったらやりっぱなしになっていたり、すごくもったいないんですよね。なので、ルーズリーフよりもノートをオススメしています。
いずれにしても、良い道具を使って点数を取っていきましょう。
じゃあどんな道具を選んだらいいかというと…
問題集・参考書の選び方
このレクチャーでは、問題集・参考書の選び方についてお話ししたいと思います。
『勉強するのに揃えておきたい3つのグッズ』とは、問題集・ノート・参考書の3つでしたね。
問題集の選び方
まず、問題集の選び方からお話しします。
問題集を選ぶときなんですけど、そもそもの話として、定期テストで70点が目標だったら学校の問題集で十分です。なぜなら、学校の問題集の9割ぐらいは基礎とか応用レベルの問題なんですね。で、残りの1割がハイレベルといわれる実践的な入試問題に出てくるような問題で構成されているんです。
ってことは、基礎とか応用レベルの問題をしっかり取りきれれば、定期テストで70点は十分に到達するんですね。80点とか90点までは学校の問題集を使えば絶対に大丈夫です。95点以上を目指すってなると、ちょっと学校の問題集では物足りない。ハイレベルな問題ばっかりが載った問題集がいるんですけど、そうじゃなかったら学校の問題集で十分ですね。
でも、「学校の問題集がちょっと使いにくいな」とか「解説が詳しくないな」といった問題もありますよね。あるいは、問題集は直接書き込んで提出するから、繰り返し復習できないとか。そういう場合には別の問題集を使ったほうが効率的ですよね。
で、どんなふうに選んだらいいのかというと、ポイントは3つ。1つ目、まずは1冊に絞りましょう。何冊もやる必要はないですね。1冊に絞ってそれをしっかりと仕上げれば大丈夫です。
2つ目が、詳しい解説のほうがいいですね。解説があまり充実していないと、なぜその答えになるのか?って疑問を解決できないんですね。で、答えをそのまま覚えても、テストで同じ問題は出てこないので、意味がありません。だから解説が詳しくて「あーなるほど!なんでそうなるのか分かったよ」ってなるぐらい詳しい解説が載っている問題集がオススメです。
最後に、これがけっこう大事なんですけど、ステップバイステップの問題集を選んでください。ステップバイステップっていうのは、レベルがちょっとずつ上がっていくような、そんな構成の問題集のことなんですね。
例えば、ステップ1では超基礎的な問題や語句の確認をします。それが終わったら、ステップ2で基礎的な問題、最後にステップ3で応用的な問題というように、一歩一歩階段を上っていくようにレベルが上がっていくような内容の問題集を選んでください。そうすると、勉強がスムーズに進んでいくのでオススメです。
おすすめ問題集
次に、「おすすめ問題集」を何個か挙げておきます。
まずステップバイステップになってるものとして以下の問題集があって、これらをお勧めしているんです。
一つが『教科書トレーニング』(新興出版社)ですね。科目がいっぱいあるんですけど、教科書会社や学年によって異なるので、買うときには注意してください。
もう一つは『教科書ワーク』(文理)。これも教科書会社とか学年によって分かれているので注意して買ってください。
この2つの問題集はいずれもステップバイステップ形式になっているので、これらを使うことで勉強をスムーズに進められると思います。
参考書の選び方
続いて、参考書の選び方ですが、参考書は詳しすぎないものを選んでください。
参考書っていうと、開いたときに文字がめっちゃあったりとか、すごく詳しい解説が載ってるものもあるんですね。でも、正直そこまでは必要ないです。
95点以上を目指したいとか、高校受験するときに上位5%に入りたいとかってなってくると、詳しい解説があったほうがいい場合もあるんです。でも、定期テストのレベルの場合にはそこまで詳しい参考書でなくても十分に対応できます。
なので、実際に本屋さんに行ってもらって、自分の読みやすいものを選んでください。オススメなのは写真とか絵がたくさん載っているものですね。
おすすめ参考書
では「おすすめの参考書」を紹介しておきます。
これは1冊に絞っています。『中学ニューコース参考書』(学研プラス)です。
出版社のHPで内容を一部見られるようになってるので、どんな構成なのか見てみて「大丈夫そうだなー」って思ったら、ぜひこれを選んでみてください。
問題集を中心に勉強しよう
このレクチャーでは、問題集を中心に勉強しましょう、というお話をします。
いつも始まりは問題集
なんでいつも問題集から勉強を始めてほしいのかって言うと、こんな理由があります。大きく分けて3つですね。
1つ目は「時間の節約ができる」から。問題集には、教科書の内容が全部詰まっているわけじゃないですよね。大事なところだけが問題になっていますよね。つまり、テストに出やすいところだけが載っているわけですね。
教科書を一から読んでいると、細すぎる内容も全部載っているので、どうしても時間が足りなくなっちゃうんですよね。なので、問題集を中心に勉強することで時間を節約できるから、問題集を使ってやりましょう!っていうのが1つ目の理由です。
2つ目は「内容が濃い」からですね。さっきの理由と一緒なんですけど、教科書の内容が詰まっているのが問題集ですよね。ということは、問題集だけをやっとおけば、テストで出やすいところをカバーできるわけです。すごくラッキーですよね。「テストに出やすいところが問題集に詰まっている。じゃあ問題集をやりましょう!」と、こういうことですね。
3つ目は「バツがすぐに発見できる」からです。これまでずっとお話ししてますけど、勉強っていうのは“できない”を“できる”に変えることでしたよね。その勉強の第一歩はバツを発見することです。自分ができないところを発見するのが第一歩なんです。で、問題集を解いたら一瞬でバツが発見できるじゃないですか。だから問題集から勉強始めてください!ということです。
ただし例外があります
例外は何かって言うと、正答率6割を基準にして問題集をやるかどうかを決めてほしいんですね。問題集をまず1ページ解いてみて、正答率6割が取れる場合、そのまま問題集を続けてください。間違い直しをして、バツをマルに変えていく作業を続けてください。
一方で問題集をやってみたんだけども、「全然解けない…」「全然分からない…」「このままいったら6割も取れない…」っていうときには、先に基本を押さえたほうがいいんですね。
例えば、サッカーでドリブルができないのに試合に出たところで活躍できないですよね?まず先に基本を押さえてから、実践的な問題に取り掛かりましょう!ということです。
で、その基準が6割です。6割取れなかったら、まだ基本をやったほうがいい、サッカーで言ったらドリブルの練習をしたほうがいいよ!っていうことです。
では、どうやって基本を押さえるのかっていうのを、次のレクチャーで説明したいと思います。
正答率が6割以下の場合はまずこれをやろう①
『正答率が6割以下の場合はまずこれをやろう①』ということで、さきほどのレクチャーの続きをします。
基本からやり直しましょう
基本からやり直すのはなんでかって言うと、基本がないっていうのはピースの足りないパズルをやってるのと一緒なんですね。なので、まずは材料を揃えるのが先なんです。
ピースの足りないパズルを完成させようと思っても、いつまで経っても完成しないですよね?それって時間の無駄になっちゃうじゃないですか。ピースが足りないなら、まず揃えましょう!っていうことです。
詳しい人に習う
勉強においてピースを揃えるのはどういうことかって言うと、もう1回授業を受けてください。基本からやり直す場合には、もう一回、先生に習ったほうが早いです。
先生はもうすでにそのパズルを知ってるんですね。パズルを完成させた姿を知っていて、すでに組み立てたことがあるわけです。そういう人に習ったほうがいいですよね?
例えば、「カレー作りをします」っていうときに、カレーを知らない人に習っても、どうやって作るのかも分からないし、そもそもカレーってなんなの?って状態になっちゃいますよね。じゃあ習っても意味ないですよね。なので、習うときにはすでに知っている人に習うのが一番早いんですね。
でも、習うって言っても学校の先生に「もう1回授業してください」っていうわけにはいかないですよね?
そこでオススメなのが無料の動画教材なんですね。インターネット上には無料の動画教材があるんですね。もちろん有料のものもあります。例えば「スタディサプリ」とか「スマイルゼミ」とか、色々とあるんですけど、まずは無料のほうが入りやすいと思うので、そちらを先に紹介しますね。
で、何がおすすめかと言うと塾チャンネルっていうサイトがあります。
「塾チャンネル」では、科目や学年ごとに解説動画を載せてくれています。すごいです、正直。このサイトを使って分からないところを探して、動画を見る。こうして基礎を固めてしまいましょう。
マイケル・ジョーダンをご存じですか?
「バスケの神様」って言われるくらい相当すごい選手です。そのマイケル・ジョーダンが「新しいことにぶつかっても、基本を身につけていたので、すべてを理解することができた」と言ってるんですね。基本の大事さが分かると思います。まずは基本からやり直していきましょう。
正答率が6割以下の場合はまずこれをやろう②
さっきのレクチャーでは、問題集の正答率が6割以下だったり、テストで6割取れないなって思ったら、まず先に動画を見ましょう!っていう話をしましたね。で、動画を見た後に何をするのか?というと、すぐに問題を解いてください。
すぐに問題を解く
動画を見て、ほったらかしていたらダメなんですね。動画を見たらすぐ問題を解くようにしてください。習ったことを身につけるために、その場ですぐに問題を解く。
習うっていうのはインプットですよね。アウトプットっていうのは、実際にやってみることですね。で、そのインプットしたことはすぐにアウトプットしないと忘れちゃうんですね。
例えば、あなたがテニス部だったとします。でも、テニスのサーブがなかなか入らないから、誰かに習おうと思ったとします。で、サーブはこうやって打つんだよ、って教えてもらったとします。そのときに教えてもらったことをすぐやらなかったら、忘れちゃうと思いませんか?
教えてもらったのに、「分かりました!ありがとうございます。明日、練習します!」とか言ってたら、怒られますよね?「なんで今やんないの?」って。
で、「なんで今やんないの?」って言われるのは、やっぱり今やらないと忘れちゃうからですよね。今習ったことはその場ですぐやる。勉強も一緒です。習ったことは、その場ですぐに問題を解いてください。解説の動画を視聴したら、すぐに問題を解き始めてください。これがポイントです。
学校の問題集(ワーク)のメリット・デメリット
テスト勉強をする場合は、基本的に学校の問題集を使えば良いという話をしましたが、学校の問題集(ワーク)にはメリットとデメリットがあるので知っておいてください。
メリット
こんなことってないですか?テストが終わって問題集を見てみたら、「うわ!めっちゃ同じの出てるやん」みたいな。「前もってワークやっておけばよかった…」みたいなことってないですか?
定期テストの問題はワークから出ることが多いです。数学で言ったら、数字が変わってたりだとか、全く同じ問題は出ないにしても同じ解き方の問題が出たりだとか、そういうことがけっこうあります。
なので、学校のワークをしっかり仕上げていれば定期テストの点が取りやすくなる、というメリットがあります。
それから2つ目に、問題集の内容が「ステップバイステップになっている」こと。これは問題集の選び方のところでもお話ししたんですけど、ステップバイステップになっている、つまり一つひとつ階段を上っていくような構成になっている問題集を使いましょう!って言ったと思います。
で、学校の問題集はだいたいそんなふうになってます。これが2つ目のメリットですね。
3つ目は、「分からないところを人に聞きやすい」ということです。学校ではみんな同じ問題集を持っていますよね?なので、分からないところを友達に「ちょっと教えてよ」って聞きやすいんですよね。で、分かんないところをそのままほっといたら、絶対に解けるようにならないじゃないですか。分からないところはそのまま放置しちゃダメなので、人に聞きやすい環境にあるっていうのは大事なんです。
みんな同じ問題集を持っているから友達に「ちょっと教えてよ」って聞きやすい、これが3つ目のメリットです。
デメリット
反対に、デメリットとしてはいろんな制約が多いことですね。
例えば、問題集に直接書き込まなければならないとか、答えをくれない先生がいたりとか、テスト前日までに提出するとか。
特に、直接書き込まなければならないことのデメリットは大きいです。なんでかって言うと、2周3周できないからです。1回やっただけで完璧になる、こんなことは絶対にないんですよ。直接書き込んで提出ってなっちゃうと1回しかできないですよね?これがすごく大きなデメリットです。
ほかには、テストの1週間前とかに提出しないといけない、そういう場合もありますよね?そうすると、1週間前の一番勉強したいときに問題集が使えない。これ、すごい痛いですよね?なので、こういったデメリットがあるのが学校の問題集です。
で、このあたりのメリットデメリットを踏まえたうえで、学校の問題集をどんなふうに使っていったらいいのか、これを次のレクチャーでお話ししたいと思います。
1科目70点取るための学校の問題集(ワーク)の使い方
このレクチャーでは『1科目70点取るための学校の問題集(ワーク)の使い方』についてお話しします。
コピーして使う
学校の問題集(ワーク)は、基本的にコピーして使ってください。
さっき、学校の問題集のデメリットを挙げましたが、覚えていますか?「直接書き込まなければならない」というデメリットがありましたよね?直接書き込んじゃうとなんでダメなのか?
これは繰り返しできないからです。
でも、コピーすれば繰り返しできますよね?テスト範囲のところだけをコピーしましょう。で、コピーしたものは2回目以降で使います。1回目は問題集に直接書き込んじゃっていいです。で、直接書き込んじゃえば提出物として出せるじゃないですか。だから直接書き込んで、提出物をまず先に完成しちゃう。
で、2回目以降はそのコピーを見てノートに解いてください。
補足なんですけど、1回目に問題集を解いたらバツが出ますね?で、そのバツをそのコピーのほうにも移しておいてください。例えば、1番、3番、5番を間違えちゃった。バツが出た。そしたらコピーの方の1番、3番、5番にもバツを打っといてください。
なんでそうすべきか分かりますか?バツのところが繰り返しできるからですね。バツのところを繰り返しやることが大事だって話を、以前のレクチャーでしたと思うんですけど、もしコピーにバツを打たずにやると、もう1回最初からバツを見つけるところからやらないといけないんですね。
もう1回全部解いて、自分のできないところを発見することからやり直しをしないといけなくなっちゃうんですね。そうすると、時間がさらにかかっちゃうじゃないですか?無駄ですよね。1回すでにやっているんだから、そのバツを活用すればいいということで、2回目以降はコピーを見てやるんですけど、そのコピーにはバツをすでに打ってある状態からスタートしてください。
ハイレベル問題は飛ばす
100点を取りたいなら、ハイレベル問題をやってください。
でも、70点が目標だったらハイレベル問題はやる必要がないです。80点でも一緒ですね。目標が80点まではハイレベル問題はいったん取り組まなくてもいいです。
提出物なので、ハイレベル問題もやるだけやって答え合わせまではしないといけないですけど、そこをしっかり取り組む必要はないです。そこまで取り組んじゃうと時間がなくなっちゃうので、いったん飛ばしてください。で、ハイレベル問題以外をしっかりと仕上げきるようにしましょう。
ハイレベル問題のタイトル例なんですけど、こんな感じのタイトルがついてます。「ハイレベル問題」とか「実力養成問題」とか「C問題」とか。こういうのは飛ばしてもいいですよ、っていうことです。
おわりに
これにてテスト勉強の準備編はおしまい。
次からいよいよ”できない”を”できる”に変える手順について解説します。
まず最初は”できない”を見つけることからスタートしてください。勉強でできないを発見する詳しい方法については次の記事で解説しますね。
