できない原因を「4タイプ」に分けて突き止める

原因を突き止めたら半分解決したようなもの

このレクチャーでは『原因を突き止めたら半分解決したようなもの』ということについてお話ししたいと思います。

【復習】できない→できるに変える3ステップ

一つ前の記事では、ステップ1の「できないところを見つける」ということについてお話ししたと思います。ここでは、ステップ2「できない原因を突き止める」のやり方について詳しく説明していきます。

まずは、このできない原因を突き止めるっていうことについて大雑把に話しておきたいんですけど、ここは「なんでできないのか?その原因を探る」っていう作業ですね。

仮にバツが1個出たとします。そのバツに対して、もう一人の自分が見るんですね。

「なんでできないんだろう?」

「その原因ってなんだろう?」

これがステップ2です。バツの原因を突き止めると、その解決策も見えてきます。ここからが勉強の本番になるわけですね。

例えば、歯が痛いとします。「なんか歯が痛いなあ。なんでだろう?」と思って鏡を見ますね。で、鏡を見たら「歯に穴が空いてる、これ虫歯だ!」

これで原因を突き止めましたよね?

原因を突き止めたら解決したようなものじゃないですか。あとは歯医者に行くだけです。歯医者に行って「治してください」ってお願いするだけですよね。

勉強も一緒なんですね。原因が見つかったら解決策もすぐ見つかるので、この記事でしっかりと原因の見つけ方を勉強してください。原因の見つけ方が分かると、解決策も自然と見えてくるようになります。

能力に原因を見出しちゃダメ

できない原因を突き止めるには、『能力に原因を見出しちゃダメ』なんです。

能力に原因を見出すとは?

「バツの原因を突き止める」って言うと、「そのバツが出たのは僕の頭が悪いからです」と自分の能力に原因を見出す人がたまにいるんですね。それはやっちゃだめです。

能力に原因を見出すってどういうことかちょっと考えてみたいと思うんですけど、例えば友達とプールに行ったとします。穴の空いた浮き輪がありますよね?プールに行って、「よし、いまからプールに入るぞ!まず浮き輪を膨らませよう」と言って、浮き輪を膨らませますね?で、浮き輪に一生懸命息を吹き込んでいるのに、なかなか膨らんでこない。

「なんでパンパンにならないんだろう?」

と思って浮き輪をよく見たら、穴が空いてるんですね。「うわっ、どうしよう。浮き輪に穴が空いてる。どうしよう、どうしよう…」ってなりますね。でも、どうしようもなくないですか?浮き輪自体に穴が空いていたら、どうしようもないんですよ。もう浮き輪は諦めるしかないですよね?

何が言いたいかって言うと、能力に原因を見出してしまうと、もう解決策がないんです。頭が悪い、覚えが悪いとか、自分の能力に原因を見出してしまうと、解決策が見つからなくなっちゃうんですね。本当はあるはずの解決策も見つからなくなっちゃうんです。だから能力に原因を見出してはいけません。

そもそもあなたの頭は悪くない

二つの有名な実験を紹介したいと思います。

一つ目が「エビングハウスの忘却曲線」。聞いたことある人もいるかもしれないですね。この実験についてはこの後のレクチャーで詳しくやるので、ここでは詳しくはお話ししないんですけど、結論だけ言ってしまうと、忘れるスピードに個人差はないっていうことを証明した実験です。

人は忘れるスピードに個人差がないんですね。A君はすぐ忘れるけどB君は全然忘れない、ってことはないんです。忘れるスピードに個人差はないということは、エビングハウスさんが実験で証明してくれているんです。

二つ目が、ミラーの「マジカルナンバー7」っていう実験なんですけど、この実験は一度に覚えられる量はだいたい7個ですよ、っていう実験なんですね。Aくんは一気に20個も覚えられるけど、B君は2個しか覚えられない、こんなことはないみたいです。

誰でも一度に覚えられる量は7個ぐらいって分かったんですね。つまり、一度に覚えられる量と忘れるスピードはみんな同じなんです。頭が良い悪いってないんですね。

一見すると解決策がなさそうに思えることも、必ず解決策はあるんですね。能力に原因を見出してしまうと、解決策が見つからなくなっちゃうんです。でも、本当は解決策ってあるんですね。

浮き輪のことを思い出してみてください。浮き輪自体をどうすることもできないけど、目的は浮き輪を使ってプールに入りたいんですよね?じゃあ別の浮き輪を買ってこればいいんですよ。

自分の能力に原因を見出してしまうと、本当は解決策があるのに見えなくなっちゃうので、絶対にできない原因を自分の能力に見出さないでください。

できない原因は4タイプに分けられる

このレクチャーでは、『できない原因は4タイプに分けられる』というお話をします。

いまから「できない原因の突き止め方」を詳しくやっていくんですけど、そのできない原因は4タイプに分けられるんですね。このタイプ分けができるようになると、その解決策もすぐ見つけられるようになります。

原因によって解決策が違うので、まずはこの4タイプにできない原因を分ける、その分け方を身につけることが大事です。ここからの4タイプ分けっていうのはすごく大事な内容なので、しっかり集中してください。

まず大きく分けると2つ

まず、大きく分けると2つあります。4タイプあるんですけど、その4タイプを大きく二つに分けます。大きく二つに分けると、「知らない」っていうことと「分からない」っていうことですね。

「知らない」っていうのは暗記ですね。知らないからできないんですね。覚えていないからできない。

例えば、「1603年に江戸幕府を開いたのは誰ですか?」

知らなかったら答えられないですね。答えは徳川家康なんですけど、知らなかったら答えられない。それが一つ目のできない原因です。

「知っている」「分かっている」と「できる」は違う

それから二つ目、「なぜそうなるか分からない」。一言で言うと理解できていないってことですね。

例えば、英語で「三単現のS」ってありますね?その「三単現のS」はなんで付けるのか分からなかったら答えられませんね。なんで付けるのか分からなかったら、どこに「S」を付けたらいいか分からないので、当然正解になりません。これが、二つ目の「なぜそうなるか分からない」っていうできない原因です。

「知らない」または「分からない」。だから「できない」だけなんです。

まず大きくタイプを分けると、この二つになります。

じゃあ「知っていたらできるのか?」と言うと、これもまた違うんですね。「知っている」「分かっている」から「できる」って思うじゃないですか。知っていたらできるじゃん!、分かっていたらできるじゃん!って思うかもしれないんですけど、それもまた違うんですね。

「知っている」「分かっている」けど「できない」こともあります。知っていたり分かっていたりすることと、実際に「できる」ということは別なんです。

例えば部活でも、野球だったらイチロー選手のように打とうと思って、こうやったらイチローのように打てるっていうのは理解できますよね?頭では理解できますよね?こうやったら大谷選手みたいに速いボールが投げられる。理解できますよね?

でも、それが実際にできるかって言われたらできないですね。知っていたり分かっていたりしても「できない」ことってあるんですね。

“できない”を“できる”に変えるのが勉強ってこれまでお話ししてきたと思うんですけど、この“できない”と“できる”の間にもう一つあります。実は“できる”の一歩手前があるんですね。それが何かって言うと、

知っているけどできない

分かっているけどできない

です。

この二つをさっきの二つと合わせます。すると、できない原因の4タイプに分けられるんですね。タイプ1が「知らない」、タイプ2が「分からない」、なんでそうなるか分からないってやつですね。タイプ3が「知っているけどできない」、タイプ4が「分かっているけどできない」。この4タイプにできない原因が分けられます。

この4タイプそれぞれに解決策があるので、まずはこのできない原因を4タイプに分けられるようになりましょう。ミスを見て、「このミスはどのタイプなんだろう?」って、自分でミスのタイプを判断できるようになりましょう。ここがまず、正しい勉強の仕方を身につけていくための最初の関門になります。この4タイプを、次のレクチャーから詳しく見ていきたいと思います。

4つの「できない」原因 タイプ1の例

4つの「できない」原因のうち、まずは『タイプ1の例』を見ていきます。

タイプ1「知らない」

タイプ1は「知らない」ですね。

例えば、こんな問題があったとします。

この( )には「使います」という意味の単語が入りますね。ちょっと考えてみてください。この答えはなんですかね?

答えは「use」ですね 。

でも「使う」って英語でなんて言うか知らなかったら答えられないですよね?こんなふうに単語を知らないとか、この表現を知らないっていうのはタイプ1に当たります。

二つ目の例です。

これは、さっきもお話ししたので答えは分かっていると思うんですけど、「徳川家康」ですね。

この徳川家康を知らなかったら答えられない。だからできない、バツになる。知らないっていうのが原因になってます。

三つ目の例です。

もう似たような感じになるので、だいたいこのタイプは分かると思うんですけど、「A〜Dの名称を答えなさい」という問題があったとします。

Aは「接眼レンズ」って知っていますね。だから答えられますね。でも、Bは何か分からない。じゃあ答えられないですね。 Bの名前を知らなかったら答えられない。これが、できない原因のタイプ1「知らない」っていうことになります。

4つの「できない」原因 タイプ2の例

続いて、4つの「できない」原因の『タイプ2の例』を見ていきましょう。

タイプ2「なぜそうなるか分からない」

タイプ2は「なぜそうなるか分からない」ですね。「なんでその答えになるの?わけ分かんない」っていうのがタイプ2ですね。

早速タイプ2の例を見ていきましょう。こんな問題があったとします。

「I have(  )apple.」なので、この(  )には「an」が入りますね。なんで「an」になるかって言うと、後ろの単語「apple」の頭文字が母音になっているので、その後ろの単語が母音の場合は「a」じゃなくて「an」になるんですね。

でもそれが分からなかったら、「なんで『an』になるの?なんで『a』じゃだめなの?」ってなりますよね?

こういうことってないですか?

なんでその答えになるの?わけ分わかんないんだけど・・・

中学生

これがタイプ2です。

はい、次の例を見ていきましょう。

「xについての方程式7x+5=6x+4aの解が3であるとき、aの値を求めなさい」

これを解いていくと「a=2」になるんですね。xについての方程式を理解して解けば「a=2」になるんだなっていうことは分かると思うんですけど、でもその解き方が分からなくて、「計算すれば『a=2』になるのは分かるんだけど、なんで『a=2』になるの?どうやって解いたらそうなるの?わけ分かんない」みたいなこと、ありますよね。そういうときは、タイプ2の例だと思ってください。

続いて三つ目の例にいきます。

問題を見てみます。

「Aのレンズの倍率を10倍、Bのレンズの倍率を40倍にした場合、この顕微鏡の倍率は何倍になりますか?」

答えは、400倍になります。「なんで400倍になるの?どういうからくり?全然分かんないんだけど」と、こんなふうに思うことってありますよね?これがタイプ2です。

こうやって三つの例を見てみると、「あるある!」って感じると思うんですね。そうやって思ったあなたはラッキーです。なんでかって言うと、その解決策があるからですね。それをどうやって解決していけばいいのかっていうのが後のレクチャーであるので、それを見て解決策を身につけてください。

4つの「できない」原因 タイプ3の例

4つの「できない」原因の『タイプ3の例』について見ていきたいと思います。

タイプ3「知っているけどできない」

タイプ3は「知っているけどできない」でしたね。「知っているけどできない」こういうこともあるんですね。知っていたらできそうなもんですけど、でも知っていてもできないこともあります。

どういう例か見ていきましょう。一つ目の例です。

問題は、さっきのタイプ1のときに出したのと一緒です。( )のところには「use」が入ります。

で、この女の子のセリフ見てほしいんですけど、「使うって何だっけ?習ったのに!えーと、絶対に習ったのになんだっけ?」こういうときですね。

知っているんですよ。頭の中はやったことを覚えているんです。でも、それを思い出せない。これがタイプ3のできない原因です。

二つ目の例です。

これも問題は一緒ですね。「1603年に江戸幕府を開いたのは誰ですか?」答えは「徳川家康」ですね。

この男の子、知っているんですね。「えっと、徳川なんだったっけ?いえ…家光だっけ?吉宗だっけ?なんだっけ?」みたいな。こういうときが、知っているけどできないっていうパターンですね。写真も見たことあるし、絶対に知っているけど思い出せない。これが「知っているけどできない」のパターンです。

最後、これも同じですね。「Cって何だっけ⁈」と。Aは接眼レンズって分かっているし、なんとかレンズってのも分かっているんだけど思い出せない。

キーワードは「思い出せない」ですね。ありますよね?絶対やったのに思い出せないっていうことないですか?勉強したことがある。でも、なんだったか思い出せない。これがタイプ3です。知っているけど思い出せないっていうときはタイプ3だと思ってください。

4つの「できない」原因 タイプ4の例

4つの「できない」原因の最後、『タイプ4の例』について見ていきたいと思います。

タイプ4「分かっているけどできない」

「分かっているけどできない」ことってありますよね?ついついミスしちゃうんだよなー、っていうのがこのタイプ4です。

早速、例を見ていきましょう。一つ目の例です。

問題はタイプ2のときと一緒ですね。この( )の部分には「an」が入りますね。でも、この女の子は「a」って書いたんですね。でも分かっているんですよ。

「なんでこんなミスしたんだろう?母音で始まる名詞の単数形の場合は『an』て分かっていたのに『a』って書いちゃった。私、何やってんだろう…」

こんなことってありますよね?これがタイプ4の場合です。

続いて、二つ目の例を見ていきましょう。

問題は一緒です。この男の子、やり方は分かっていたんですね。でも答えが違っていた、つまり計算ミスをしちゃったんですよ。この問題の解き方なんですけど、 「x」のところに「3」を代入したら解けるんですね。

男の子はこれを知っていたんです。「x」のところに「3」を代入して計算したんですよ。でも、答えが「2」にならなかった。本当は「2」になるはずなんだけど、どこかで間違えちゃって「2」にならなかった。「解き方は分かってるのになあ。やり方は合ってるのになあ…でもバツになっちゃう」こういうことってありませんか?これがタイプ4です。

はい、最後の三つ目です。

問題「Aのレンズの倍率を10倍、Cのレンズの倍率を40倍にした場合、この顕微鏡の倍率は何倍になりますか?」この答えは400倍になります。

どうやって計算するかって言うと、Aのレンズは接眼レンズって言うんですけど、この接眼レンズの倍率の10倍かけるCの対物レンズの40倍をかけます。すると「10×40=400」になりますね?顕微鏡の倍率を出すときには、接眼レンズの10倍かける対物レンズの40倍をすれば出ます。

この男の子は、そのやり方を知っていたんですね。でも、いざ問題を解いたときに、なぜか自分でも分からないんだけど足し算して計算しちゃった。「10+40=50倍」って書いちゃったんですね。

「やっちゃった!ケアレスミスだ。やり方は分かってたのになあ、なんでミスをしちゃうんだろう?」こういうことってありますよね?これがタイプ4です。

「できない原因」のタイプ分けまとめ

これまで、4つの「できない」原因のタイプ1からタイプ4までを順番に見てきました。どれも自分が過去にやったことあると思います。「こんなミス、1回もしたことがない」そんな人は多分いないと思います。どれも1回はみんなやったことあると思うんですね。

今後、問題集をやってバツが出たときには、いつもこのタイプ1からタイプ4までのどれに当てはまるのかを考えるようにしてください。いつも考える癖をつけてください。それができるようになると、この後でお話しする解決策も自動的にできるようになってきます。タイプ分けができたら、つまりできない原因のタイプが自分で分かったら、その解決策も自動的に分かるようになってきます

実際に点数が取れている人っていうのは、こういうタイプ分けが自然にできているんですね。だから点数が取れるわけです。

これはタイプ1だとかタイプ3だとか、これは私が勝手に名づけただけなので、そんな意識はしていないんですけど、でも意識しなくても自動的に「こういうタイプのときはこうやって解決しよう」って分かっているんですね。だがら点数が取れる。

で、自動的にそう考えられるようになるには、まず練習が必要です。自動的にできるようになるために、いつもタイプ分けを考えてください。本当に重要なので、しつこいぐらい繰り返して言うんですけど、絶対にタイプ分けをしてください。

それができるようになったら自然に正しい勉強の仕方も身についてくるので、必ずいつも自分がどのタイプのミスをしてしまっているのか考える癖をつけてください。

もう一人の自分が原因を突き止める

このレクチャーでは『もう一人の自分が原因を突き止める』というお話をします。

この記事では、『できない原因を突き止める』っていうテーマでお話ししています。そのできない原因を突き止めるときのコツなんですけど、「もう一人の自分が原因を突き止める」というのが正しく原因を突き止めるコツです。

客観的に見るクセをつけよう

こういうことってありませんか?動画で自分の声を聞いたり、写真に写る自分を見たら、「これ、本当に私⁉︎」とか「この写真に写ってる人は誰⁉︎ え、これって本当に私なの?ほんとに嫌なんだけど…」って思うことありますよね?

こんなことを言うと変ですけど、自分は二人いるんですね。自分から見た自分人から見た自分。だいたいの人は、意識しないと自分から見た自分しか見えてないわけですよ。そうすると、できない原因っていうのも見えにくくなっちゃうわけです。

もう一人の自分が「できない原因」を突き止める

もう一人の自分から見れば、「できない原因」が見つけやすくなります。どうしても自分から見た自分っていうのは自分に甘いんですよね。なので、もう一人の自分から「君、ここができない原因だよ」ってズバっと分析して言ってもらうわけです。そうしたら正しくミスの原因が判断できますよね?

自分をより客観的に眺めれば、もっとほかに心配すべきことがあるのではないかと思うようになるはずです

これはアインシュタインの言葉です。自分を客観的に見てください。もう一人の自分が客観的に見る、もう一人の自分ができない原因を突き止める、そうやってやれば「できない原因」がしっかりと突き止められるようになります。

原因を突き止めない悪い例をいくつか紹介します

原因突き止めるのってすごく大事ですよね?でも、その突き止め方が悪い場合があるので、先にその悪い例をいくつか紹介したいと思います。

習ってないからしょうがない

まず一つ目は「習ってないからしょうがない

「できない原因はなんですか?」→「習ってないからです」

確かにそうなんですよね。でも、しょうがないっていうのは原因を突き止めたことになりませんね?確かに習ってないものはしょうがないんですよ。じゃあ「習ってないならどうするの?」っていうことなんですね。

しょうがないの後ろに本当の原因があります。それを突き止めましょう!っていうことですね。

いつもミスしちゃうんだよなぁ

二つ目は「いつもミスしちゃうんだよなぁ」。これも原因を突き止めたことにならないですね。いつもミスしちゃうには原因があるわけです。

「できない原因なんですか?」→「いつもミスしちゃうんです」

これじゃあダメなんですが、「なんでいつもミスしちゃうんだろう?」って考えてほしいんですね。もう一人の自分から見るわけです。そしたら、「君あれだよ、分かっているけどできないんだよ」と原因を突き止められます。

いつもミスしちゃうその背後に本当の原因があります。そこまで深く突き止めていきましょう。

次は気をつけよう

最後は「次は気をつけよう」です。

「次は気をつけよう」ってすごく聞こえがいいですよね?でも、「次は気をつけよう」では何も解決していないんですね。「じゃあ、次は気をつけようって言うけど、何に気をつけたらいいんですか?」ってところまで突き詰めてください。

何に気をつけたらいいか?については、そもそも何が原因でミスしたのかによって決まります。「次は気をつけよう」では何も解決しない。最後までしっかりと本当の原因を突き止めていくようにしてください。

できない原因は必ずあります

最終的には、タイプ1からタイプ4のいずれかのミスに当てはまりますので、この4つに当てはまるように「できない原因」を見つけてください。

問題をよく読んでいないのはスタートラインにも立てない

このレクチャーでは、『問題をよく読んでいないのはスタートラインにも立てない』っていうお話をします。これはミスのタイプ分けをする以前の問題ですよ、という厳しいお話です。

スタートする前に失格

なぜこんな話をするかって言うと、この記事のテーマは「できない原因を突き止める」ことでしたね?ミスが出たときに、できない原因を探りますよね?

でも、よくよく原因を探ってみたら実は、「問題をよく読んでいなかった」「問題の意味がよく分からなかった」っていう場合があるんですね。そういう場合はスタートラインにも立てずに失格です。できない原因を探っても意味がないんですね。それぐらい問題を読まないっていうのは、やっちゃダメなことなんです。

例えば「今日は何日だっけ?」ってあなたが尋ねたとしますね。そしたら友達からこうやって返ってきました。

友達「月曜日だよ」

あなた「何言ってんの⁉︎何日って聞いてるのに、曜日を答えられても…」

問題を正確に理解しないと、こんなことが起こるんですね。この友達は多分、何を尋ねられているか聞いていなかったんですね。で、適当に「月曜日だよ」って答えた。

あなたからすると、的外れな答えが返ってきていますよね。

問題を読まないのはこの友達と同じです。問題を読まないと、こんなことが起こっちゃうんです。

それから、問題の意味が分からないまま答えるのもNG。

例えば、友達から「明日さー、部活どう?」って聞かれたとします。「どう?」って言われても「どう答えたらいいの?」ってなりますよね?質問の意味が分からないと、何を答えたらいいか分からないんですね。こういったことと同じですね。問題の意味が分からないと、なんて答えたらいいのか分からないんです。

なのでまずは、問題をしっかり読みましょう。問題で何を聞かれているのか把握してから、問題を解くようにしましょう。じゃないと、いくら原因を探っても意味がないんですね。聞かれていることがそもそも違っていたり、分からなかったりしたら、もう原因の探りようがないんです。

ってことで、まずはしっかり問題を読みましょう。読まないとスタートラインにも立てません。

問題読まないのは致命的

例えばなんですけど、ポケモンをやってたとします。で、ヒトカゲが出てきますよね。ヒトカゲのタイプは「ほのお」ですね。ポケモンは、このタイプによって強い弱いが決まっていますね。あの「ほのお」タイプは「くさ」タイプに強くて、「くさ」タイプは「みず」タイプに強い。「みず」タイプは「ほのお」タイプに強い、みたいな感じで決まっていますね。

例えば、ヒトカゲが出てきたとします。そしたら何を出しますか?当然「みず」タイプのゼニガメを出しますよね。「ヒトカゲが出てきた!じゃあ『みず』タイプを出そう」ってなりますね。これ、敵が分かるから対策ができるんですね。

じゃあ、仮にヒトカゲが現れたってよく読んでいなくて、何かが現れたみたいな感じになったとしますね。「敵が出てきたけど何か分からない。どうしよう…やばいな。とりあえずフシギダネを出しとけ!」と言ってフシギダネを出したとしますよね。どうなりますか?思いっきりやられちゃいますね。

「あいついい敵だったなあ。良かったなあ」って思わないですね?「いや、自分が『くさ』タイプを出したのが悪いんでしょ!」ってなりますよね。敵が分からないっていうのはこういうことです。問題をよく読んで、まず敵をよく知りましょう。

敵を知り、己を知れば、百戦危うからず

中国の春秋戦国時代(紀元前500年ごろ)の孫子っていう武将の言葉です。『孫子の兵法』っていうのが有名なんですけど、戦の仕方を指南しているような内容の本なんですね。そこに書かれているのが、「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」。敵を知って、自分を知れば、戦をいくらやっても危なくないですよ、って言ってるんです。

で、その一番が敵を知ることなんです。テストにおける敵ってなんですか?問題ですよね。問題をまずよく読みましょう。まずよく読んでから、自分を知る。自分の解き方、どうやって解いたらいいんだろうかって考えるんですね。敵を知る前に、「これ、どうやって解いたらいいんだろう?」って問題をよく読まずにやったら的外れな答えになっちゃいます。

ということで、「できない」原因の4つのタイプのほかに、問題をよく読んでないっていうできない原因はあるんですけど、これはもうスタートラインには立てていないので、問題はよく読みましょう!ということです。

まとめ

最後にもう一度おさらいしておきます。

できない原因は次の4タイプに分けられます。

  1. 知らない
  2. 分からない
  3. 知っているけどできない
  4. 分かっているけどできない

このタイプ分けができるようになれば、自然にそのタイプに応じた解決策も見えてきます。

その解決策を実行すれば「できないをできるに変える」ことができますので、当然点数も上がってきます。

その一歩目として、まずはミスのタイプ分けをマスターしておいてくださいね。

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